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初めての手術【ノーフォークテリア】Webデザイナー雪丸崇一さん愛犬バズと暮らす鎌倉生活

初めての手術【ノーフォークテリア】Webデザイナー雪丸崇一さん愛犬バズと暮らす鎌倉生活

記事:雪丸崇一

Yukimaru

Profile:Web制作会社を経て、現在フリーでWebサイト制作からフライヤーや名刺などDTPの制作をしている、犬とスイーツとダンスが好きなおじさん。 趣味でたまに踊ったり。 2021年より拠点を東京から鎌倉へ移す。

初めての手術

初めての手術【ノーフォークテリア】Webデザイナー雪丸崇一さん愛犬バズと暮らす鎌倉生活

タイトルの通り、齢9歳にしてバズ、初めての手術を行う。
と言うのも以前から血尿が出ており、診断の結果膀胱にいくつかの細かい結石ができている事が判明した。
加えて、今すぐどうこうと言う話しでは無いが前立腺の腫れも少し気になるので今後の事も考えて尿結石の手術と同時に去勢もしていましましょう。と言うことになった。

出来るだけありのまま生きて欲しいと言う思いもあって、これまで去勢はしていなかったのだが、繁殖の予定もなければ健康の為と思い今回去勢もすることに決めた。
まぁ去勢するもしないも結局は飼い主のエゴなのかもしれないのだが。

それから手術の日を迎える前日、術後は抜糸するまでの1週間ほどは安静にとのことだったので、しばらく長い散歩は出来ないと思い近所のビーチへ。
これがマズかった。

初めての手術【ノーフォークテリア】Webデザイナー雪丸崇一さん愛犬バズと暮らす鎌倉生活

手術当日

いつものようにバズを背負って自転車で動物病院へ向かう。
今回は2泊3日のお泊まり手術だ。
家にバズが2日も居ないのはいつ振りだろう?

病院にバズを預けて帰宅早々、病院から電話が鳴る。
どうやら手術前の血液検査で肝臓の数値が異常値を示していたようで、この数値では流石に手術は難しい、との連絡だった。

「前日に何か食べさせましたか?」と聞かれたのだが、通常のご飯以外に思い当たる節がな……い…?
あ… れ… ?
そう言えば… 海で… あいつ……
何かパクパクしてた!

そう。前日に散歩で連れて行ったビーチで、浜に打ち上げられていた海藻をパクパクしていたんだよ。もれなく砂と一緒に。
ほぼ原因はそれだ。
塩分過剰摂取よ。

結局その日は手術をすることが出来なくなり、再度バズを引き取りに病院へ自転車を走らせる。

手術を1週間ズラすことになり、今度はヘマしないようビーチへの散歩は避けて1週間後、リベンジの手術当日を無事に迎える。
今度は2度手間にならないように、血液検査で無事に手術が行えることを確認してから帰路に着く。

初めての手術【ノーフォークテリア】Webデザイナー雪丸崇一さん愛犬バズと暮らす鎌倉生活

離れ離れの夜

夕方には無事に手術完了の電話連絡を受け、一先ずホッと胸を撫で下ろす。
そこから丸一日、カテーテルを入れた状態で入院となるらしい。カテーテルを抜いて血尿などが出ないことを無事に確認して退院となる予定だ。

久し振りに離れ離れの夜。

正直なところ、ずっとだと寂しいが、たまにのこんな夜は少しばかり気分転換になる。
(こんなことを言うと愛犬家のみなさまに石を投げられてしまうかもしれない…)

2日後、バズお迎えの日。

病院では手術中の様子や症状を実際の映像を見ながら丁寧に説明してもらった。
決して安くは無い手術代… 納得のいく丁寧な説明は有り難い。
自分自身は未だ尿結石にはなったことはないのだが、本当に石コロだった。
庭に落ちてそうな小さな黒い砂利のようなものだった。小さくへばり付いていたために中々取れなかったようだが、膀胱を傷付けないよう水流で押し流すように取り除いたらしい。

今回去勢もしたので、取り除いた睾丸を「見ますか?」と尋ねられたのだが…。
さすがにちょっとグロいよな…見たいような…見たく無いような…

いやいや……と思いながら、ちゃっかり見せてもらった。
こう言うものは滅多に見られるものでは無いと思い、好奇心の方が優ってしまった。

子供の頃に去勢していたらもっとミニサイズな感じなのだろうが、なかなかの大人になってからの去勢だったのでサイズ感が…。
金魚2匹。
と言う第一印象であった。

水色の水着

抜糸まで約1週間とのことで傷口を舐めないように、恐らく術後のケア用に作られたであろうっぽい専用の服を着て、齢9歳にして玉無しとなったバズは、特段変わった様子も無く登場した。

自分では絶対に買わないであろう水色のカラーリングとまるでスクール水着を連想させるようなシルエットが笑える。
恐らく出血とかが認識できるように、そのカラーリングなのであろう。(水色に血の赤色は映えるし。と言う勝手な推測)

初めての手術【ノーフォークテリア】Webデザイナー雪丸崇一さん愛犬バズと暮らす鎌倉生活

抜糸をするまでしばらくの間は、これを着ての生活だ。
散歩も普段なら1時間ほどかけているところを、外でトイレを済ませる程度の15分程にセーブ。
桜の咲くシーズンなので、普段なら桜の咲いているスポットまで散歩しているのだが、さすがにそこまでの距離はまだ歩けないので今年は果たして桜をちゃんと見ることが出来るかどうか…。

大人しく過ごす事1週間。
いよいよ抜糸の日。

傷口が開く事もなく、無事に抜糸できたので以降は普段通りの生活に戻って良いとの事。
めでたく通常運転モードとなった。

桜の咲いているスポットへの散歩も行く事が叶って、ギリギリ散る前に今年もバズと一緒に桜を見る事が出来て良かった。

地獄のなんちゃらも金次第

今回手術にかかった費用はおおよそ、17万円…。
なかなかである。
更に前後の検査や、経過観察時の診療費、外耳炎の治療費なども含めると、年間で総額20〜30万くらいは余裕でかかっていると思う。
なかなかである。

想定外に保険適用外のものもあったりするので、加入している保険を過信してはいけない。
全額自費で支払う覚悟と用意は必要である。

これまでかなりの健康優良児であったバズでさえ、シニアの域に入ると、ちょっとしたことでこのくらいの治療費は掛かってくるのである。
お金は湯水のように溶けて流れ出て行く…。

しかも恐ろしいことに、尿結石、体質によっては再発し易かったりもするらしく、早い子だと3ヶ月くらいでまた結石が出来てしまったりするそうな…。
とは言え、年齢的にもそう何度も麻酔かけて腹を切るわけにもいかないので、こればかりは判断と選択が難しいところである。

やらないよりはマシ。と言う事でフードを変えたりフードの水分量を増やしたり、出来ることをやっていきましょう。と言うところに今は落ち着いている。

ペットを飼うと言うことは、何にも代え難いものがあると同時に、経済状況もリアルな問題としてのし掛かってくるので、少し大袈裟かもしれないが、本当に人1人養うと思うくらいの覚悟と財力があった方が良いと改めて感じた。
大袈裟なくらいでちょうど良い余裕が生まれるのだと思う。

そうしてまた私はこのバズに出来るだけ不自由無く生きてもらうために、馬車馬の如くいそいそと労働に励む日々が始まるのである。

宝くじ、当たらんかな…。

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