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イタリアン・グレーハウンドがなりやすい病気や怪我【ストレス多い】

イタリアン・グレーハウンドがなりやすい病気や怪我【ストレス多い】

イタリアン・グレーハウンドは病気よりもとにかく怪我に注意です。
動き回って走り回ってばかりいるので、ちょっとした事で挫いてしまったり骨折してしまう事があります。

なりやすい病気①骨折

小型犬の中でもトップスピードを誇る、イタリアン・グレーハウンドは、とにかく走る事とジャンプが得意。
人間の腰の高さぐらいなら悠々と小さい体で飛び越してしまう程の跳力を持っています。

家の中でも外でも動き回っていたいタイプなので、その細い足を痛めてしまう事もしばしばあります。
もし骨折してしまった場合は、応急処置としてギプス、もしくは手術、抜歯となります。

本来の手術は直接足に骨を支えるプレートを入れるのですが、イタリアン・グレーハウンドの体の構造は他の犬とは違い細いため、手術の難易度が高くなりどの病院でも受け入れてもらえるわけではありません。

経験のある病院を探す必要があり、それもまた大変です。
だいたい、治癒の状況にもよりますが完治までは1ヶ月から半年ぐらいかかると見ておいてよいでしょう。

骨折してしまうケースとしては日常で起きる事が多く、抱っこしていて飛び出してしまった、ソファーから飛び降りた、ジャンプを失敗した、クレートやゲージに足が挟まった、などがあります。

対処方法:骨折させないようにするには

骨折の治療には長い期間がかかりますので、しばらく動けない期間があるという事です。
常に動いていたいイタリアン・グレーハウンドにはとてもストレスでしょう。
なるべく事前に事故が起きないように配慮してあげましょう。
注意する点としては

  1. ソファーや椅子に登らないように教える
  2. 長い時間かけ散歩をするようにし家では極力走らせない
  3. 床に滑り止めのマットを敷く
  4. 自由にさせるときは目の届く範囲で放す
  5. 危ないものは室内から排除する(足を挟みやすい策など)

などです。

なりやすい病気②脱毛症

体のところどころの毛が抜けてしまう病気です。
この病気は遺伝的なものが強いと考えられています。

ブルーと呼ばれる毛色をした犬種に多く発症し、ブルータン(ブルー以外の色も混ざっている)の場合はブルーの部分の毛だけが脱毛してしまいます。

発症時期は4ヶ月から3歳と若い時期に見られ、発症した部分に毛が生えても、その毛はもろくすぐに折れてしまいます。

有効な治療法がなかなかないのですが、保湿やメラトニンの内服で症状が良くなる事があります。
他にはダニや、乾燥など、外部の刺激から守るようにし、症状が軽快するのを待ちます。

この脱毛症の場合は、カビやダニによるものではないため、犬はかゆみなどがなく、無症状です。

なりやすい病気③ストレスに弱い犬種 消化器官

イタリアン・グレーハウンドは神経質で、臆病すぎる気質を持っています。

生活の変化に適応できず、吐き戻してしまう、食欲がなくなる、軟便をするようになる、など消化器系に症状が出る事があります。

怒りすぎてしまったのか、エサを変えたのか、生活環境が変わるような事があったのか、原因を探り、取り除いてあげるようにしましょう。

犬は人間よりも吐き戻しやすい体の構造をしているので、吐いたからといって慌てる必要はありませんが、中にはアレルギーや内臓が原因の吐き戻しもあります。

若い犬の場合は、誤飲も考えられますので吐き戻した内容物を観察し、異物が混入していないか確認するようにしましょう。

なりやすい病気④歯周病

イタリアン・グレーハウンドは他の犬種と比べると、歯周病になるリスクが高い言われています。
歯周病とは歯についた食べかすなどが歯石になり、そこから出た細菌が原因で、歯肉が腫れたり、口臭が臭くなってしまう病気です。

成犬したほとんどの犬が持っていると言われていますが、ひどい場合は歯の周りが炎症を起こします。
その炎症がどんどん進行し、顎や鼻など口周りの皮膚を溶かしていってしまうのです。

歯周病の傷が原因で、菌に2次感染し、別の病気にかかってしまう事もあります。

対処方法:歯周病の予防には毎日の歯磨き

小さい頃から、口の中を触る事ができるように練習しておきましょう。
毎食ごとでなくてもいいので1日に1回、歯磨きをする事をおすすめします。
犬の歯磨き用グッズは多く販売されているので、飼い主がやりやすい道具を使って口の中を綺麗に保つようにしてあげましょう。
犬の歯磨き用グッズは

  1. 指に巻く拭き取りガーゼ
  2. 犬用歯ブラシ
  3. 味や匂いのする歯磨き粉

などが売られています。

歯の汚れは時間が経つと歯石と呼ばれる、硬い黄色味をおびた汚れになります。
この歯石が1度ついてしまうと、硬く歯に張り付いてしまいなかなか取れません。

歯石が軽い場合であれば、病院で削って取る事もできますが、犬が嫌がるようでは行えません。
ひどい場合は全身麻酔をし、スケーリング(歯石除去)を行う事ができますが、全身麻酔は犬にとってとてもリスクを負うものです。

もちろんお金もかかってしまいます。

そうならないためにも、毎日の歯磨きのケアをするようにしましょう。

飼い主がキレイにしてあげていても、目で見てわからない部分が炎症を起こしている事もあります。
定期的に動物病院に行き、定期検査をしてもらうとなお、安心です。

また、歯磨きトレーニングなど、犬のしつけ教室に通う方法もあります。

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まとめ

イタリアン・グレーハウンドは足が早く、体力があり、運動する事がが大好きな犬種です。
細い体で走り回るので、ちょっとした事で骨折をしてしまう事があります。
障害物の少ない場所で走り回れるように工夫してあげましょう。
また、顎が小さく歯も小さいので歯周病になりやすい犬種なのでこまめにケアしてあげましょう。