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ゴールデンレトリバーがなりやすい病気や怪我について

ゴールデンレトリバーがなりやすい病気や怪我について

家族の一員としても名高いゴールデンレトリバーに気をつけてあげたい病気や怪我についてご紹介していきます。
先天性のものもあり、防げないものもありますが、できるだけ長く一緒に生活していきたいですよね。
かかりやすい病気の中には、予防できるものもあるので、その方法もご紹介していきます。
病気は急にやってくるものです。飼い犬の体調不良は飼い主にしかわかりません。

なりやすい病気①先天的な関節異常

犬の成長において、発育不全を起こし足や腰を中心に異常を起こす股関節形成不全と呼ばれる病気です。
ゴールデンレトリバーは遺伝的にこの病気を発症しやすく、発症時期は幼犬である生後4ヶ月から12ヶ月ごろです。
腰をフラフラさせながら歩いていたり、すぐに立ち上がれない、激しい運動を嫌がる、など飼い主から見ても歩き方や動きがおかしいのですぐに気がつきます。
また、狭い場所に小さい頃からずっと入れられており、散歩や運動が少なかった場合に、股関節や足に異常をきたす場合があります。
成長段階での栄養状態や、生活環境によっても現れる可能性がある症状です。

なりやすい病気②皮膚炎や皮膚病

ゴールデンレトリバーは皮膚病にもかかりやすい犬種です。
皮膚病や皮膚炎は人間の花粉症と同じようにアレルギーの受け皿がいっぱいになってしまいあふれ出した瞬間、症状として現れるものです。
元々弱い犬もいますが、大人になってから急に発症する犬もいます。
特にゴールデンレトリバーの場合は、かゆみが強く出ることが多いため、掻きむしってしまいさらに症状を悪化させてしまう事がありますので注意しましょう。
アレルギーの原因ともなる食べ物や、植物などを取り除き、内服やシャンプーなどで治療を進めていきます。
犬のフードにも色々なレベルがあり、アレルギー源をカットしたフードなども発売されていますので、様子を見ながら品質の良いフードを食べさせるのも良いでしょう。
人間の食べ物などを与えると犬には刺激が強すぎるものもあるので、安易に与えないようにしましょう。

なりやすい病気③悪性腫瘍

ゴールデンレトリバーは悪性腫瘍や、悪性リンパ腫など、癌になりやすい犬種です。
人間と同じく、発見しにくい病気なので体調が悪くなったり、リンパが腫れたりしこりが見つかるなど、容体が悪化してから気づく事が多い病気です。
癌は早期発見、早期治療が大事な病気なので、犬の体をくまなく触っても犬が嫌がらないようなしつけをしておく事をおすすめします。
また、この病気は治療期間が長く、医療費もかかる大変な病気です。
ペット保険に入っておけば補助金が給付されますので、念の為に加入しておいても損はありません。

ゴールデンレトリバーがなりやすいガンの種類

大体は7歳以降の、老年期と呼ばれるシニア期に病状が現れますが、若い時期にもガンは発症します。
特にゴールデンレトリバーは腫瘍ができやすい犬種です。何かおかしいと感じたらすぐにかかりつけの獣医に診断を仰ぐようにしましょう。

骨肉腫

大型犬に発症する事が多く、四肢のしこりや腫れが見られます。
若年期にも発症する事もあるので注意しましょう。
症状が現れてから一気に進行し、他の臓器にも転移、痛みが強く、治療法としては発症した部位を切断するという外科手術が有効です。

肥満細胞腫

名前にある肥満とは、太っているという事とは無関係で皮膚ガンの一種です。
体にイボやしこりのようなものができ、大きさや硬さも千差万別で、悪性腫瘍と判断しづらい病気です。
悪性度のグレードは1から3まであり、グレードが高くなると、抗がん剤治療や、放射線治療も必要になります。

なりやすい病気④胃捻転

これも大型犬に多い症状で、立った時に胸が下に膨らむような体型をしている犬種に多く見られます。
名前の通り、胃が捻れてしまう病気です。

他の臓器や、血管も一緒に捻れてしまうためすぐに治療をしないと死に至るケースもあります。
胃が食事や水、空気などで急に大きくなった後に激しい運動をした結果、胃が捻れてしまったというものです。

根本的な原因は解明されていませんが、胃の中に食事や大量の水が残っている状態での運動は危険だという事がわかっています。

食事後すぐの激しい運動や早食いを予防しましょう

食事後すぐの激しい運動や早食いを予防しましょう

ゴールデンレトリバーは早食い、食いしん坊、そして胃捻転になりやすい体型をしているため、様子を見てあげる必要があります。

早食いは犬の体にとても負担をかけますので、早食い防止のフードボウルで食べさせる方法や、早食いで吐いてしまったりする犬には、フードを少量ずつ与え、回数を分けて与える必要があります。

食事の後は、激しい運動を避け、サークルの中で休ませるようにしましょう。

なりやすい病気⑤若年性白内障

白内障は歳をとってからかかるものだと思いがちですが、若年性と呼ばれる5歳前後に起きる白内障も存在します。

若年性に関しては遺伝が強いと考えられています。
目が白く濁ってしまい、悪化してしまうと視力を失ってしまう可能性があります。

この病気も早期発見が大事です。
治療は点眼と手術があり、初期であれば点眼のみで完治する事もあります。

まとめ

ゴールデンレトリバーは遺伝的な疾患を多く持つ犬種です。
そのため、予防法が難しいのですが、知識として持っていれば何かあった時にすぐ対応してあげる事ができます。
早期発見、早期治療が必要なものが多いので、日々、犬の健康を気にかけてあげるようにしましょう。