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ミニチュアダックスフンドの主な病気|犬の寿命を延ばす方法

ミニチュアダックスフンドの主な病気|犬の寿命を延ばす方法

ここではミニチュアダックスフンドがかかりやすい病気や、いわゆる「健康寿命」を延ばすための対策などについて解説します。比較的病気にかかりにくく平均寿命も長い犬種ですが、だからこそ気を付けなくてはならないこともあります。大切なワンちゃんと楽しく過ごせるように、ぜひ最後までご覧ください。

ミニチュアダックスフンドの平均寿命は?|病気ナシなら長生きする犬です

そもそもミニチュアダックスフンドは平均してどれくらい生きるのでしょうか。

比較的寿命が長い犬種です。
平均寿命は13~16才程度だと言われています。
ちなみにこれを人間の寿命に置き換えて考えると、65~80才くらいという事になります。

18歳くらいまで病気にならず、そのまま老衰でこの世を去る場合も少なくありません。

また、今のところ21才まで生きたミニチュアダックスフンドが「最高齢」です。
動物医療が進歩していますし、ドッグフードの質も良くなってきていますから、この先さらにミニチュアダックスフンドの平均寿命がのびる事もあるかもしれませんね。

犬・ミニチュアダックスフンドの寿命を延ばすために気を付けるべき病気は?

では、犬、特にミニチュアダックスフンドの寿命を縮めてしまう病気としてどんなものがあるのでしょうか。
主なものを紹介します。

椎間板ヘルニア

ミニチュアダックスフンドは足が短く、動画長い犬種です。
そのため、3才くらいからは椎間板ヘルニアに気を付けなければなりません。
健康診断をこまめに受けてレントゲン撮影もして、早めに異常を見つけ出せるようにしましょう。

軽度の椎間板ヘルニアであれば、内科療法で改善できる場合が多いです。
医者の指示に従いつつ、犬を安静にさせてあげましょう。

しかし、椎間板ヘルニアが重いものであるケースでは、外科手術でないと対応できない可能性もあります。

また、椎間板ヘルニアを放置していると下半身が動かなくなって(動きにくくなって)、歩きにくくなる場合もあるので、そのときは一刻も早く獣医さんに診てもらいましょう。

PRA(進行性網膜萎縮)

ミニチュアダックスフンドは遺伝的な理由で、「PRA(進行性網膜萎縮)」という眼の病気にかかる場合があります。

基本的に長生きするミニチュアダックスフンドですが、この病気には若い段階でかかるケースが多いです。
そして、最後には視力を完全に失う可能性が高いので、定期的に検査を受けることを心掛けてください。

「進行性網膜萎縮」が犬の寿命に直接的な影響を与えるケースは少ないとされていますが、眼が見えない(見えにくい)ことによるストレスで寿命が縮まってしまってもおかしくありません。

アレルギー性皮膚炎

どんな犬でも「食べ物のアレルギーによる皮膚炎」に見舞われる恐れがありますが、ダックスフンドはその中でも比較的発症リスクが高い犬種です。

色々な食べ物がアレルゲン(アレルギーの原因)になり得ますが、ダックスフンドの場合は特に「牛肉」などが原因になりやすいので覚えておきましょう。

愛犬がかゆそうにしているのであれば、すぐに獣医さんに診てもらいましょう。
基本的には「アレルゲンを突き止めること」をしつつ、該当する食品を与えないようにしていくことになります。

歯周病

歯周病自体が寿命に影響を与える可能性は低いです。
しかし、シニア犬と言える段階になってから歯周病がエスカレートすると、歯周病菌の影響で別の病気にかかる恐れがあります。

ですから、子犬のときから毎日丁寧に歯を磨いてあげましょう。
「ダックスフンドは構造的に奥歯を磨きにくい」と言えるので、特に気を付けてくださいね。

運動不足

病気とは違いますが、運動不足もダックスフンドの寿命を縮める原因になり得ます。

運動不足に陥ると→ストレスが溜まって→たくさん吠えて→心臓への負荷が強くなって→寿命が短くなる恐れがあります。

意外かもしれませんが、ダックスフンドは比較的多く吠える犬種ですので注意しましょう。

ミニチュアダックスフンドが老齢になったら?|病気を避けて犬の寿命を延ばそう

ミニチュアダックスフンドは大きな病気にならずに、徐々に衰えていくことも多いです。

  1. 食が細くなる
  2. 冷え性になる
  3. 耳が遠くなる
  4. 歩きにくくなる

などのことが考えられるので、焦らずに「これも当然のこと」と考えて対処しましょう。

部屋を暖かくするのも大事ですし、
「ビックリさせないように、視界に入って軽く合図してから抱っこする」などの工夫も必要です。
また、ウェットフードを使ったりドックフードをふやかしたりする事も場合によってはしていきましょう。

シニア犬になってからも「お散歩」で長生きさせよう

たとえミニチュアダックスフンドが視力を失ったとしても、カートに乗せるなどしてお散歩に連れていきましょう。
「外の世界のニオイ」を嗅がせることが良い刺激になって、寿命をさらに延ばすことができるかもしれません。

また、歩くことが難しくなってきたら、ハーネスなどを使って助けてみましょう。

「老化してきたから、過保護になる」のが一番よくないことです。

まとめ

ミニチュアダックスフンドの寿命や病気などについてでした。「定期的に検査を受ける」「何か異変があればすぐに動物病院に行く」などのことを心掛けて、愛犬の「健康寿命」を延ばしましょう。とはいえ、「永遠に健康でいる」ものでもありません。ある程度覚悟しつつ、その都度適切な世話をしてあげましょう。