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犬にキシリトールを与えてはいけない?!

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人間の虫歯予防に効果的なキシリトールですが、実は犬とっては有害だということをご存知でしょうか?キシリトールは、犬に与えてはいけない物質であると発表があったのが、平成18年のことですから、ご存知ない方がいてもおかしくありません。それまでは、犬用デンタルガムにもキシリトールが配合されている商品が多数販売されていました。キシリトールは、なぜ犬に与えてはいけないのでしょうか?キシリトールが犬に与える影響について、ご紹介します。

キシリトールとは?

キシリトールは、キシロースから合成される糖アルコールの一種で、天然の代用甘味料として知られています。特に、北欧では多様されています。砂糖と比較するとカロリーは75%程度で清涼感があり後味がすっきりしているのも特徴です。

キシリトールの効果

キシリトールは、他の糖質と比較すると糖の吸収がゆっくり行われます。よって、糖尿病患者の砂糖の代用品として使用されています。糖の吸収がゆっくり行われると、血糖値が急激に上昇することを防ぐという効果が得られます。
キシリトールは、歯垢と虫歯菌を減少させる効果があり、虫歯を抑制する効果が認められています。そのメカニズムは、唾液の分泌を刺激することによって口内のカルシウム量を高めて、歯のエナメル質の脱灰の抑制と再石灰化を促すことによって、虫歯の発生を防ぐというものです。
ペット業界でも、犬用のおやつやデンタルケア用ガムなどに、キシリトール配合の製品を販売していました。しかし、その後の研究によって、犬にキシリトールを与えると、中毒を起こすということが正式に発表されたのです。

キシリトールが犬に及ぼす影響

人が摂取すると、糖の吸収速度を弱める効果があるキシリトールは、犬が摂取すると全く違う作用をします。ブドウ糖を摂取した場合の約6倍のインスリンを放出してしまうのです。必要以上のインスリンは、極端に血糖値を下げてしまい、低血糖状態にさせてしまいます。低血糖になった犬は、ぐったりとして元気がなくなってしまい、痙攣を起こす可能性もあります。人間は、砂糖などを食べて血糖値を短い時間で上げることが可能ですが、犬が砂糖を食べても短時間で血糖値を上げることは出来ません。犬が低血糖になってしまった場合には、ブドウ糖の点滴が必要です。
愛犬が低血糖になっていても、飼い主さんが気づくのは少し難しいため、「ちょっと元気がないだけかな?」と思って放置してしまうと、危険な状態になる可能性があります。

注意

現在でも、犬用ガムの中にはキシリトールが入っているものが販売されています。犬用ガムを購入する場合には、必ず確認しましょう。
キシリトール配合のミントガムが家にあるという方もいらっしゃるでしょう。ミントを含むキシリトールガムは要注意です。キシリトールは、ミントと一緒に接種すると、ミントがキシリトールの分解と放出を促進させてしまい、30分以内に犬の体内に吸収されてしまいます。低血糖の症状が早くでるケースが多いのです。誤飲を防ぐためにも、犬の届かない場所に保管するようにしましょう。

まとめ
キシリトールが犬に与える影響について、ご紹介しました。キシリトールは、犬にとって有害なのですが、現在でもキシリトール配合のガムが販売されています。大事な愛犬を守るためにも、購入前に成分を調べるようにしましょう。