ドッグホテル 日中預かり 1000円 03-6240-0787

犬も人間のように風邪をひくの?インフルエンザにかかるの?

犬も人間のように風邪をひくの?インフルエンザにかかるの?

冬になると、毎年インフルエンザなどの感染症が気になります。
手洗いうがいを徹底し、人が多い場所ではマスクを着用するなど、予防に努めている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ところで、犬は風邪をひいたりインフルエンザにかかったりするのでしょうか?
人間の風邪が犬にうつることはあるのでしょうか?

犬のくしゃみや咳は風邪の症状?

愛犬が、くしゃみや咳をしたり、だるそうにしている事があると風邪かな?と心配になりますよね。
実は、犬の病気の種類に「風邪」という物はありません。

なぜなら、犬は体内でビタミンを生成することが出来るため、風邪をひくことはないのです。
しかし、人間が風邪を引いた時と同じように、咳やくしゃみ、鼻水や発熱などの症状が見られることがあります。

風邪とは異なるのですが、犬には風邪に似た症状が出る病気があるのです。

風邪に似た症状が出る犬の病気

ケンネルコフ

ケンネルコフは、呼吸器疾患で非常に伝染力が高いという特徴があります。
症状は、ガチョウの鳴き声のような空咳が出て、喉につかえた何かを取り除くかのように、吐き出そうとする事があります。

食欲がなく、元気がなくなったり、発熱やくしゃみ、鼻水や鼻づまりなど、まさに人間の風邪と同じような症状も現れます。

ケンネルコフは、感染後、すぐに症状が出るのではなく4日から10日後に症状が現れます。
伝染力が高いため、ドッグショーやドッグランなど多数の犬が集まる場所で、多く発症します。

ケンネルコフの厄介なところは、発症している犬と直接接触していなくても、感染する可能性があるという点です。

例えば、ケンネルコフに感染している犬の唾液がついているおもちゃを使ったり、水やフードが入っている容器を使うと、感染してしまいます。

特に冬は、空気が乾燥しているため、空気中にウイルスが浮遊しやすくなります。
また、寒さから免疫力が低下してウイルス感染しやすくなるので、冬は特に体調管理をしっかりと行いましょう。

ケンネルコフは人間にも感染するの?

ケンネルコフは人間には感染しません。
犬と人間では、ウイルスの受容体が異なります。
犬が感染した病気のウイルスが人間に感染することも、人間の風邪が犬にうつることもないので、ご安心下さい。

犬もインフルエンザにかかるの?

なんと、犬もインフルエンザにかかったという報告があります。
日本ではまだ報告はありませんが、海外では犬だけでなく猫もインフルエンザが流行した年がありました。

2004年にアメリカのフロリダ州のジャクソンビルドッグレース場で、馬インフルエンザウイルスの犬への感染が発生しました。

その後、アメリカ各地で犬のインフルエンザが報告され、流行が確認されました。
症状は、突然の発熱や咳、呼吸促拍や出血性の鼻漏などがありました。

インフルエンザに感染した犬のほとんどは治癒しましたが、出血性肺炎で死亡した個体もいました。
この報告以前は、犬や猫などはインフルエンザウイルスに感染しない動物種だと考えられていました。

その後、H5N1亜型の鳥インフルエンザウイルスの宿主域の拡大が危惧されるようになりました。
参考資料:日本獣医師会 会報 nichiju.lin.gr.jp/mag/05907/06_5a.htm

他にも、中国や韓国において、H3N2型インフルエンザの犬への感染が報告されましたが、日本での報告はありませんでした。

インフルエンザウイルスについて

インフルエンザウイルスは、HやNなどのアルファベットで、型を表しています。
ウイルス表面に付いているたんぱく質を表しており、Hはヘマグルニチン、Nはロイノミニダーゼです。

Hは16種類、Nは9種類あり、インフルエンザには144種類もの亜型があり、全て性質が異なる為、ワクチンの開発が大変困難なのです。

インフルエンザウィルスの大きさは、わずか80-120nm(1nmは1mmの1/100)の大きさしかありません。
目に見える大きさではないので、完全に防ぐことは大変難しいと言えます。

日本でのインフルエンザの感染源は、野鳥である場合があるため、鳥が多くいる場所での散歩や野鳥と遊ばせたり、鳥のフンを舐めさせる事は、インフルエンザに感染する確率を上げてしまいます。

犬のインフルエンザ予防のためには、鳥との接触は避けましょう。

インフルエンザの人と犬との感染について

インフルエンザは人から犬へ、または犬から人への感染の可能性はあるのでしょうか?
犬のインフルエンザが、人に感染したという報告はありません。

人間と犬では、ウイルスの受容体が異なるため、病気のウイルスが人から犬へ、犬から人へ感染の可能性は極めて低いと、獣医師会の会報に記載されています。

2004年にフロリダ州で流行したH3N8亜型のインフルエンザも、馬と犬への感染はみられましたが、人間への感染の例はありませんでした。

インフルエンザに限らず、人から犬へ、犬から人へのウイルス感染の可能性は極めて低いと言えます。

まとめ

犬が風邪をひくことはありませんが、風邪に似た症状が出る感染症があることをご紹介しました。
犬もインフルエンザに感染することがありますが、日本においてはいまだ報告がありません。
しかし、海外ではインフルエンザが犬に流行した年がありました。
ただ、人間から犬へ、犬から人間への感染の可能性は低いと言えます。
犬に風邪のような症状が見られた場合には、動物病院を受診しましょう。