先日外出している際に、急に頭が痛くなりしばらくしたら左手が痺れ始める。と言うような出来事があった。
その時は倒れることもなく意識もあり、しばらくしたら頭痛は治ったのだが、手の痺れが引くのに1時間ほど掛かったので、なかなかに焦った。結局大事には至らなかったのだが、これまでにない状況に少々肝を冷やした出来事だった。
記事:雪丸崇一
Yukimaru
振り返ると、かつて自分の母親もちょうど今の自分と同じ年くらいの頃に、くも膜下出血で病院に運ばれたことを思い出した。
幸いにも後遺症が残ることもなく退院できたのだが、自分もそう言う歳になったのか。と言うのと同時に、遺伝と言う可能性も馬鹿にはできないなと思い、近々脳ドッグでも受けに行くか。と考えるようになった。
私が今倒れたら・・・
1人暮らしでペットを飼っている人は考えたことはないだろうか?
私が今倒れたらこの子はどうなるんだろうか…。
外出先で事故に遭って、家に帰れない状況になったらどうしよう…。
自分の意識がある内はまだ良い。意識が無い場合は…。
私は割と常日頃からそう言ったことを考えずにはいられない性分なので、出来るだけそれらの不安を解消するための策を練るようにしている。
以前こちらでも書いた「自動給餌器」もその一つだ。
万が一、1日2日、家に帰ることが出来なかったとしても、食べ物さえ自動で出てくれればバズは生きていける。
排泄物は….。こればかりはしょうがない。1日2日なら排泄物の量もまだ許容範囲であろう。
問題はそれ以上の帰宅困難日数になった場合だ。
3日、4日となってくると流石に排泄物も大変なことになってくるし、季節が夏だった場合は更に深刻だ。
それだけの日数帰宅困難と言うことは、つまり私の意識が無いことが予想される。
意識さえあれば、友人に連絡するなりして家に行ってもらうことが出来るが、意識が無いとそうはいかない。
意識が無いと言うことはだ、状況によっては私がワンコを自宅で飼っていることを知っている人が周りに居ない可能性だって大いにある。
むしろ赤の他人しか居ない状況だった場合、私がワンコを飼っているなんて知らなくて当然なわけだ。
それはマズい。バズが人知れず死んでしまう…。
ペットを飼う多くの飼い主がきっと思うことだろう。
自分のことはどうでもいいので、どうかこの子を助けてあげてください。。。と。
ではどうやってそれを周りに知ってもらえば良いのか?気付いてもらえるのか?だ。
自宅に居るワンコを保護して!
良い方法は無いかずっと模索し続けていた。
最近までは「Emergency Card」(エマージェンシーカード)なるカードサイズの紙を印刷して、財布の中に入れていた。
紙には「自宅で犬を飼っていること」「犬の緊急連絡先」「犬の名前、年齢」など最低限必要な事項を記載していた。
ただこれも、普通の紙を財布に入れていただけなので、だいぶ劣化してそろそろ作り直すか、他の案を何か考えなければと思っていたところだった。
本来であれば今の時代、デジタル的な何かが一番理想ではある。
今時Apple Watchは緊急時には自動で119発信してくれるし、最近は健康管理のアプリもある。そこにワンコの情報も付帯できないものかと考えたりもした。
考えたりもしたが、緊急時に赤の他人がご丁寧にそんなニッチなアプリをわざわざ開いて見てくれるか?
いや、そもそも携帯にはロックがかかっていて見ることすら叶わない。
こう言ったシーンでのデジタル化は少し時期尚早なようだ。(何か良いツールを発明するニーズがあるのでは?とビジネスチャンスを感じる…。)
さて、そうなると、より確実で分かりやすいのは、やはり身元を確認するために免許証などと一緒に物理的にカード類を持たせるこれまでと同じアナログ的な手法が一番良さそうである。
ではカードが簡単に劣化しないようにもう少し凝ったものにしよう。
仕事でプラスチック素材の名刺を作ったこともあったので、それなんかは最適かもしれないと思った。水濡れOKだ。簡単にはヘタらない。
しかし、ロット数の問題で却下となった。名刺となると最低50〜100枚は印刷することになる。
そんなには要らない…。
あっても2〜3枚で良いのだ。
その数枚をプラスティック素材で印刷してくれるところはそうそう無い。
色々考えあぐねていたところ、「キーホルダー」と言う選択肢が出てきた。
キーホルダーと言っても、Emargencyカードとして文字情報を入れなければいけないので、それに最適な材質…。
職業柄、こういったことを調べるのは好きだ。
推し活グッズに最適♡
調べていく内に、面白そうなサービスを見つけた。
「アクリルキーホルダー・アクリルスタンド」
「推し活のツールに!」
ふむふむ。なるほど、そう言えば最近、推しメン、推しキャラのアクリルスタンドなるものはよく見かける。
水にも強いし割れる可能性はあっても、普通に使用する分にはそうそう劣化はしなさそうである。
今回見つけたサービスは、1枚のアクリル板に好きなデザインを入れ込んで、それをカット&プリント加工して発送してくれると言うもの。
全てスマホのアプリで完結できる「ACRY(アクリー)」と言うサービスだ。
しかも板のサイズで料金が変わるだけで、板の中に収まれば切り出すデザインを何個入れても価格は変わらないと言う凄さ。
基本は表面のプリントのみだが、オプションで裏面印刷も可能。
このオプションによって、私の作りたいものが作れると確信し、今回このサービスを使って作ってみることにした。
アプリで何でもできちゃう
アプリでARを使って事前に確認できる制作イメージがこちら。
なかなか可愛い。
今回はオプションでボールチェーンを選択したが、通常のキーホルダーのようなリングタイプも選択することができる。
オーダーから約1ヶ月かからないくらいで到着した実物がこちら。
ARのイメージと比べて見てもなかなか忠実に再現されている。
記載した情報は、発見者が困らない最低限の情報。
・犬の名前
・性別
・誕生日
・犬種
・去勢手術の有無
・かかりつけの動物病院名
・住んでる家の管理不動産の連絡先
住所などは免許証などがあることを想定して割愛。
普段持ち歩きたいものなので、出来るだけコンパクトなサイズになるように気を付けた。
とは言え、目立たなさ過ぎては意味がない。
出来るだけ真っ先にこれを見つけてもらわなければいけないのだ。
故に、適度なサイズ感と薄過ぎないアクリルの厚みは丁度良いかもしれない。
一番は健康であることなのだが、これで少しは不安の種が摘み取れただろうか。
単身者の飼い主はいざと言うときの対策を怠ってはいけない。
私が意識不明で倒れていた時には、どうかこのアクリル板の情報を元に自宅のバズを保護していただきたい。
そして、これは決してこのアプリのアフィリエイト記事でも回し者でもなんでもないこともちゃんと断っておく。(笑)