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夏に多い犬の皮膚炎の原因と予防法

夏に多い犬の皮膚病とは?原因、種類と予防法

夏に動物病院へ行くと、冬よりも混んでいると感じたことありませんか?もちろん、病院によっても異なりますし、時間帯や天候にも左右されます。ある動物病院が独自に統計をとったところ、やはり夏に混雑する傾向にあるという結果が出ました。受診理由として最も多かったのが「皮膚炎」です。
では、夏はなぜ皮膚炎になる犬が増えるのでしょうか?夏に皮膚炎が多くなる理由と予防法を合わせてご紹介します。

なぜ夏に皮膚炎が増えるの?

夏に犬の皮膚トラブルが多い原因は、「高温」と「多湿」です。日本の夏は高温多湿で細菌が繁殖するためには、とても良い環境になります。

犬の皮膚炎の原因のひとつが、細菌によるものです。
また、夏は紫外線が強くなり、紫外線も皮膚トラブルの原因になります。
具体的に、犬に多い皮膚病の原因と症状を見ていきましょう。

膿皮症

ブドウ球菌という細菌が感染することによっておこる皮膚病で、痒みを伴い、発熱する場合もあります。
背中やお腹、足の付け根や耳の裏などにニキビのような赤い発疹が出ます。感染の速度が速く、ひとつ出来てしまうと、身体のあちこちに増えてしまいます。痒みを伴うため、掻いてしまうとその傷口からさらに感染が広がるため、治療が長引くケースが多くみられます。

マラセチア性皮膚炎

マラセチア皮膚炎とは、犬の常在真菌のひとつであるマラセチアが、なんらかの原因によって異常増殖することによって引き起こされる皮膚炎です。脂漏性皮膚炎とも呼ばれています。
マラセチアは温度34度湿度95%以上になると、繁殖率が高くなります。他の細菌や微生物と一緒になり、マラセチアが増殖すると皮膚炎を引き起こします。
体のやわらかい部分に、脂っぽい分泌物や発疹がみられます。また体臭が強くなるなどの症状がみられます。

強い紫外線によるダメージ

5月くらいから夏にかけて、紫外線が非常に強くなります。過度に紫外線を浴びることによって、皮膚が乾燥してしまい、炎症をおこす危険があります。また、長時間紫外線を浴びることが白内障の原因になるとも言われています。

夏に多い皮膚炎の予防方法

夏の皮膚炎の大きな原因が「高温」と「多湿」による細菌の繁殖です。皮膚を清潔に保つことによって、細菌の繁殖を防ぐことが出来ます。
だからといって夏は皮膚炎を予防するために、スペシャルエステに行くなどの特別なことをする必要はありません。

・普段のブラッシングをより丁寧におこなう
・シャンプー後にしっかりと毛が渇いているのか?いつも以上に入念にチェックをする
・散歩の時に、直接紫外線を浴びる部分を少なくするように服を着せる
・ブラッシング時に皮膚の様子をよく観察する
・部屋の温度と湿度を管理する
・ストレスを溜めないようにする

など、簡単なことが皮膚炎を防ぐことに繋がります。

まとめ

愛犬が皮膚炎にかかってしまうと、痒がったりして見ていると辛くなってしまいますよね。
普段から犬の皮膚の様子を観察するようにして、出来るだけ清潔に保つようにしましょう。
また、犬の皮膚炎は慢性化することが多いのですが、早期発見することが治療を長引かせないポイントです。