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おすすめ【犬のドキュメンタリー映画】『1万匹の犬を救った奇跡の家』: あらすじ

おすすめ【犬のドキュメンタリー映画】『1万匹の犬を救った奇跡の家』: あらすじ

犬好きにおすすめしたい『1万匹の犬を救った奇跡の家』は、多くの犬種が登場するとある家でのドキュメンタリー映画です。保護施設(レスキュー)を運営しているロンとダニーのインタビューを通して海外の捨て犬や保養所の様子のリアルがわかるのも見どころ。厳しい現状や犬との生活における様々な出来事、可愛さあふれる犬の姿も注目ですよ。それではあらすじ・感想を紹介します。

 

1.『1万匹の犬を救った奇跡の家』あらすじ

おすすめ【犬のドキュメンタリー映画】『1万匹の犬を救った奇跡の家』: あらすじ

©️Docutainment films

ダニーとロンは安楽死させられる保健所の犬たちに会いに行き、保護施設(レスキュー)を運営していました。彼らは15年の間、施設の運営を続けており合計で1万匹の犬を里親の元に送ったのです。最初は十数匹だけを世話していましたが、ハリケーン「カトリーナ」をキッカケに多くの犬を保護するようになりました。2005年の夏にハリケーンに襲われた街は浸水し、そこにはペットの犬の姿が…犬たちが家で孤立しているニュースを見たダニーとロンは保護し始めるのです。

おすすめ【犬のドキュメンタリー映画】『1万匹の犬を救った奇跡の家』: あらすじ

©️Docutainment films

アメリカでは年間で400万匹が安楽死させられる中、ダニーとロンは保健所からその数匹を選んで連れ帰るのは心が痛むと言います。可愛くて人懐っこい犬は引き取り手があることから、人気が無さそうな犬種や病気・ケガの治療中の子を保護するようにしていました。悲しい目をした子を連れ帰り、施設に慣れるまで3週間かかる子もいます。70匹以上が暮らす家ではダニーとロンの居場所はほとんどなく、ベッドで夜寝る際も周りは犬に囲まれており、途中で起きようとすれば付いてきたり、朝は6時台に起こされます。

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それでもダニーとロンは犬たちを愛しており、スタッフと共に世話をしつつ里親を探す日々を送っていました。一方で、資金源は馬術を教えるときの利益や寄付のみ…運営するのには足りないため、融資を申し込むのです。そうした中でも、408平米に及ぶ家は環境を大切にし、犬たちのトイレ清掃や布の洗濯のために18回も洗濯機を回したりすることで犬臭くないのが特徴でした。里親候補で訪れた人はその環境に驚くと言います。

ダニーの馬術の教え子の大会には、里親探しのために犬を連れて行くことで有名でした。大会に訪れた人たちは犬に興味を持ってくれるのです。それでも、黒い犬は特徴が少ないためか里親が見つかりにくいことや、病を持った子の治療も大変だったりします。保健所には糸状症にかかった子もおり、里親が見つかりにくい場合でも予防と治療をするのです。片足が無い子や事故に遭って身体を悪くした子の世話も続けているのでした。

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ダニーは高血症大動脈を患い、次何かあったら命を落とすと言う中、ロンと共に引き続き保護施設を続けていきたいと言います。インタビューの最後にダニーとロンは自分たちの死後もこうして犬の命を救い続けて欲しいと語りました。名前は残さなくても良く、ペットを飼う人たちには過剰繁殖をさせないように注意し、お金のために繁殖させる人たちが減るとことを願うのでした。

2.『1万匹の犬を救った奇跡の家』見どころ・感想

・犬たちのリアルな過ごし方が見どころ

冒頭から多くの種類の犬がご飯を待っていて、一斉に食べ始めるというシーンがとてもキュート。ケージに入って寝たり、リビングを走り回ったりする中、ロンが来ると周りを付いて回ったりもするのです。芝生の庭に自由に行き来できるドアがあるので、外に出たら元気に駆け回り、ボールを投げて遊んでもらったりもしていましたね。また、子犬たちも多いため、チョコチョコと歩いたり、互いにじゃれて遊ぶ姿も可愛らしかったです。クークー鳴きながら見上げたり、口の周りをペロペロしたりする様子はカメラがアップで撮影してくれるのも見どころでしょう。

・ダニーとロンの様子や思い

ダニーとロンが初めて保護施設に来た子をみんなに紹介する時には、新しい子に話しかけながら「自己紹介をして」、「どうだい?」と話しかけ続けて安心させようと促すシーンも心に残ります。映画の後半では動物病院に連れて行った犬のラッキーの最期を看取って涙を流したり、身体を悪くしている子に寄り添ったり…そうした感動的な様子も印象的でした。
ダニーとロンが保養所を回るシーンでは色々な犬に出会って、職員から特徴を聞いたり抱き上げて様子を見たり…悲しそうな眼をした犬と、選んで連れて行かなければならないダニーとロンの姿は心が打たれます。そうしたリアルな現状を伝えつつ、虐待を受けた犬もいると言う話には驚きを隠せませんでした。そうした子を癒し、再び信じてもらえるように努めてようやく自ら近づいて来てくれると言うエピソード…ロンはそうした子は過去ではなく未来を見てくれていると語るのも良かったです。

3.『1万匹の犬を救った奇跡の家』感想

子犬から大きな犬、そして色々な犬種が見れる映画であり、それだけで和むのが『1万匹の犬を救った奇跡の家』でしたね。一方で、安楽死や過剰繁殖の現状なども語られるドキュメンタリーであるため、犬との関係を考えさせる作品です。保護施設を営むボランティアのダニーとロンのインタビューや犬との過ごしている様子が長く映されており、最後まで見ていたくなりました。1万匹を安楽死から救った彼らの功績を知れる貴重な映画です。

 

作品情報

製作
Docutainment films
協賛
the Riggio Foundation
製作総指揮
Danny Fisher
Goetz Grossmann 他
出演
Ron Danta
Danny Robertshaw