ドッグホテル 日中預かり 4400円 03-6240-0787

【セント・バーナード犬】映画『ベートーベン』ファミリー向けのコメディ作品

1992年に製作されたセント・バーナード犬が主役の映画『ベートーベン』は、ファミリー向けのコメディ作品です。セント・バーナードの子犬時代の愛らしさ、大きくなってからの頼もしさが見どころであり、泥棒と戦うアクションも見せてくれますよ。それでは、あらすじとセント・バーナードの魅力をお伝えしていきましょう。

1.あらすじ

セントバーナードの子犬の張り紙がしてある木とその前を歩く男性

とあるペットショップにて子犬を求める獣医とその子分たち。子分の2人は獣医に言われるがまま、他店に忍び込んで子犬を盗みに行きます。自分たちは天才だと言いながら車を走らせ、トラックの後ろに乗せていた子犬が騒ぎ出したため見に行くと一匹が脱走。その後を追うようにセント・バーナード犬も逃げました。
朝になって彼は街を歩くのですが初めてみるモノが多くて右往左往します。そんな折、ニュートン家にコッソリ入ると子供たちに大人気。その家には夫のジョージ、妻のアリス、と2人の娘のライスとエミリー、息子のテッドがいました。父は犬を飼えば世話が大変だと考えて子供たちに買うのを止めようと説得。しかし子供たちは納得しなかったため、飼い主が見つかるまでだと言います。

泥だらけでベッドの上に乗りこっちをむいているセントバーナード

ベートーベンはあっという間に大きくなり、部屋を汚しては父を困らせて時折、抜け出して子供たちの学校に行ったりします。テッドは学校でいじめられ、帰り道もいじめっ子に絡まれているのを見たベートーベンはにらみを利かせて追い払いました。
ライスは好きな男の子がいるとベートーベンに話すと、ベートーベンは彼の気を引いてライスの元へ案内。話ができて彼女は喜びました。

獣医は依頼された銃の試し撃ちのための大型犬を探していました。彼は動物病院に予防注射をしに来たベートーベンを狙うことにし、ジョージに「セント・バーナードは突然、人を襲うことがある」と言って不安をあおります。
日は変わり、アリスが働き始めたことでベビーシッターが雇われました。彼女が子供2人と歌を歌っていると、エミリーがボールを取ろうとしてプールに落ちてしまうのです。ベートーベンがエミリーを助け、ベビーシッターは事故だと言いましたがアリスは彼女をクビにしました。

ジョージは投資家探しの商談に忙しく、子供がおざなりになっていると母に言われます。やっとのことで商談がまとまりそうになり、家に投資家を招いてサインをしようとしますが…ベートーベンは彼らがジョージの会社を乗っ取ろうと言っているのが聞こえて追い返してしまうのでした。ジョージは破談になったことを怒り、3人の子供たちは父がやっていたベートーベンの世話を自分たちでやると言って機嫌をとります。

ベッドに2人寝ている周りに沢山の犬達がいる

日は変わり、獣医がやって来てベートーベンに襲われたフリをしました。エミリーは窓から獣医がベートーベンを叩くのを見ていたと主張しますが、父は信じずにベートーベンを獣医の元へ連れて行きます。翌朝には処分すると獣医に言われた帰宅したジョージですが、家族の説得によりベートーベンを迎えに行くことに…しかし、獣医は倉庫に移動して銃のテストをしようとしていたのです。ジョージはそれを止めようとし、付いて来ていたテッドが車を運転して倉庫のドアを破壊。獣医はその拍子に倒れ、子供たちは犬を檻から解放します。手下の2人が逃げ出そうとしたため、囚われていた犬たちが追いかけて最終的に彼らも捕まりました。その後、泥棒が捕まったこというニュースでは話題になり、家にはベートーベンの他にも多くの犬が世話になり始めるのでした。

2.感想

セントバーナードの子犬が部屋のテーブルの上に乗せられた丸ごと焼かれたチキンにかぶりついている

セント・バーナードの子犬時代から大きくなってからのストーリーがコミカルに描かれた映画でしたね。大きくなると70センチにもなるセント・バーナードは、ずっしりとした見た目と、よだれがあふれる口周り、そしてタレ目なのが特徴でした。彼が名付けられた経緯ですが、最初は家族がそれぞれ考えた名前をくじ引きしようとします。しかし、エミリーが「犬には呼んで欲しい名前があるはず」と言ってピアノでベートーベンを弾いたのをキッカケに「ベートーベン」という名前になったのでした。そうした展開も微笑ましさがありましたね。

大きくなったベートーベンはとっても自由!コッソリ家を抜け出して子供たちの学校に行き、ご飯をもらったりするのです。一方で、家具をよだれまみれにしたり、ソファに毛を散らかしたり…ジョージがそれを見て「キーッ!」と怒る姿がコミカルでしたね。それでもベートーベンはジョージの朝食のベーコンを食べたり、ベッドに忍び込んで彼を嘗め回したりするのです。そうした愛らしさも伝わってくるシーンが多かったのが映画の魅力でしょう。

一方で、ベートーベンの力強さもスゴイ!商談客が家に来た時に、リードをテーブルやイスに絡ませて思いっきり引っ張ると、ジェットコースターのように引きずっていくのです。取引客の驚愕する姿には笑ってしまいましたね。
また、ベートーベンはエミリーが溺れそうになったり、小さい犬のピンチになったりすると檻を破る強さを発揮!普段は大人しくて人を襲うことは無いベートーベンですが、そうした時に見せる頼もしさがすごいです。最後の倉庫のシーンでは捕えられた様々な犬種も登場するのも見どころでしょう。賑やかなラストが印象的です。

3.まとめ

たくさんの犬たちが協力して泥棒を捕まえるというアクション、ベートーベンが色々な場所を周るというアドベンチャーが楽しめる映画でした。家族間のヒューマンドラマとベートーベンの活躍は目が離せませんでしたね。続編もあるので今度はそちらも鑑賞し、犬の魅力をより感じてみたいと思います。