見かけたら注意すべき犬の行動5選

愛犬の普段の行動を見ててこれはどういう意味があるのかな？と疑問に思った事はないでしょうか？犬と言葉を交わせなくてもその行動の原因を理解しようとするのは飼い主として大切な事です。
同じ場所でぐるぐる回り続けていたり、ある物を一心不乱に舐め続けるという様な行動は、パっと見何でも無さそうに見えて特定の心理を表していたり、更には健康上の問題が原因となっている事も少なくありません。
そんな行動を知っておけば常日頃注意も出来ますし、原因解決出来る事にも繋がります。
今回は特に注意すべき行動を5つご紹介致します。

犬の息が臭い！

普段は気にしてなくとも突然、「何だか息が臭いな…」なんて感じる事はありませんか？いつもと違う口臭に気付いたら、それは病院や専門家に即相談する事をオススメします。口臭の変化は消化器官や肝臓、腎臓などに関わる兆候を示している可能性があります。
口臭が何だかおしっこ臭かったりすれば、それは腎臓に関わる問題であったり、甘いニオイの時は糖尿病の可能性も出てきます。元気に見えて実は注意が必要な口臭。歯磨きしてないからと簡単に考えずに普段から気にかけてあげるべきでしょう。

甘噛みをする意味

愛犬が軽く噛んでくるなんて事は日常的にある事ですよね。これは特に子犬に言える事ですが、コミュニケーションの取り方を勉強している為の行動と言われています。しかしながら、もしも甘噛みを頻繁にしてくるようであれば、重大な問題になる前に止めなければいけません。

また、コミュニケーション以外の意味も含まれている事があります。不安を感じていたり、何かに恐怖感を覚えているなど、攻撃の為に噛んだりする事もあります。甘噛みしてくる理由を簡単に考えてはいけません。しつけが難しいと感じるのであれば、プロのトレーナーさんや行動学に詳しい獣医師に相談する方がいいかもしれません。

同じ場所をぐるぐるし出したら注意！？

犬が同じ場所をぐるぐるしている姿を見かけたら注意が必要です。自分のしっぽを追いかけ回しているのではなく、衝動的に回り続けている場合は健康上の問題を抱えている可能性を疑った方がいいかもしれません。また、耳に違和感や何か感染症などが原因となっている事もあります。

これには当然の事ながら、他の理由も含まれている場合があります。高齢犬であれば、突発性前庭症候群などの可能性考えられます。どこかで毒性のある物を摂取してしまったり、脳腫瘍という重い病気のリスクも抱えています。普段から見ていればしっぽを追いかけ回しているのか、衝動的な行動なのかを見分ける事が可能ですので飼い主としては注意すべき点の一つと言えます。

地面を掘る

室内飼いの方でも犬が地面を掘る様な行動を目にする事は度々あると思います。この行動には様々な理由が含まれています。
逃げたい心の表れだったり、何かを追いかける為などなど。他にも涼しく横たわれる場所を確保する為や、大事な物を隠したい衝動など、室内室外に関わらずこの行動を起こしたりします。

ソファやブランケットなどをひっかき、その場所へと横たわる姿をご覧になったことはないでしょうか？この行動であればお昼寝の時などによく見られる、至って普通の行動と思っていいでしょう。
但しこれ以外や穴掘り行動自体が気になったり、家具を傷つけてしまう様な時には専門家に相談して訓練も念頭におくべきかもしれません。

食糞は普通の行動？

犬が自分の排泄物を食べる姿を目撃したらつい怒ってしまう事はありませんか？この行動にも様々な理由があって、犬にしてみれば実は普通の行動だったりもするのです。
母犬が子犬をキレイにするために舐め取り、子犬の排泄物をそのまま食べて消化するという事がある為、それを見た子犬が真似をしてしまう事もあります。他にも何かしら恐怖を感じているような時はこの行動を促進してしまう事もあります。単なる好奇心から思わず食べてしまったり、排泄物の中に犬が気になるニオイがして確認の為に食べたりする時も多いです。

注意すべきは、何かの栄養素が足りない時などにも本能的に食糞してしまう事があります。犬の健康を考えたバランスの良い餌を与えることで、栄養不足を未然に防ぐ事が食糞行動の阻止にも繋がります。もしも、愛犬の体重が減少している時にこれを見かけた時には、専門家や動物病院に相談をすぐした方がいいでしょう。