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【ドッグトレーナー監修】犬の爪切りのコツ|頻度・出血対策・楽に切るポイントなど

【ドッグトレーナー監修】犬の爪切りのコツ|頻度・出血対策・楽に切るポイントなど

猫などと違って犬の爪は勝手に取れませんから、人間が爪切りをしてあげなければなりません。そこでここでは、犬の爪切りのポイントを紹介していきます。「どれくらいの頻度で切るべきか」「出血したらどうするか」「楽に切るためにはどうすべきか」などの解説をしていきますので、爪切りで困っている方はぜひご覧ください。

記事監修:犬のしつけハグ 川島 恵

Kawashima

Profile 川島 恵 ドックトレーナーとして12年目の令和元年に東京の世田谷区と文京区にあるドッグトレーニング犬のしつけ教室をオープン。 『スッキリ』(日本テレビ系)犬のしつけ専門家として出演電話出演。 テレビ東京「どうぶつピース!!」に出演。「おやつ、おもちゃ無しのしつけ」でドッグトレーニングする犬のしつけの専門家

 

そもそも犬の爪切りをしなければならないの?

【ドッグトレーナー監修】犬の爪切りのコツ|頻度・出血対策・楽に切るポイントなど

例えば猫の場合は、爪を研ぐことで役目を終えた爪がスポッと取れます。
ですから、猫は基本的に爪切りが不要です。

ですが、犬の爪はヒトと一緒でだんだん伸びていきますから爪切りが必須です。
ちなみに犬は爪とぎを行いませんし、猫のように爪がスポッと外れるようなこともありません。

犬の爪切りのポイントは?

では、犬の爪切りに関して色々と解説していきますね。【ドッグトレーナー監修】犬の爪切りのコツ|頻度・出血対策・楽に切るポイントなど 柴犬 爪切り

1:愛犬の爪切りの頻度はどれくらいが適切なの?

月に1度くらいの頻度で問題ありません。
ですが、お散歩などのときに爪が削れますから、日頃の歩行量が多い犬の場合、もっと低い頻度になる可能性があります。
逆に老犬などで、歩行量が少なくなっているのであれば爪切りのペースは遅くなることでしょう。

2:わんちゃんの爪切りはいつ行うべき?

犬が四足歩行をしているときに、爪が床に触れて「シャカシャカ」という音が聞こえるのであれば、明らかに爪が長くなりすぎていると言えます。
「明らかに長くなりすぎ」なので、時期としては少し遅いですね。

「シャカシャカ鳴るときの爪の長さ」をチェックしておいて、その後はそれよりも少し爪が短い段階で爪切りを行ってあげましょう。

3:犬の爪切りではどんな道具を使うべき?

犬の爪切りとしては、主に「ギロチン式」のものと「ハサミ式」のものが存在します。
恐らくギロチン式の爪切りのほうが切りやすいはずなので、調達しておきましょう。

4:わんちゃんの爪切りの適切なやり方は?

イメージは「野菜の面取り」です。
長い爪を無理に1回で切るのではなく、角度を変えつつ複数回に分けて切りましょう。

そして、横から見ると血管があることが分かります。
この血管の数mm前まで切るのが最適です。
爪が黒いわんちゃんに関しては、「切断面が白色になる境目の少し前」でやめておくことを推奨します。

欲張って切り過ぎると出血しますし、犬が痛がるのでとにかく気を付けてください。
一度痛い思いをしたら、今後爪切りをするのに抵抗を見せるようになる場合がありますしね。

犬の爪切りで出血を避けるには?出血したらどうする?

【ドッグトレーナー監修】犬の爪切りのコツ|頻度・出血対策・楽に切るポイントなど 東京の文京区の犬のしつけ強室で爪を切るトイプードル

人間が自分の爪切りをするときに出血することはまずないはずですが、犬の爪切りでは血が出てしまう事がたまにあります。

1:出血対策で調達すべきものは

トリミングショップやペットショップなどで販売されている止血剤を準備しておくと良いでしょう。
それから、コットンも用意しておきましょう。

2:出血した場合の対応方法は?

出血した箇所にコットンを当てて、1~2分ほど軽く圧迫します。
多くの場合これで血が止まるので焦らないようにしましょう。
止血剤を使うと、さらに早く止血することが可能です。

ちなみに爪切りをせずに長期間放置していると、爪に伴い内部の神経と血管も伸びてしまいます。
この状態になってから爪切りをすると、内部の神経や血管にダメージが及んで、出血する可能性が高いです。
このケースでは「止血剤&コットン&圧迫」でも、犬の出血がスムーズに止まらない場合があります。

なかなか血が止まらないのであれば、動物病院に相談しましょう。
もちろん、そんなに犬の爪を伸ばさないようにすることも大事です。

犬が爪切りを怖がる!どうする?

【ドッグトレーナー監修】犬の爪切りのコツ|頻度・出血対策・楽に切るポイントなど 柴犬 爪切り

犬を怖がらせないためには?

「爪切りをしている場所を、犬に見せないようにする」のがポイントです。
例えば、犬を四肢で立たせて、切りたい爪がある脚を優しく後方に曲げるように持って爪切りをすれば、死角になるのですんなりと爪切りができる可能性が高いです。
ただし、肢先は敏感なので強く持たないようにするべきですし、肢を上げ過ぎるのも危険です。

また、抱っこすることで落ち着いて爪切りができる場合もあれば、机などに乗せることでスムーズに切れるケースもあります。
色々と試してみましょう。

お家で爪切りができないなら動物病院へ!

お家で爪切りができないなら動物病院へ!

犬が強い抵抗感を示すなどの理由で、どうしてもお家で爪切りができないのであれば動物病院に行くことをおすすめします。
「爪切りくらいで動物病院を頼るの?」と感じるかもしれませんが、そういう飼い主はたくさんいるので気にする必要はありません。
むしろ、きちんと爪切りをしようとしているわけですから褒められるべきでしょう。

また、子犬のうちから爪切りをしていれば、身体が大きくなっても楽に爪切りができますが、
「成犬になってから飼い始めて、爪切りに慣れていない」などの場合は、お家では爪切りがしにくいかもしれません。
そういったときでも、迷わず動物病院を頼りましょう。

まとめ

犬の爪切りの方法やポイントを紹介しました。「爪で床がシャカシャカ鳴る少し前」には、ギロチン式の爪切りを使って切りましょう。その際「野菜の面取り」のイメージで切るのがコツです。また、出血に備えてコットンと止血剤を調達しておくと安心です。
そして、自宅で爪切りをしにくいのであれば、動物病院に行きましょう。