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【ドックトレーナー監修】犬のしつけがうまくいかない飼い主が見落としがちな6つのこと

犬のしつけがうまくいかない飼い主が見落としがちな6つのこと

ここでは、「犬のしつけ」がうまくいかない人が知らず知らずのうちにやってしまいがちな事をいくつかお伝えしていきます。なかには「知識としては覚えても、無意識のうちに繰り返してしまいやすいこと」もあるので気を付けてくださいね。ですが、無理をせずにできる範囲から頑張っていけば大丈夫ですよ。

記事監修:犬のしつけハグ 川島 恵

Kawashima

Profile 川島 恵 ドックトレーナーとして12年目の令和元年に東京の世田谷区と文京区にあるドッグトレーニング犬のしつけ教室をオープン。 『スッキリ』(日本テレビ系)犬のしつけ専門家として出演電話出演。 テレビ東京「どうぶつピース!!」に出演。「おやつ、おもちゃ無しのしつけ」でドッグトレーニングする犬のしつけの専門家

1:名前を呼んでいいときと悪いときがある

しつけの一環として犬を叱るときもあると思います。

この「叱るとき」に犬の名前を呼ぶのは、実はよくないことです。

なぜなら犬が「名前を呼ばれる=怖いこと」と考えてしまって、

「名前を呼ばれるたびに怖がる」「名前を呼ぶと反抗的な態度を見せる」などの状態に変化する恐れがあります。

こうなってしまえば、どんなしつけをしても、「うまくいかないしつけ」になってしまうかもしれません。

ただ、普通に呼びかけるときや、褒めるときには名前を呼んでも構いません。

2:しつけには「ふさわしいタイミング」がある|長期目線編

特に産まれたばかりの犬を飼い始めると、なんとなく罪悪感を覚えたり、単純に可愛すぎて気が抜けたりして、しつけを後回しにしたくなってしまう場合があります。

子犬が新しい場所・環境に順応するには714日程度はかかると考えてください。もちろん、犬の性質・性格によってはもっと時間を要するかもしれません。

ですから、最初から「厳しめのしつけ」をする事はおすすめできませんが、

それでも「トイレ関連のしつけ」だけでは、家に迎え入れた初日から行いましょう。

それを怠って後からトイレの場所を覚えさせようとしても、必要以上に苦労する恐れがあります。

犬が環境に順応してきたようであれば、社会的トレーニングを取り入れていきましょう。

その後、だんだんと「待て」や「お座り」などのしつけを行います。

また、生後100110日くらいまでには「甘嚙みをしない状態」を作りましょう。

「各しつけのタイミング」を見誤るとうまくいかないものですよ。

3:しつけには「ふさわしいタイミング」がある|瞬間編

犬を褒める場合は、できる限り「褒めるべき行動をしてから一瞬」で褒めるようにしましょう。

そうでないと「どの行動で褒められたのか」が理解できず、「こうすると良いんだ」という学習がされなくなる可能性が高いです。

特に「犬が良い行動をする→犬が悪い行動をする(飼い主は気付かない)→飼い主が褒める」という流れになってしまうと、「『悪い行動』によって褒められた!」と犬が勘違いするかもしれないので気を付けましょう。

4:そもそも「叱るべき行動」をさせなければいい

「悪いことをしたら叱る」ということはもちろん大事ですが、それ以上に重要なのが

「そもそも悪いことをさせない」ということです。

例えば、

ゴミ箱をひっくり返してほしくない→犬の手が届く範囲にゴミ箱を置かない

散歩中に草花を食べてほしくない→草花が少ない散歩コースを選ぶ

手を噛んでほしくない→むやみに手を出さない

などのことが考えられますよね。

こういった対策を取ると、まずはもちろん「人間側が助かる」と言えますよね。

さらには、「犬は学習する生き物」ですから、「1回目を経験させないようにしよう」という意味合いもあります。

犬目線で考えると、ゴミ箱で遊んだり、草花を食べたり、人間の手を噛んだりってとても楽しそうですからね……。学習してしまったら、繰り返したくなりそうですよね。

5:「かわいそうだから」は厳禁

  • かわいそうだから爪を切らない
  • かわいそうだからブラシをかけない
  • かわいそうだからしつけをしない

など色々な「かわいそうだから○○しない」が考えられますが、

結局それは大事なワンちゃんのためになりません。

ただ、「だから無理矢理でもブラシをしましょう!」と言いたいわけではありません。

まずは、「慣れさせること」を考えましょう。

例えば、ブラッシングに慣れさせる場合は、

ステップ1:ブラシを見せて、ブラシ自体に慣れさせる

ステップ2:ブラシの背を身体のどこかに触れさせる

ステップ3:ブラシの毛を身体のどこかに触れさせる

ステップ4:少しとかしてみる

ステップ5:とかす範囲を徐々に広げていく

ステップ6:普通にとかす

などの手順がおすすめです。

各ステップにおいて、「平気そうに受け入れた」のであれば、きちんと褒めましょう。

ただし、「イヤがった」のであればステップを12個戻します(直後に挑戦するのではなく、少し待ってからにしましょう)。

また、「イヤがった場合は褒めない」ことを心掛けてください。

6:「人間のしつけ」の発想が捨てられない

「犬のしつけ」と「人間のしつけ」は違います。

例えば、「そもそも悪い行動ができない環境を作る」と言いましたが、

人間の場合、ある程度の年齢の子供であれば「できる環境であっても、悪い行動をしないように教育する」ことが大事ですよね。

しかし、これは犬には通用しない・当てはまらない理屈ですので覚えておきましょう。

さらには、「叱るときも褒めるときも、両方とも名前を呼ぶ」のが人間のしつけだと思いますが、これも犬には通用しません。

「犬と人間の違い」を色々なシーンで考えることをおすすめします。

まとめ

犬のしつけがうまくいかない飼い主が見落としがちなことを紹介しました。

「タイミングの話」や「問題を起こさせない」などのことに関しては気を付けてさえすれば何とかなると思いますが、「叱るときは名前を呼ばない」というのは、「ついうっかり」でやってしまう傾向にあるので気を付けてくださいね。