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犬のエリザベスカラーは「ストレス源だけどほぼ必須」です

犬のエリザベスカラーは「ストレス源だけどほぼ必須」です

犬に、傷口や炎症を保護する目的で装着させる「エリザベスカラー(エリザベスウェア)」について解説します。エリザベスカラーが好きな犬はまずいませんが、「それでもつけるべき理由」なども紹介します。また、エリザベスカラーを装着するに際して気を付けるべきことなども挙げていくのでご覧ください。

エリザベスカラーとは?

エリザベスカラーは、犬などの首に装着する器具です。

「エリマキトカゲのような見た目」と聞けば、「ああ、あれのことか」とピンとくる人が多いのではないでしょうか。

エリザベスカラーがあることで、オペ後などに犬が傷口を噛んだり舐めたりすることがなくなります。

また、結膜炎、皮膚病などのエスカレートを防ぐためにエリザベスカラーをつける場合もあります。

犬はなぜエリザベスカラーにストレスを覚えるのか

言うまでもないかもしれませんが、犬はエリザベスカラーに対してストレスを感じます。

(人間だって似たようなものをつければストレスを覚えますしね……

その理由を3つ挙げていきます。

1:情報が少なくなる

エリザベスカラーがあると、特に「視覚情報」「聴覚情報」「嗅覚情報」が少なくなります。

犬は人間よりもはるかに敏感にこれらの情報を感じ取っていますから、それが妨害されるとなると大変です。

そのせいで神経が敏感になってストレスが蓄積したり、「突然得られた情報(音など)」に驚いたりするのです。

2:周りのものにぶつかりやすくなる

周りが見えにくくなっているので、当然周囲のものにぶつかりやすくなります。

「見えないけれど、何かにぶつかった」という状態になりやすいので、かなりビックリするはずです。

3:噛みたくても・舐めたくてもそれができない

まあ、それ自体が「エリザベスカラーをつける意味」なのですが、もちろんストレスになります。

「かきたい場所をかけない」のはやっぱり辛いです。

犬のエリザベスカラーは必要です!なぜ?

ですが、犬は基本的に必要に応じてエリザベスカラーをつけるべきです。

やっぱり「傷口を保護すること」を最優先すべきです。

しかし、ここまで解説した事もありますし「エリザベスカラーをつけるのは可哀想なのでは?」と感じるかもしれません。

確かに可哀想ですよね……

それには同意します。

でも、エリザベスカラーをつけないと、

傷口を犬自身が刺激してしまって、

  • 治りかけていたものが悪化する
  • 炎症が悪化する
  • 新たなキズができる

などの事態が発生する恐れがあります。

そのほうがもっと可哀想ですよね。

でも、犬はこれらのリスクを理解していませんから、

平気で傷口を噛んだり舐めたりするわけですよね……

ですから、「苦しみを長引かせないため」にも、エリザベスカラーをつけることを推奨します。

愛犬にエリザベスカラーをつけるときのポイント

エリザベスカラーを装着すること。これは避けられません。

そこでここからは、エリザベスカラーのストレスを和らげるためのポイントをいくつか紹介します。

1:エリザベスカラーのタイプに注目

一例として、柔らかいエリザベスカラーを使うと多少なりともストレスが軽くなるかもしれません。

あとは、エリザベスカラーの形状にも色々あるので確認してみましょう。

それから、ボタンをつけるときの「パチ」という音が嫌いな犬もいるので、ボタンタイプのエリザベスカラーは避けることをおすすめします。

また、もはや「エリザベスカラーではない」と思いますが、

「エリザベスウェア」という「犬用の術後服」もあるのでチェックしましょう。

これなら、ストレスはほぼ覚えないはずです。

「ちょっと服に違和感があるな……」と感じる程度で済むはず。

ただ、エリザベスウェアの場合、「服の上から強引に噛む」ことができてしまうので、

エリザベスカラーに比べると安全性が低くなります。

それから、エリザベスカラー・エリザベスウェアについては「犬自身では絶対に外せないもの」にすることも大事です。「頑張ったら外せた」という経験を一度でもさせると、それを繰り返すようになるかもしれませんからね。

2:外せるときは外す

要するに「傷口を噛んだり舐めたりしなければOK」ですから、飼い主さんが見守っていられるときはエリザベスカラーを外しても構いません。

ただもちろん、心配なのであればあえて外す必要はないと思います。

それに、「せっかく外れていたのに、また装着する」という事がストレスになる場合もあります。

この辺りはワンちゃんの性格を考えて決めるしかありません。

ちなみに、「エリザベスカラーをつける→犬が暴れる→仕方なく外して→あとは人間が見守る」という事をしてしまうと、「暴れれば外してもらえる!」と学習する恐れがあるので注意してください。

3:部屋の中を整理する

「ぶつかりやすくなっているなら、ぶつからないようにしてあげよう」ということです。

特にエリザベスカラーに慣れてきた犬は、それまでのストレスを発散するために、普段よりも積極的に動く場合があるので気を付けましょう。

まとめ

エリザベスカラーを嫌がらない犬はまずいませんが、「つけないともっと可哀想な事になる」ので、基本的には装着してあげてください。その上で、「できるだけストレスを感じさせないための工夫」をすることが大事です。とはいえ「傷口を保護すること」が一番大事ですから、それを妨げる事だけはしないようにしましょう。