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犬をお風呂に入れる際に気を付けるべきことは?温度は?

犬をお風呂に入れる際に気を付けるべきことは?温度は?

今回は「犬をお風呂に入れるときの注意点」を紹介します。人間は基本的に毎日入浴しますが、犬の場合はそれよりも大幅に回数が少ないので気を付けてください。また、犬の身体はヒトよりも繊細ですから、「まあ、とにかく一緒に入ってしまえばいいだろう」と考えていると、トラブルが起きる可能性が高いです。

犬をお風呂に入れる際に気を付けるべきことは?温度は? 犬をお風呂に入れるペースは?

健康な犬の場合で月1~2度くらいで十分です。
(ちなみに、このケースでの「お風呂に入れる」とは「シャンプーをするところまで」を指します)

ただ、ワンちゃんの肌トラブルや体臭などの問題が全然ないのであればこれ以下のペースでも構いません。
また、状況によってはもっと早いペースになるのもOKです。

あくまで飼い主さんの都合を優先して構いません。
そもそも「犬は本来お風呂に入らない」ですからね。
あまり深刻に考える必要はありません。

犬をお風呂の湯船につからせるのはOK?

基本的に問題ありません。犬を湯船に入れても大丈夫です。
犬の肌が弱いのであれば、シャンプーは避けて「肌に優しいタイプの入浴剤」を入れた湯船につからせるのも良いでしょう。また、かけ湯で済ませても構いません。

いずれにせよ、トラブルが起きないよう絶対に飼い主さんが面倒を見ながら入浴させてくださいね。

しかし、「犬と同じ湯船に入る」のはさすがにやめておきましょう。
「人畜共通感染症」に見舞われる恐れがあるからです。
それでも犬も人も健康なのであれば基本的には大丈夫なのですが、あえてリスクを背負う必要はありません。

万全を期すなら、ワンちゃん用のバスタブを用意することも考えてみてください。
ただ、小さい犬なのであれば、バケツやベビーバスでも何とかなるかもしれません。

犬の肌はデリケート!お風呂の温度はどれくらいが良い?

犬の肌はヒトよりも非常にデリケートです(肌が薄い)。
特に被毛が多い・厚いタイプの犬だとイメージしにくいかもしれませんが、「いくら毛が多くても、肌は薄い」ということですね。
ちなみに、人間の乳幼児の肌よりもっと薄いと言われています。

ですから、お湯の温度は35~38℃程度にするのがおすすめです。
細かく言えばサマーシーズンなら35~36℃くらいとぬるめに、ウィンターシーズンなら37~38℃くらいとやや熱めにするのが良いでしょう。

ただ、「この温度なら大丈夫」などと思い込まずに、
犬の様子を見ながら、温度をコントロールしてくださいね。
とにかく肌が薄いことは確かですので、「迷ったらぬるめ」が鉄則です。

また、適温であっても身体を洗う際にダメージを与えてしまっては意味がないので、
優しく洗うことを心掛けましょう。

犬をお風呂に入れるべきではないタイミングがある!?

「食事の前後60分」は犬をお風呂に入れないようにしましょう。
これくらいのタイミングでは、「血液が胃に集まり、消化を進む」のですが、身体を温めてしまうと、血が身体中を巡ってしまい、消化が悪くなるんですよね。

人間の場合は「まあ、いいや入っちゃおう」と食事前後に入浴する人も少なくありませんが、犬の身体はヒトよりデリケートですから、無理をさせるのは厳禁です。

あとは、お散歩帰りなどの少し疲れているタイミングもできれば避けましょう。
ちょっと落ち着いてからお風呂に入れるべきです。

犬をお風呂に入れるときの注意点5つ

1:コミュニケーションの機会と考えましょう

もともとお風呂が好きな犬ならまだしも、そうでない場合は人間側が「さっさとキレイにして、さっさと入浴を終わらせよう」などと考えていると、犬がお風呂を好きになってくれない可能性が高いです。
大事なコミュニケーションの機会と捉えて、飼い主さんもワンちゃんもリラックスできると良いですね。

2:お風呂から出た後は?

タオルとドライヤーで完全に犬の身体を乾燥させてください。
水分が残ったままだと「マラセチア菌」などが殖える可能性が高いです。
(脱毛、かゆみ、体臭などに繋がります)

3:耳の中の水を取りましょう

犬の耳に息を吹きかけると、ワンちゃんは頭を振るはずです。
これによって、耳の中の水を取ることができます。
シニア犬などだと頭を振れないかもしれませんが、その場合は綿棒などで優しく耳の中をケアしましょう。

4:滑り止めの準備も

「滑りやすいバスルーム」は多いです。
しかも床がお湯で濡れるわけですから、犬からするとかなりツルツルします。
ですから滑り止めマットやタオルなどを使って、ケアしてあげましょう。

普段の入浴時では滑らない飼い主さんでも、ふとした拍子に犬が暴れると、びっくりして転んでしまう可能性がありますしね。

5:入浴剤は?

すでに少し触れましたが、肌に優しい入浴剤を使うべきです。基本的にヒト用の入浴剤は避けたいところです。また、「炭酸泉」にするのもおすすめです。

もちろん「入浴剤を使わない」という選択肢もあります。
お湯だけでも十分気持ち良いですしね。

まとめ

「月1~2回くらい」「基本的にヒト用の入浴剤は使わない」など、人間がお風呂に入る場合と、犬のそれとでは感覚が全く違います。お風呂に入れる前に、今回解説した事を一つ一つチェックしていただければと思います。
その上で、「犬と人間がリラックスして、コミュニケーションを取る機会」になれば最高ですね。