月齢が低い犬は、「遊んで」「構って」と、要求吠えをしてくる事がよくあります。
ご相談者さんのパピヨンはまだ6か月です。
落ち着きを教えて、要求吠えを辞めさせなくてはなりません。
また、噛み癖に関してはケガをさせる恐れがあるため、しっかりと対応する必要があります。
要求吠えと噛み癖の対処方法をご紹介します。
【要求吠え】落ち着きがないパピヨン 6ヵ月 オス 遊びや嫌がる事をすると噛む 飛び跳ねる
【お悩み】
①要求吠えをする
②遊びの延長で噛む
③嫌がることをすると噛む
④構って欲しいのか飛びついてきたり飛び跳ねている
⑤落ち着きがない
【ご相談者】
福岡県 のかた
【犬種】
パピヨン
6ヵ月
オス
同じようなお悩みをお持ちの方もおられると思います。 是非、最後までご参考ください。
お困りごとの内容
①要求吠えをする
構わない時間は部屋を暗くしてドアを閉めてますが、
気付いたら寝ています。
②遊びの延長で噛む
③嫌がることをすると噛む
今は噛んだときに
ダメとゆって辞めさせるようにしていますが、それでも噛んだりはしてきます。
遊んでておもちゃを取ろうとしたりすると噛んだり、ブラッシングのときも嫌がって噛みます。
あとはうんちを始末するときのペーパーを毎回トイレの始末のときに狙って取ろうとしてきます。
噛んできたときはどのようなしつけをすれば良いのでしょうか?
④構って欲しいのか飛びついてきたり飛び跳ねている
⑤落ち着きがない
初めてのことばかりで
どうしたらいいんだろう…と
悩んでいます。
よろしくお願いします。
動画も送って頂いています。
要求吠えについて
興奮させない
月齢がまだ6か月なので、遊んで!かまって!などの要求吠えなのではないかと思います。
送って頂いた動画を見ると、ケージの中で飛びついて吠えているので、対処方法としては、まずケージの上にフタをして下さい。
布をかぶせてもいいので、飛びつけない環境を作って下さい。
飛びつくと犬は興奮します。
動ける範囲が広ければ、犬は興奮しますので、生活環境を整えるだけで、犬は落ち着きます。
吠えない環境を整える事が出来ます。
動画を見ると、生活環境がとても広いです。
ワイドサイズのシートが横幅3つ分、パピヨンは小さいので、動ける範囲が広すぎる状態です。
ペットショップで勧められるケージは、とても広いと思います。
伸ばすと川島トレーナーが自宅で飼っているシェパードが入るくらいの大きさです。
とても広くて、寝床もあってトイレもあって、とても良い環境ではありますが、落ち着きを教える為には、難しい環境です
落ち着く場所と遊ぶ場所とトイレ
6か月くらいになると、ある程度のトイレの我慢が出来るようになってくるので、ケージの中での管理ではなく、クレートを使ったり、寝床とトイレの管理は別にすることをお勧めしています。
クレートの中では一切トイレをしない、落ち着きを教えていきます。
別にサークルを用意して頂いて、サークルはトイレの場所として、トイレを済ませます。
遊び場は1人で遊ぶ必要はないので、寝床とトイレ以外の場所、フロアは犬の遊び場として出して頂いて、遊んであげると、今後はトイレと寝る場所、遊ぶ場所が明確になるので、興奮する場所としない場所を作る事ができます。
今後は、このような生活形態にしていって頂きたいと思います。
動画を見ると、水も置きっぱなしにしているので、動けばその分水も飲みますので、動いては水飲み、動いては水飲み、の繰り返しになるとトイレの頻度が高くなるので、放置をしても落ち着きません。
トイレの場所を固定すれば、フロアーで遊んでいても、自分からトイレに入るようになります。
落ち着き教えれば、飛びつきもなくなり、要求吠えもなくなります
要求吠えは対象者が対応する
要求吠えは、人に対しての要求なので、要求されている人が対応して下さい。
例えば、ご主人様と奥様の2人で暮らしている場合、奥様に対して要求を出しているのに、ご主人様が叱りに行っても、要求されている対象の人が拒否していないので、要求は出続けます。
要求されている人が、その要求には応えませんと叱りを入れて下さい。
この月齢であれば、環境を整えるだけで要求も収まっていくと思います。
部屋を暗くしたり、人の動向が気にならないように別室で人が見えないような環境に置いてあげて下さい。
ケージのトレーニングがなければいけませんが、犬が何を要求しているのか、ケージに入れられている事が不服なのか、かまって、遊んでという要求をしているのか、によって対応が変わってきます。
噛み癖の改善方法
遊びの延長で噛む、嫌がる事をすると噛む、犬が嫌がる事、短にあしをさわったり顔周りを触ったり歯を触ったりするだけで噛みに来る場合には、単なるわがままになってしまいます。
触って慣らさなかった事が原因になってくるので、普段から触る練習をして下さい。
普段からからだ全体に触って慣らしておきましょう。
おすすめは、仰向け抱っこです。
膝の上で、仰向けに寝かせてて触ると、お手入れ項目が全て触る事が出来ます。
目や鼻や耳などのお手入れは、全身が触れなければ、なかなかやりにくいです。
もし噛んでくるようであれば、あごを返すような感じで、その都度叱って下さい。
あまり、マズルをつかんでしかると犬の気持ちが下がってしまうので、次のトレーニングに繋がらなくなってしまうので、噛まなければ褒めるという形で、やっていただくとスムーズです。
何があっても人に対して、歯を当てない事を教えて頂かないと、注意して対応して下さい。
動画を見る限りでは、大丈夫です!
まとめ
●要求吠え・飛びつき・落ち着きがない
①生活環境を整える見直す
②飛びつきは飼い主自ら辞めさせる
●噛み癖
①叱り辞めさせる
②興奮させすぎない
③普段から止めさせておく
④触れ合いを通して慣らしておく