フレンチブルドッグのしつけの方法や、飼い方についてご紹介します。
フレンチブルドッグは見た目の特徴から、愛好家の多い犬種です。
変わった見た目をしているので、尻込みしてしまう方もいますが、とても人間に似た性格をしている家庭犬にピッタリの犬種です。
フレンチブルドッグの性格は子犬のうちに決まる
犬の性格は生まれつきが7割、残りの環境が3割と言いましたが、それはしっかりと知識を持ったブリーダーのもとで親犬と一緒に育てられている場合です。
町中にある大多数のペットショップが2ヶ月の子犬を販売しています。
そのため、親や兄弟から、犬同士の付き合いや社会について何も知らされず家庭に来てしまう事が多々あります。
そうなると家でのルールや、生活していく上でやっていい事、悪い事を教える必要があり、その全てを飼い主さんが行います。
フレンチブルドッグのしつけで大事な時期とは
フレンチブルドッグの成長は早いため、生まれてから約2年で人間でいう成人を迎えます。
そのため、しつけは早いうちから行う必要があります。
もちろん成犬からでも可能ですが、頭の柔らかい子犬のうちにしつけると覚えが早く簡単なので、子犬の時期をおすすめしています。
乳離れをした2ヶ月前後からしつけを行うことが可能です。
赤ちゃんのうちはスキンシップを取りながら少しずつ覚えさせていくようにしましょう。
かわいいから、と何でもいう事を聞くことはNG
例えば寂しいから、出して欲しいから、と鳴けばゲージから出してあげたくなってしまいます。
フードの食器をずっと舐めていればお腹が減っているのかな?と新しくフードを追加してあげたなくなってしまいます。
しかしこれには注意が必要です。
鳴けば出してもられるんだ!フードの容器を舐めていれば新しいご飯が出てくるんだ!と学習してしまいどんどん要求が強くなってしまいます。
飼い主がずっとそばにいて対応してあげれば問題ないのですが、買い物や、行事、夜眠ることも必要です。ずっとはできませんよね。
犬は何度も同じ事を繰り返し、いい事が起きた!と学習してしまうと、犬自身がこうしたい、と思った時に要求を訴えるようになります。
もし、要求をした時に飼い主に気づいてもらえなかったらどうするでしょうか?
犬はしゃべる事ができないので、行動や吠えで表現します。
もっとフードの食器を舐めてみる、フードの食器を噛んでみる、それでもダメならフードの食器を落として音を出す、など犬も賢いので色々気づいてもらえるように試します。
それでもダメなら暴れる、大きな声で吠え続ける、など色々試すようになります。
ここで、仕方ないな、と要求をまた満たしてしまうと意味がありません。
また、こうすればいいんだ、と学習し、同じような問題行動と見られる行動をとるようになります。
何でも犬の要求通りになるように動くことは注意が必要です。
ダメな時はダメ、としっかり叱るようにしましょう。
また、叱るときは、ダメな事をした「その時だけ」怒るようにします。
しばらく経った後に怒っても犬は覚えていないので何故怒られているのか理解できません。その場ですぐに怒れる場合のみ叱るようにしましょう。
フレンチブルドッグは愛嬌良く、とてもかわいい反面、頑固な面も持っているので駆け引きが難しいかもしれません。
最初からしっかりとルールを決めておくと良いでしょう。
フレンチブルドッグの飼い方
フレンチブルドッグは、とても手入れしやすそうに見えるかもしれません。
確かにトリミングに出す必要はないのですが、皮膚が弱い事、脂性の肌をしているため、こまめなシャンプーや肌のお手入れが重要な犬種です。
また寒暖差の激しい気候も苦手です。どんな事に注意していけばいいのかをご紹介します。
フレンチブルドッグは皮膚が弱いので毛や皮膚のお手入れが大切
フレンチブルドッグは、毛が、非常に抜けやすいので、抜けかけの毛を取ってあげるような手入れが必要です。
通常の犬用のブラシは長毛の犬向けなので、ラバーブラシと呼ばれるシリコンで作られた柔らかいブラシを使用します。
これは、抜け毛を取ったり、皮膚のマッサージにも適しているブラシです。
フレンチブルドッグは、他の犬種に比べ毛穴が大きく、その穴に汚れが詰まると皮膚にトラブルを起こしてしまいます。
ラバーブラシや、人間のブラシと似たような柔らかい毛を使用した獣毛ブラシで汚れや抜け毛のケアをしてあげましょう。
フレンチブルドッグは暑さや寒さに弱い
短毛種なので、自分の被毛だけでは体温の調節を行うことができません。
暑い日は、クーラーや日陰、寒い日は犬用にヒーターや犬用の洋服を着せてあげましょう。
ベッドも、暑い場合は凍ったペットボトルをそばに置いてあげる、寒い時は毛布を入れてあげる、など工夫が必要です。
毎日時間を決めて散歩をしなくても大丈夫
フレンチブルドッグはそんなに運動が必要な犬種ではありません。
激しく運動というよりも、ゆっくりと飼い主さんとの時間を楽しむ散歩が必要です。
また、散歩は必ずこの時間に、というルールはありません。
同じ時間に行き続けていると、犬もその習慣を覚えてしまい、時間を過ぎると吠える、など行動で表現するようになります。
こうなってしまうと、嵐や大雪、雨などで散歩に行けない時が大変です。
行ける時に、楽しんで連れて行ってあげるようにしましょう。
また、フレンチブルドッグは関節が弱いので、アスファルトを長い時間歩かせると関節によくありません。
なるべく公園の芝生の上や土の上を歩かせてあげてください。
まとめ
フレンチブルドッグを始め、犬のしつけは早めに進めましょう。
皮膚の弱い犬種なのでブラシやシャンプーなどのケアが大事な犬種です。
散歩の後はタオルで拭いてあげるなど皮膚トラブルには気をつけるようにしましょう。