ドッグホテル 日中預かり 4400円 03-6240-0787

ポメラニアンのいびきは大丈夫?いびきの原因と対処方法

ポメラニアンのいびきは大丈夫?いびきの原因と対処方法

ポメラニアンは、人気の犬種ランキングで常に上位に入っている人気の小型犬です。
そんな可愛いポメラニアンがいびきをかく姿に、驚く飼い主さんは少なくありません。
ポメラニアンのいびきの原因は何なのでしょうか?
犬のいびきの原因と対処方法について、ご紹介します。

ポメラニアンの特徴

  • 原産国:ドイツ
  • 体高:18cm~22cm
  • 体重:1.8kg~3.5kg
  • 平均寿命:12~16歳

ポメラニアンはドイツ原産で、長毛種でダブルコートの小型犬です。

毛色は、オレンジ、ホワイト、レッド、ブラウン、クリーム、ブラック、チョコレート、ビーバー、ブルー、オレンジセーブル、ウルフセーブル、ブラックタン、パーティカラー

などが、JKCで公認されていますが、他にも非公認のカラーもあります。

価格の相場は、15万円~30万円程度が一般的ですが、中には血統が良い犬や人気のカラーの犬は、50万円を超える場合があります。

ポメラニアンの体の特徴

ポメラニアンは、個体による体重差がある犬種で、4~5kgほどの大きさになる場合がありますが、体型が肥満でなければ、心配することはありません。

逆に、大きめのポメラニアンの方が丈夫だと言われています。
顔は2種類あり、マズルが短いタヌキ顔と、マズルが長いキツネ顔です。

タヌキ顔の個体の方が、体が小さいことが多いと言う特徴があります。
キツネ顔の個体は、原型に近くて体は多少大きくなる傾向にあります。

日本では、タヌキ顔のポメラニアンの方が人気が高くなっています。

ポメラニアンの性格

好奇心旺盛で、遊ぶのが大好きな性格です。
飼い主さんや家族と一緒にいることが好きなのですが、依存心があまり強くないので一人で遊ぶことができ、お留守番も得意です。

感受性が強いので、飼い主さんの心の動きに敏感です。
飼い主さんが落ち込んでいたり、元気が無い時にはすぐに察知して、慰めようとしてくれます。

警戒心が強いため、吠え癖がついてしまうと大変なので、早い段階でしっかりとしつけをする必要があります。

犬がいびきをかく仕組み

気管が何らかの原因によって狭くなると、吸った空気が呼吸器を通る際に振動して、いびきとして聞こえます。
犬も人間と同じように、口や鼻から息を吸って、気管を通って肺へと空気が送られます。
気管の通り道が狭くなる事で「ガーガー」「グーグー」と音をたてて、いびきをかくのです。

ポメラニアンのいびきの原因

犬の中でもいびきをかきやすい犬種といびきをかきにくい犬種があり、パグやシーズー、フレンチブルドッグやペキニーズなど短頭種と呼ばれる犬種はいびきをかいきやすいです。

短頭種がいびきをかきやすい理由は、鼻が短く口腔の面積が狭いため、口の中の天井部から後方にのびている、軟こう蓋とよばれている上あごの奥にある柔らかい部分が圧迫されて垂れてしまうことから、いびきをかきやすいのです。

ポメラニアンは短頭種ではないのに、なぜいびきをかくのでしょうか?
ポメラニアンは、小型犬なので体質的に気管が弱いため、いびきをかきやすいと言われています。

他にも、アレルギーが原因でいびきをかく場合があります。
ポメラニアンの中には、アレルギーを持っている個体もいて、アレルギー反応として呼吸が苦しくなり、いびきにつながる場合があるのです。

また、人間同様に太っていると首のまわりに脂肪がついて、喉が圧迫されることによって気管が狭くなってしまい、いびきをかきやすい状態になります。

心配するべきポメラニアンのいびきとは?

ポメラニアンのいびきの原因が、体質的に気管が弱いという場合もありますが、中には病気のサインである可能性もあります。

では、普段のいびきと病気などが原因のいびきは、どのようにして見分ければ良いのでしょうか?

  1. 今までいびきをかいたことが無かったのに、急にいびきをかくようになった
  2. いびきの頻度が高くなってきた
  3. 今までもいびきをかいていたが、いびき音が大きくなった
  4. 寝ている時に、呼吸がしにくそうになった
  5. いびきに混じって、ガチョウのような鳴き声の咳をするようになった
  6. いびきの他にも、鼻水や皮膚炎などアレルギー症状が出ている

このいずれかに該当している場合には、病気のサインの可能性があるので、動物病院を受診することをおすすめします。

可能であれば、いびきをかいている時の動画を撮って医師に見せると、症状がわかりやすくなります。

ポメラニアンのいびきの原因になる病気

ポメラニアンのいびきの原因が病気であった場合、早く治療を始めることが重要です。
いびきの原因となる病気とその対策について、ご紹介します。

気管虚脱

気管が押しつぶされて、空気が正常に送られなくなる病気です。
気管は、一度つぶれてしまうと元に戻すことが出来ないので、注意が必要です。

症状としては、呼吸困難やチアノーゼ、咳などが見られます。
初期段階は軽い咳をするようになり、進行するとえずくような動きやゼーゼーと苦しそうな呼吸音を出すようになります。

治療は、内科治療がメインになる場合が多く、内服薬で症状をコントロールします。
外科手術で、器官を広げる手術をする場合もあります。

気管虚脱の原因は、遺伝や肥満、老化などが挙げられます。

僧帽弁閉鎖不全症

ポメラニアンがなりやすい心臓病の1つで、左心房から左心室に血液が流れる場所にある便に異常が起きて、便の開閉がうまくできなくなる病気です。

症状は、寝ている時だけでなく起きている時も咳をしたり、呼吸音が苦しそうになることがあります。

治療は、完治をするためのものではなく、進行を遅らせるための治療法を行う場合が多くなっています。
外科手術を行っている病院もありますが、難しい手術のためリスクを伴うので、一部の病院のみとなっています。

まとめ

ポメラニアンのいびきについて、ご紹介しました。
いびきの原因としては、気管が弱いためや病気のサインである事が挙げられます。
今までいびきをかかなかったのに、急にいびきをかくようになったり、いびきが激しくなってきた場合には、早めに動物病院を受診して、獣医師に相談しましょう。