犬も車酔いをすることをご存知ですか?気持ちよさそうに、車の窓から顔を出している犬もいますが、実は車中で辛い思いをしている犬もいるのです。でも、病院へ連れて行く時や一緒に旅行に行く時など、どうしても車で移動しなければならない時があります。そんな時に、犬がなるべくつらい思いをしないように、車酔いの予防方法や車酔いしてしまった時の対策をご紹介します。
*写真はイメージです。車に乗せて移動する際は、ゲージを使用ください
犬の車酔いの原因
犬の車酔いの原因は、人間と似ています。寝不足や空腹だったり、車内の臭いや排気ガスの臭いで酔ってしまったり、三半規管が弱くて乗り物の揺れで内耳の平衡器官がうまく働かなくなるなどが挙げられます。また、体調が悪い時やストレスが溜まっている時なども車酔いしやすいと言えます。
他にも、過去に車に乗った時に嫌な思いをした場合には、車に乗るとその記憶がよみがえって車酔いをしてしまうこともあります。
乗り物酔いの症状
・落ち着きがなくなる
・頻繁にあくびをする
・よだれを垂らす
・小さな声で鳴き続ける
・震えだす
・嘔吐する
車酔いを予防する方法
1.慣れさせる
子犬のころから、車に乗せて慣れさせると予防することが出来ます。いきなり長い時間、車に乗せるのではなく、最初は近いところで10分程度のドライブから始めると良いでしょう。犬の様子を見ながら、少しずつ時間を伸ばしていって慣らしましょう。
2.空腹時・満腹時は避ける
犬をドライブに連れて行く前に、あまりお腹をいっぱいにしないようにしましょう。また、空腹時も車酔いしやすいので、食事を与えてから1時間程度時間が経ってから出かけるようにしましょう。
3.車内の空気に注意する
犬は臭いに敏感です。あまり強い臭いがあると車酔いしやすいので、臭いの強い芳香剤を使用するのは止めましょう。また、車内での喫煙も避けましょう。車内の温度は、あまり暑すぎると車酔いしやすくなるため、少し涼しいくらいに設定してください。
4.ケージやキャリーバッグに入れる
体が安定しないでフラフラすると、車酔いしやすいので、ケージやキャリーバッグに入れてなるべく固定するようにしましょう。3列シートの車の3列目は揺れが大きいので避けた方が良いでしょう。
5.こまめに休憩をとる
途中でこまめに休憩をとるようにしましょう。高速道路のサービスエリアでは、ドッグランが併設されている所もあります。時間に余裕を持って出かけて、ドッグランを利用して気分転換すると良いでしょう。
6.酔い止めを飲ませる
犬用の酔い止め薬があります。動物病院に相談すると、酔い止めを処方してくれます。分量を守って飲ませましょう。
まとめ
犬の車酔いは、しっかりと予防をすることで防ぐことが出来ます。犬の様子を見ながら、こまめに休憩をとるなどして、対策を行いましょう。少しずつ車に慣れさせれば、犬の車酔いは改善することが出来ます。事前の予防をしっかりすることと、ドライブ中の犬の様子を見ることを心がけましょう。愛犬とのドライブを楽しんで下さい。