犬が苦手な人に、なぜ犬が苦手なのか理由を聞くと「吠えるから」という答えが返ってくることがよくあります。
また、小さな子供から見ると、自分よりも大きな犬が、歯をむき出しにして大きな声で吠える姿は、恐怖でしかありません。
小型犬が高い声でキャンキャン鳴く声も、耳につく時があります。では、犬はなぜ吠えるのでしょうか?
犬が吠える理由は沢山あります。犬が吠える理由についてご紹介します。
犬が吠える主な理由
犬が吠える理由は、1つではありません。犬の吠え方や状況によって、吠える理由は異なります。代表的な物をご紹介しましょう。
1.散歩中に吠える
散歩中の吠える理由は3つ「恐怖心」「警戒心」「縄張り意識」です。
恐怖心
他の犬や人間に対して恐怖心を抱くと、ワン!ワン!と大きな声で吠えて威嚇します。
野生で生活をしていた時には、吠えることによって威嚇して相手を攻撃していたので、その名残です。
臆病な性格の犬によく見られますが、しつけることによって、改善することが可能です。
警戒心
恐怖心同様に、犬だけでなく人間に対しても警戒している時に吠えます。こちらも、臆病な性格の犬によく見られます。
縄張り意識
犬は、野生で生活をしていた時には、群れを作り縄張りをもっていました。
そのため、散歩中に他の犬に会うと自分の縄張りに勝手に入ってきた侵入者に対して、威嚇する意味で吠えます。
自分の家族を守るために、吠えるのです。
2.要求がある
飼い主さんに何かしてもらいたい事がある時に、吠えて気持ちを伝えようとします。
「お散歩に行きたい」「お腹が空いた」「遊んで欲しい」「飼い主さんが帰ってきてうれしい」など、その時の気持ちを伝えようとします。
犬の要求を叶えてあげたいのですが、吠えれば要求が通ると思われては困ります。あくまでも、リーダーは飼い主さんなので、上下関係を崩さない程度にする必要があります。
吠えたからと言って、要求を全て通してしまうと無駄吠えが治らなくなるので、注意が必要です。
3.寂しい
犬は集団で生活してきた動物なので、独りぼっちに慣れていません。
孤独に耐えられずに、悲しそうな声で吠えることがあります。
4.興奮して吠える
犬は、番犬や猟犬として品種改良されたものが多く、興奮しやすい性格です。大きな音がした時や飼い主さんが帰宅した時など、興奮して吠えてしまいます。
5.ストレスが溜まっている時
犬は、ストレスが溜まってしまうと、少し苦しそうに吠えることがあります。
生活環境が大きく変わったなど、思い当たることはありませんか?ストレスの原因がわかったら、排除してあげましょう。
犬が落ち着いて生活出来るような環境を作ってあげましょう。
まとめ
犬が吠える主な理由を5つご紹介しました。吠える理由は、他にもあります。
犬が苦手な人にとってはワンワン大きな声で吠えられると怖いかもしれません。
また、犬のご近所トラブルの原因の1つでもあるので、無駄吠えはしないように、しっかりとしつけをしましょう。