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【犬のしつけ専門家が解説】子犬を2つの家に行き来させるのは有害?【ボーダーコリー 犬】

【ボーダーコリー 犬】子犬を2つの家に行き来させるのは有害??しつけへの影響について解説します!

犬を飼っている人が、自分が留守にする時に別の家に愛犬を預けるということはよくあることでしょう。
でも、まだトイレトレーニング中の子犬を、2つの家を行き来させても大丈夫なのでしょうか?トイレトレーニングに何か支障が出たりしないのでしょうか?
犬のしつけ専門家が、トイレトレーニングについての疑問を解消いたします。

記事監修:犬のしつけハグ 川島 恵

Kawashima

Profile 川島 恵 ドックトレーナーとして12年目の令和元年に東京の世田谷区と文京区にあるドッグトレーニング犬のしつけ教室をオープン。 『スッキリ』(日本テレビ系)犬のしつけ専門家として出演電話出演。 テレビ東京「どうぶつピース!!」に出演。「おやつ、おもちゃ無しのしつけ」でドッグトレーニングする犬のしつけの専門家

LINE無料相談への相談内容

犬種:ボーダーコリー 年齢:4ヵ月

【相談内容】
私の家と義理実家がすぐ隣にあり、どちらか家にいない時は人がいる家に移しています。

子犬でトイレを覚えていないうちは、無闇に環境はかえないようがよいのでしょうか?

何卒よろしくお願いします。

トイレトレーニング中に別の家を行き来させることはアリ?

結論から言うと、まだトイレをきちんと覚えていない子犬を移動させても、それぞれの家でトイレの場所を設けてあれば問題ありません。

2つの家を行き来させるということよりも、トイレの場所をどのような形で教えているのかが重要になってきます。

例えば、片方の家ではケージの中で管理をして、もう片方ではフリーな生活をさせているのであれば、トイレの場所が感覚として全く違う場所になってしまいます。

そのため、トイレの場所が覚えにくくなってしまうため好ましくありません。

別の家を行き来させる場合には、同じ環境で生活させるというスタイルであれば、全く問題ありません。

月齢がまだ4ヵ月なので、トイレの我慢がしっかりとできるようになったり、落ち着いて寝ていられるようになるのはこれからです。

人が見ていられない時には、ケージの中での管理でいいと思います。

少しでも愛犬を見ていられる時間があるのであれば、寝床とトイレは完全に分けて犬が自由に行き来できないような形にしてあげるとよいでしょう。

クレートやケージの中は犬が落ち着ける場所、トイレは排せつをする場所という形で明確に分けることができるので、どちらの家にいってもその環境が揃っていれば、問題ありません。

このような環境を作ることで、トイレの失敗ができなくなります。

クレートでの管理をする場合は、クレートを落ち着ける場所に置いてあげたり、タオルをかけて目隠しをしてあげるなどして静かに過ごせるようにしてあげましょう。

オスススメ!トイレ日記

犬の排せつの時間は、日記にまとめることで把握しやすくなります。

毎日、愛犬のトイレ日記をつけましょう。

ノートに毎日何時に排せつをしたのかを記載して、交換日記のようにそれぞれの家で記入したものを渡すと、お互いにトイレのタイミングを把握しやすくなります。

トイレトレーニング中の飼い主さんに、おすすめの方法です。

ルールを統一する

それぞれの家で、犬を全く違う環境に置いてしまうことはNGです。

トイレトレーニングが進んでいないことは、あまり意識しなくても問題ありません。

どちらの家に行っても人と生活をすることに変わりはありませんので、ルールは決めていただきたいと思います。

例えば、一方ではソファーの上に上がってもいいけれど、もう一方の家ではダメだと犬は混乱してしまうので、ある程度は統一してください。

トイレトレーニングよりも、ルールの統一の方が重要です。

トイレトレーニングに関しては問題ないので、どちらか人がいる方に預けるというスタイルは問題ないと思います。

お留守番の練習をする

今後の為に、お留守番の練習をすることをおすすめします。

今は2軒を行き来している状態ですが、今後はどちらにも人がいないためお留守番をさせなければならないという状況が出てくると思います。

いつも誰か人がいる状態の場所にいるようになると、人がいないところにいることによって「分離不安」になる可能性があります。

犬の分離不安とは、飼い主さんと離れて過ごすことに対して、不安に思い精神的・肉体的に不調が現れる状態です。

犬が強いストレスを感じて、問題行動を起こしてしまうことがあります。

分離不安の症状としては、下痢や嘔吐、食欲不振やモノを壊す、自傷行動などがあります。

飼い主さんが外出する時や不在時に、吠え続ける犬もいます。

分離不安にならないためにも、お留守番の練習もしておくことをおすすめします。

まずは、短時間からお留守番の練習もはじめておくと、愛犬への負担が少なくなります。

常に人がいることが良いことだと思われがちですが、いずれお留守番をする機会が出てくるのであれば、少しずつお勉強をさせておいてあげるとよいでしょう。

まとめ

トイレを覚える前によそに預けても大丈夫?という質問にお答えしました。
家が変わっても、それぞれが同じ環境でトイレの練習をすれば問題ありません。
犬が混乱しないように、お互いの家での管理方法は絶対に統一させてください。
これからも一緒に過ごす為にも、やっていいこと・やってはいけないことのルールを統一して、各家お互いに共有することが大切です。
トイレトレーニング中であることは問題ありませんが、犬が過ごす環境でのルールを統一するということが最も重要なことです。
愛犬が混乱しないようにしてあげましょう。
月齢がまだ4ヵ月と小さいので、これから覚えることや吸収することが沢山あります。
ルールの徹底は必ず行って下さい。

愛犬の成長と共にお困りごとが増えたり変わったりします。
その都度、ご質問いただければ最善の方法をアドバイスさせていただきますので、お気軽にお問合せください。

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