ミニチュアダックスフントをを飼っている先輩飼い主さんも伝えたい不在の時のおしっこ・ウンチの悩みです。
飼い主さんが帰宅をした時に、興奮しておしっこやうんちをしてしまっている可能性が高いかもしれません。
同じようなお悩みをお持ちの方もいらっしゃると思いますので、是非最後までご参考ください。
【ミニチュアダックスフント】お留守番中にトイレを我慢・トイレで寝る・噛み癖
今回は、LINE@犬の無料相談に寄せられた質問に対する回答をご紹介します。
静岡県にお住まいの1歳1ヵ月のミニチュアダックスフントの飼い主さんのお悩みです。
「お留守番中におしっことうんちをしないで、帰宅後もらす」
「トイレで寝てしまい、トイレの外で排せつをする」
「噛み癖」
の3点です。
お困りごと1:お留守番中に排せつをしない
お困りごとの内容と犬の状態
飼い主が仕事で不在の時にはおしっこ・ウンチを家でしない。
帰宅したら喜んで、我慢していたおしっこ・ウンチをする。
犬の状態
犬は、お留守番中は、ひたすら排せつを我慢している状態です。
1歳なので、とても我慢が出来ていると思います。
飼い主さんの帰宅時に興奮して、我慢していたおしっこやうんちをしてしまうのではないか?と、考えられます。
犬の気持ちとトレーニングの方法
■犬の気持ち
飼い主さんが不在の時に、家で排せつをしない理由はわかりません。
飼い主さんが帰宅をした時に、興奮しておしっこやうんちをしてしまっている可能性が高いので、「興奮するシチュエーションを作らない」という事が大切です。
うれしくて興奮しておしっこをしてしまう状態、いわゆる「うれション」は、楽しすぎておしっこが出てしまうという状態です。
その時の犬の気持ちとしては、排せつを失敗してやろう!という事ではなく、出ちゃった!という事です。
排せつというよりも、一種の条件反射のようなものです。
うれションは、興奮をさせないという事で、行動を軽減することが出来ます。
■うれションのトレーニングは難しい
実は、うれションのトレーニングは、とても難しい事です。
まず最初に、犬の情緒を安定させる事から始めて、更に飼い主さんの接し方や環境を変える必要があります。
今までと接し方を変える事なく、うれションやうんちをしてしまう事を辞めさせることは出来ません。
興奮をさせないというシチュエーションを作る必要があります。
お留守番中、犬は相当我慢をしている事が予想されます。
飼い主さんへの喜びの表現、愛情の表現として、おしっこをしてしまっているので、叱って辞めさせるのではなく、環境を変えて頂きたいと思います。
対処方法
興奮状態の時に犬に接する事は、辞めましょう。
飼い主さんの帰宅後に、犬が一度落ち着いてからケージから出してあげるなど、興奮した状態の時に接する事は辞めて下さい。
日々の遊びの中で、人と遊ぶという事は興奮するという事ではないという事を教えていく必要があります。
「遊び=落ち着き」であってもいいと思います。
日々の積み重ねによって、情緒を安定させる事が出来ます。
犬が遊びたい・楽しい事をしたいという気持ちを満たしてあげることも大切です。
飼い主さんの中には、日中仕事などでお忙しかったり、犬にかまってあげる時間がないという方もいらっしゃるでしょう。
例えば
- 犬が我慢する時間を出来るだけ短くしてあげる
- 昼休憩の時間に一度帰宅する
- 犬の幼稚園に預ける
などの方法で、飼い主さんに対して興奮をしないようにすると、改善されます。
ただし、かなりの時間がかかる可能性がかかります。
精神的な問題なので、改善する為には、1ヵ月程度の短い時間ではなく半年から1年程度はかかるとお考え下さい。
お困りごと2:トイレで寝る・トイレの外で排せつする
お困りごとの内容と犬の状態
トイレで寝てしまう
おしっこやうんちをトイレの外でしてしまう
犬の気持ちとトレーニング方法
犬は、寝心地の良い場所で寝るので、恐らくトイレが一番寝心地の良い場所であると予想されます。
犬のしつけハグでは、ケージの中に寝床とトイレを設置することは、おすすめしていません。
寝床とトイレは完全に分けることをおすすめします。
寝床となる場所ハウスは、クレートなどを使用して頂き、トイレはサークルやケージなど、全く別の場所に設置し、最初は自分で行き来ができる状態にはしません。
「寝床は寝床」「トイレはトイレ」「外に出たら人と遊びましょう」という時間を設けています。
なぜなら、今なにをすべきかという事を明確にすると、犬にもわかりやすいからです。
トイレで寝られる環境はあまりよくありません。
よく見られる事なのですが、ケージの中に寝床とトイレの両方を設置して、自分のタイミングで寝床とトイレを行き来できる状態にしている場合があります。
自分のタイミングで行けるようにしてしまうという事は、野生の犬をケージの中で飼っているのと同じような状態になってしまいます。
このような環境下に置いてしまうと、ケージの外に出してしまうと、トイレの場所に戻れなくなってしまう事が多いです。
■対処方法
最終的な目標は、フリーな状態の場所からトイレに行く事が出来るようになる事です。
自らの意思でトイレに行くという事を覚えさせる必要があります。
寝床の場所とトイレの場所は別に設置をして、寝床があるサークル内では一切排せつはさせずに、トイレを設置しているケージの中に入れたら、排せつを済ませるまでは外に出さないという事をこまめにさせると良いでしょう。
これを繰り返すと、寝床で排せつをすることは一切なくなります。
トイレで寝られなくなります。
「トイレで寝る事を止めなさい」と言っても、犬にはわかりません。
犬は、寝心地の良い場所で寝ます。
もし、ケージの中にトイレを設置しているのであれば、トイレの場所が一番寝心地が良いと考えられます。
改善するためには、環境を変えて頂く事が一番です。
お困りごと3:噛み癖がある
お困りごとの内容と犬の状態
1歳1ヵ月のミニチュアダックスで噛み癖があるというのは、判断が難しいのですが、じゃれ噛みなのか?本気噛みなのか?がわかりません。
じゃれて噛んでくる場合には、飼い主さんにしっかりと叱って頂く必要があります。
ダメな事は「ダメ!」と、きちんと教えてあげて下さい。
おやつやおもちゃでごまかすのは、辞めて下さい。
噛めるもの、たとえば歯磨きガムなど、噛んでも良い物を1つ用意して、それ以外の物は噛んではいけないと、教えてあげましょう。
犬の気持ちとトレーニング方法
1歳1ヵ月なので、飼い主さんに対してこの人は噛んでもいいのかを試している、試し噛みの可能性があります。
また、噛む相手を下に見ている場合にも、噛んでくる事があります。
どんな場合であっても、人を噛んではいけないという事をしっかりと教える必要があります。
万が一、他人を噛んでしまいケガをさせてしまったら、大変な事になってしまいます。
そいういった事の予防のためにも、ジャレ噛みでも本噛みでも、噛んではいけないという事をきちんと教えましょう。
本気で噛んできている場合ですが、例えば物を守ろうとしての防衛本能が高かったりする場合には、叱ってしまうと逆上する可能性があります。
本気で噛んでくる場合には、すぐにドッグトレーナーに相談をして下さい。
プロのトレーナーに状況を見てもらい、犬に合ったトレーニングをすると良いでしょう。
犬への負担も少なくて済みます。
■対処方法
噛み癖に関する質問は多いのですが、噛み癖には種類が沢山あります。
また、どのようなシチュエーションで噛んでくるのか、どういう思いで噛んでくるのか、などをトータル的に考えて、どんな方法で対処するべきなのかを提案する必要があります。
犬の性格も十人十色なので、愛犬に合った方法でトレーニングを行う事が大切です。
ご紹介した方法を1つの手段としてお考えいただければ幸いです。
まとめ
今回は、1歳1ヵ月のミニチュアダックスフントの飼い主さんからのお困りごとについての回答をご紹介しました。
犬の事でお困りの事があれば、是非、犬のしつけハグのLINE@犬の無料相談に、ご相談下さい。