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犬にピーマンを与えても大丈夫? ピーマンの効能(肥満の解消)と注意点

犬にピーマンを与えても大丈夫? ピーマンの効能(肥満の解消)と注意点

犬にピーマンを与えても大丈夫? ピーマンのメリットと注意点について
ピーマンというと、好き嫌いが分かれる野菜ですが、犬にとってはどのような野菜なのでしょうか。そもそも、犬にピーマンを与えても大丈夫なのでしょうか。今回は、犬とピーマンについて解説していきます。

ピーマンは、その苦味が苦手で、子どものころは食べられなかった野菜の一つですが、大人になるにつれ、気がつけば おいしく食べられるようになる不思議な野菜という方も多いと思います。

リーズナブルな価格で、通年手に入るので、頻繁に食卓に登場する野菜ですが、ピーマンは犬にとってはどのような野菜なのでしょうか?

犬はピーマンを食べても大丈夫なのでしょうか。
その成分とともに、犬とピーマンについて解説致します。

犬にピーマンを与えても大丈夫? ピーマンの効能(肥満の解消)と注意点

最初に結論から言いますと、

犬はピーマンを食べても問題はありません。

とはいえ、
犬は、味よりも香りで食べ物を認識、判断しているので、強い香りを持つピーマンに好奇心旺盛な犬もいますし、ピーマン特有の苦味が苦手と感じる犬もいるようです。

ただ、大量に食べると消化不良の要因になりますので、与える場合は量に気を付けましょう。
また嫌がる場合は無理せずに与えないようにしましょう。

なぜ食べても大丈夫?

野菜自体が犬にとってはそれほど重要な食材ではありません。

ドッグフードに飽きてしまわないよう食べてもらえるバリエーションとしてピーマンを手作り料理のアイテムにできると、コスパ的にも大変助かりますね。

ピーマンは加熱調理しても栄養素が壊れにくいので、
血流を良くする、ベータカロテンやルテインや骨の強化や老廃物の排出の促進にもつながるミネラルもバランス良く含まれています。

犬にピーマンを与える時の注意点は、後半でお伝えいたします。

ピーマンの効能

  1. 肥満の解消
  2. 新陳代謝を促進

ピーマンの効能としては、肥満の解消や、新陳代謝を促進につながる成分を豊富に含んでいたりといったものが挙げられます。

ただ、もともと犬は肉食動物ですので、野菜を消化する酵素を持っていないことから、食べすぎると消化不良を起こしてしまいます。

また、ピーマンには微量ですが関節炎を引き起こすアルカロイドが含まれています。
骨が弱い超小型犬や高齢犬にピーマンを与えることは、念のため避けた方が良いかもしれません。

ピーマンに含まれる栄養素

それでは、具体的にはどんな成分が含まれているのでしょうか。
ピーマンに含まれる栄養素詳しくみていきましょう。

βカロテン

ピーマンに多く含まれるβカロテンは、抗酸化作用がある栄養素で、血流を良くしてくれますし、骨の強化や老廃物の排出の促進にもつながります。
す。

免疫力を高めてくれるので、ガンや心臓病の予防などにも効果的といわれています。これは、人間だけでなく犬にも同様のことで、仔犬時代から摂取しておくとがん予防の効果が期待できます。
βカロテンは皮膚のターンオーバーを調整するなどの役割を持っているビタミンAに変換されま

ビタミン類

ピーマンはビタミンC(㎍)を始め、ビタミンA、B群、ビタミンK(㎍)といったビタミン類が多く含まれています。
とはいえ、犬は体内でビタミンCを生成できますので、無理に摂取させる必要はありません。
しかし、老犬や病気の犬の場合は、体内で十分なビタミンCが作れないのでピーマンからビタミンCを摂取することは無駄にはなりません。

ピーマンの成分(100gあたり)
エネルギー(kcal) 22
水分(g) 93.4
たんぱく質(g) 0.9
脂質(g) 0.2
炭水化物(mg) 5.1
灰分(g) 0.4
飽和脂肪酸
不飽和脂肪酸
コレステロール 0
食物繊維 2.3
ビタミン(100gあたり)
βカロテン(㎍) 400
ビタミンC(㎍) 76
ビタミンK(㎍) 20
ビタミンE 0.8mg
ビタミンB1 0.03mg
ビタミンB3 0.03mg
ナイアシン 0.6mg
ビタミンB6 0.19mg
葉酸(㎍) 26
パテント酸 0.3mg
無機質(100gあたり)
ナトリウム 1mg
カリウム 190mg
カルシウム 11mg
マグネシウム 10mg
リン 22mg
0.4mg
ナイアシン 0.6mg
ビタミンB6 0.19mg
葉酸(㎍) 26
パテント酸 0.3mg

五訂日本食品標準成分表より

犬にピーマンを与える時の注意点

  1. 食べすぎは禁物=NG!
  2. 種やヘタは取り除く
  3. 生で与えるには皮が硬いので注意
  4. 小型犬や高齢犬には念のため避ける
  5. 初めて食べさせる時は食後の観察
  6. 食物アレルギーのワンちゃんがいることも事実

食べすぎは禁物=NG!

ピーマンは、犬にとっても大切な成分が多く含まれていて、加熱調理しても栄養素が壊れにくい何かと重宝するお野菜ですが、食べすぎは禁物です。食べすぎると消化不良を起こしてしまいます。
食中毒のような症状や皮膚の障害が出る場合があるので注意が必要です。

種やヘタは取り除く

ピーマンの調理を行うさいは、ヘタや硬い種の部分は、取り除きましょう。料理で使用するのは、果肉部分のみにしましょう。

生で与えるには皮が硬いので注意

ピーマンは、皮が硬いの生で与える事はでオススメしません。

火を通したピーマンを少量の刻んで、トッピングとしてドッグフードに加えるくらいが丁度良いでしょう。
加熱するとピーマンは、甘みが増してやわらかくなりますので、様々な料理のバリエーションも増え、ドッグフードを飽きずに食べてもらえるので、犬にとっては食べやすい食材になります。

小型犬や高齢犬には念のため避ける

ピーマンには、関節炎を引き起こすアルカロイドが微量に含まれています。
高齢犬や骨が弱い超小型犬にピーマンを与えることは、念のため避けた方がよいかもしれません。

初めて食べさせる時は食後の観察

ピーマンは犬の健康にとって良い面が多い食材ではありますが、初めて食べさせる時は少量からスタートして、食後の様子を観察しましょう。
犬が過剰摂取してしまうと、ベータカロテンは肝臓に蓄積していくといわれていますので、デメリット面の知識として覚えておきましょう。

食物アレルギーのワンちゃんがいることも事実

ピーマンを与える時は、火を通し調理して、色味や味のアクセント程度の量にして、過剰摂取させないことが重要です。

犬によってはピーマンを受け付けないワンちゃんもいますので、初めて食べさせる時は食後の観察を怠らないようにしましょう。

まとめ
ピーマンは犬の健康にとって良い面が多い食材で、加熱調理しても栄養素が壊れにくく、肥満の解消、新陳代謝を促進とコスト面でも、お財布に優しい食材ですが、小型犬や高齢犬には念のため避けて、ドッグフードに飽きてしまわないよう食べてもらえる料理のバリエーションとして色味や味のアクセント程度の量にして、過剰摂取させないようにしましょう。