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犬は本当にケージに入れるべき?サークルもあるけどどちらがいい?

犬は本当にケージに入れるべき?サークルもあるけどどちらがいい?

犬を家に迎えるにあたって考えるべきことの一つが「ケージは使うべきなの?」という事です。人間すると迷うかもしれませんが、基本的にケージは用意すべきです。

そこでここでは、ケージを使う際の注意点や、ケージを用いるべき理由などを紹介していきます。犬と一緒に快適に生活するためにはとっても重要なことです。

犬は本当にケージに入れるべき?サークルもあるけどどちらがいい?犬にとってケージが必要な3つの理由

飼い主さんとしては「ケージなんて狭い場所に入れるのは可哀想」と感じるかもしれません。

ですが、実は「犬にとってもケージは必要」です。

その理由を3つ挙げていきますね。

いずれの理由も少し似ているのですが、分けて考えたほうが分かりやすいです。

1:人間に「縄張り」を与えられることが大事

犬は「自分(犬)と飼い主(と家族)」を一つの群れとして捉える場合が多いです。

犬にとって、群れのリーダーは飼い主ですよね(そうでなければなりません)。

そのリーダーから、「君の縄張りはここだよ」とケージをもらうことで、犬は「ああ、僕は群れの一員だワン」「飼い主さんは僕を守ってくれるワン」などの安心感を抱くことになります。

2:ケージがないと「家全体」が縄張りになる恐れも

ケージを与えないと「この家の中、全部が僕の縄張りだワン」と思ってしまう可能性が高いです。

「調子に乗っている」のではなく、「飼い主さんのためにも縄張りを守らないと!」という義務感や忠誠心から、そういった縄張り意識になる場合が多いです。

そうなると犬にとっても負担になりますし、ちょっと人が来るだけでも吠えて「縄張りに入ってくるな!出ていけ!」という態度を取ってしまうかもしれません。

3:犬には「特別で安全な場所」が必要です

犬は基本的に狭いところが好きです。

「自分の前方以外」が囲われていることで、「敵が攻めてくることはないだろう」と安心できるからです。

ですから、そもそも「人間が暮らすような広さの家」で犬を飼うこと自体が、犬にとって不親切と言えなくもないんですよね。

ですが、犬にケージという「特別で安全な場所」を与えれば、犬は安心して過ごすことができます。

犬のためにケージを選んでみよう!|サークルとの違いは?

ケージの特徴

ケージには「屋根」があります。

屋根は丈夫ですから、犬が無理矢理こじ開けることはまずありません。

ただし、お皿などを出し入れしたり、掃除したりするときに屋根を外さなければならないのでちょっとだけ大変です。

しかし、災害時の避難をケージのまま行える場合が多いです(お住まいの地域によります)。

サークルの特徴

ケージには「屋根」がありません。

ですから、エサやりや掃除が楽です。

しかし、犬が飛び越えてしまう恐れがあります。

サークルはパーツ同士をジョイントすることができますから、犬の成長度合いなど次第で徐々に大きくしていくことができます。

ケージとサークルのどちらがいい?

もちろん「どちらがいい」とは一概には言えません。

ですから、あくまで筆者の意見として捉えていただきたいのですが、

基本的にはケージをおすすめします。

やはり災害時にそのまま避難できる(可能性が高い)というのは、地震が多い日本の環境では大きな安心感に繋がります。

それから、サークルだと「犬が飛び越えるかもしれない」という事が不安です。

犬にとっては「ジャンプして何かを飛び越える」という事がかなりの快感になる可能性があり、クセになってもおかしくありません。

また、サークルには「成長に応じて広くできる」というメリットがありますが、「広くするためのパーツ」もタダではありません。

そう考えると「犬の一生のうち、何回かケージを買い替える」というのもコスト的には悪くないと思います。

犬にケージを与える場合の注意点

1:「罰」としてケージに入れるのは厳禁

犬にとってケージは「安全で、リラックスできる空間」であるべきです。

ですから「罰」として、ケージを使ってしまうのは最悪です。

2:ケージの置き場所に注意

ケージの置き場所としては、リビングがおすすめです。

飼い主さんの姿が視界に入るので、落ち着くことができるからです。

あとは以下のことに気を付けてくださいね。

  • 風通しのいい適度に涼しい場所に置く(夏場)
  • やや暖かいところに置く(冬場)
  • 犬は耳が非常に良いのでテレビのそばは厳禁です(その他、音のする家電製品のそばも避けましょう)
  • ドアの近くは避ける(人が頻繁に出入りするとリラックスできません)

3:ケージは「一頭につき一個」

ケージは「縄張り」ですから、ワンちゃんを複数飼うのであれば一頭につき一個必要です。

家の広さ的に厳しい場合は、23階建てのケージを使うことを考えましょう。

また、ケージ同士を離して、お互いを意識させ過ぎないようにすることも大事です。

4:お散歩などの運動はしっかり行う

犬がケージで大人しくしてくれていると、人間としても楽なので、ついつい犬を運動不足にしてしまいがちです。

きちんとお散歩などの運動をさせましょう。

そうでないと、ストレスによってケージを噛んだり、ケージに入ることを嫌がったりしてしまう可能性があります。

 

まとめ

「ケージ」と「サークル」がありますが、個人的には犬にはケージをおすすめします。

もちろんサークルでも構いませんが、いずれにせよ「犬を狭い場所に入れるのはどうかな……」と不安になるかもしれません。ですが、犬の習性・本能を考慮すれば、「むしろケージを与えたほうがいい」という事がご理解いただけるはずです。