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犬を抱っこする事のメリットやデメリット|正しい抱き方は?

犬を抱っこする事のメリットやデメリット|正しい抱き方は?

犬を飼うのであればほぼ間違いなく「抱っこ」をする事になります。ですが、「しつけ」や「性格形成」の一環にもなるので、安易な考え·方法で抱っこをするのはNGです。抱っこする際の注意点やメリット·デメリットを紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。「抱っこの仕方が分からない」という皆さんも必見です。

犬を抱っこする事のメリット·デメリット

メリット

1:犬を連れていける場所が増える

最近では「抱っこしていれば犬(動物)の入店もOK」というお店が増えました。

ワンちゃんと一緒に楽しむことができますね。

また、トリミングサロンや病院に行くとき、お散歩中に人混みを通り抜けるときなどにも、サッと抱っこできると便利です。

2:スキンシップになる

抱っこすることでスキンシップができ、犬との精神的な距離が縮まります。

3:犬の健康管理にもなる

また、「犬が普段どんな顔をしているのか」を抱っこのときに観察しておくと、異変に気付きやすくなります。

目ヤニが多い、呼吸が普段に比べて荒い、表情に元気がないなどの場合は、動物病院を訪れることをおすすめします。

もちろん抱っこをしていない時でも観察はできますが、

抱っこ中なら「体勢的にやりやすい」ですよね。

デメリット

1:運動不足に注意

抱っこばかりしていると、当然運動不足になる恐れがあります。

抱っこを「犬の普段の移動手段」とは考えないようにしましょう。

2:甘えん坊になりすぎる恐れも

頻繁に犬を抱っこしていると、あなたへの依存が強くなって極端な甘えん坊になってしまうかもしれません。

特に「犬のほうが抱っこをねだったとき」に毎回希望を叶えていると、「この人にねだれば何とでもなる」と思ってしまって、抱っこ以外の場面でも甘えん坊になる可能性が高いです。

ですから、「抱っこは人間側の主導で行う」ことを意識してください。

抱っこしすぎないように気をつけつつ、あなたが抱っこしたいときに抱っこします(おろしたくなったら、あなたの気分でおろします)。

飼い主が「リーダー」で犬が「リーダーに従う存在」であるべきですから、抱っこに対する意識は、こういった「ある意味雑」なものでOKです。

適切な抱っこの方法|犬のサイズ別

どんなサイズでも共通すること

·「仰向け抱っこ」はNG

犬は他者にお腹を見せることを酷く嫌います。

また、心臓に負荷がかかる姿勢でもあるので「仰向け抱っこ」は絶対にやめましょう。

·「前脚だけ持つ抱っこ」もダメです

「二本の前脚だけを持つ抱っこ」だと、犬の身体が伸びてしまいます。

犬の腰にダメージが及ぶのでやめましょう。

特に胴体が長い犬種でこの抱き方をするのは非常に危険です。

·犬の位置は「自分の胸より下」をキープする

それ以上高い位置にしてしまうと、犬が「なんだか偉くなったような気分」になるのでNGです。

·お尻を安定させる

お尻をきちんと支えつつ抱っこすることを意識してください。

犬は床から自分が離れると落ち着かなくなるものですが、抱っこの「土台」がしっかりしていれば、すぐにリラックスしてくれます。

小型犬

片手で犬の前脚を掴みます。そして、もう一方の手でお尻を包む意識で抱っこします。

この際、犬の姿勢が「おすわり」「ふせ」以外になっている場合は負担がかかるかもしれないので、一旦おろして抱っこし直すことをおすすめします。

また、犬の重心を人間側に寄せると、犬が落ち着きやすくなります。

中型犬

犬の脇から片手を回し入れて抱き込みます。

もう一方の手は、後ろ脚の股の間から回し入れてそのまま抱っこしましょう。

小型犬に比べると抱っこの難易度は上がりますが、慣れれば難なくできるはずです。

大型犬

「犬はあまり動かず、飼い主さんが身体を寄せていく」というイメージです。

犬の手足の付け根を掴んで、できる範囲で持ち上げて抱っこします。

ただ、犬のサイズや飼い主さんの力によっては、そもそも物理的に抱っこできないという事もありますよね。

その場合は無理をしないでください。

頭を撫でるなどのスキンシップでも十分です。

犬に抱っこをねだられたときの対応は?

先ほどもお伝えしたとおり「抱っこは人間の気分で行うべきもの」ですし、抱っこしすぎるのもダメです。

では、犬に抱っこをねだられたときはどう対処すべきなのでしょうか?

ポイントは2つあります。

1:無視する

「ダメ」などと声をかけてそれで理解するのであれば良いですが、要求が続くこともあります。

その際は、しばらく犬を無視しましょう。

ちょっとでもワンちゃんのほうを見たり、声をかけたりすると「よし!飼い主さんが気にかけてくれたし、もう少しだ!」などと考えてしまう恐れがあります。

2:おねだりをやめたら褒める→待て→抱っこ

おねだりをやめたら、きちんと褒めましょう。

そして「待て」や「お座り」で犬を落ち着かせたら、ご褒美として抱っこをしましょう。

ただ、この際も飼い主さんが主導権を握るべきなので、おろしたくなったらすぐにおろしましょう。「せっかく言うことを聞いたのだから……」などと甘やかすのは良くありません。

また、「別に抱っこしたくないな」と思うのであれば、抱っこしなくても構いません(褒める事だけは忘れないようにしましょう)。

 

まとめ

犬を抱っこするときの最大のポイントは「常に飼い主さんがリーダーになること」です。

また、犬のサイズによって適切な抱き方も変わってくるので気を付けてください。人間に比べると身体が脆いので、抱っこする過程で「あれ、このやり方は違うかも?」と少しでも不安になったら、すぐに抱っこをやめましょう。