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犬にアスパラガスを与えても大丈夫?小型犬に与えるの時の注意点と適量とは

犬にアスパラガスを与えても大丈夫?小型犬に与えるの時の注意点と適量とは

アスパラガスは、がん予防、老化防止、疲労回復、スタミナ増強などの効果がある食材としてご存知の飼い主さんもいらっしゃるでしょう。

またアスパラガスは、彩りを添える食材としても愛犬への手作り料理に取り入れたい野菜の一つです。

アスパラはあまり危険な食べ物として認識はされていないようですが、実際のところ、犬に与えても良い食材なのでしょうか?

そこで、今回はアスパラガスの成分、犬にアスパラガスを食べさせる時の与え方や注意点についてご紹介致します。

犬にアスパラガスを与えても大丈夫?小型犬に与えるの時の注意点と適量とは

Dog HAGU

アアスパラガスは、犬が食べても良い野菜の一つです。

犬には「生」ではなく、必ず茹でて、適量であれば、穂先、茎、はかまなど、どの部位も問題なく与えることができる食材です。

アスパラガスのビタミン類は茹でても栄養成分が失われにくいという素晴らしい特長があります。

ただ、犬はアスパラガスを食べ過ぎると、下痢・軟便や栄養バランスの崩れ、アルカロイドの中毒症状(震え、嘔吐など)が起きる可能性があります。

量の目安は体重4kgのワンちゃんなら細いもの1本もしくは10g程度までにしましょう。

アスパラに限らず、繊維質の大量摂取は消化器官への負担が大きくなる可能性がありますので、野菜類を与えた際は下痢の症状など愛犬の様子のメモなど健康管理する事もおすすめします。

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アスパラガスの栄養と成分

アスパラガス

江戸時代にオランダ船から鑑賞用として日本に紹介され、明治になって食用として導入、大正になって本格的な栽培が始まったそうです。

分類:キジカクシ科クサスギカズラ属
旬:5月~6月
略称:アスパラ

参照:Wikipedia

アスパラガスの主な栄養

  1. アスパラギン酸
  2. ルチン
  3. βカロテン
  4. カリウム
  5. 葉酸
  6. ビタミン

これらは細胞を健康に維持し、エネルギー産生に役立つと言った生きる上で不可欠な役割をするだけでなく、健康維持や体力回復、また、免疫力を高めてくれる効果もある食材なので、ガン予防などの効果が期待できる滋養食材です。

アスパラギン酸

アスパラギン酸とは、カルシウム・カリウム・マグネシウム等の神経伝達や酵素に不可欠なミネラルの循環に不可欠な、アスパラから発見されたアミノ酸の一種です。

疲労回復に効果があり、疲労物質をエネルギーに変える手助けをしてくれます。
毒性の強い(蛋白質合成や蛋白質の代謝された廃棄物)アンモニアを体外へ排出してくれる働きもあり、デトックス効果も期待され、肝臓や腎臓のサポートになります。

ルチン

近年その効果に注目が集まっているルチンは、ポリフェノールの一種で、強力な抗酸化作用に優れています。
またアスパラギン酸の吸収を助ける役目もあります。

脆く劣化してしまった血管を新しい弾力ある柔らかい血管に取り替える働きもあり、血流をス滞りなくムーズにするだけではなく、コレステロールの抑制や血圧のコントロールなど、生活習慣病予防にも有効です。

βカロテン

ビタミンAの前駆物質で、強力な抗酸化作用で細胞を守る働きがあります。
加えてビタミンAになった後、目の神経伝達物質になったり、皮膚や粘膜の強化をします。
老化や細胞が傷つくことを遅らせる効果があります。
がん細胞の発生や攻撃を防ぐことにつながります。

カリウム

腎臓での水分代謝に関わり、利尿作用で血圧降下をします。
細胞の外液に存在するナトリウムとバランスをとりながら、細胞を正常に保ち、血圧を調整します。

葉酸

血液を構成する成分の材料となる栄養素で、水に溶ける水溶性ビタミンのひとつで、ビタミンB群の仲間です。
葉酸は、たんぱく質や細胞をつくる時に必要なDNAなどの核酸を合成する重要な役割があります。

ビタミン

アスパラには、葉酸やβカロテン、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンKなどのビタミン類も含まれています。

ビタミンB 糖・脂質・たんぱく質代謝にダイレクトに関わります。
ビタミンC 先に述べたコラーゲン合成と抗酸化作用があります。
ビタミンE 抗酸化作用があります。
がん予防、血液の構成や眼病予防、皮膚や粘膜の健康維持などの効果も期待されています。

 

アスパラガスの適切な量の目安と注意点

Dog HAGU

アスパラガスは、必ず茹でて与えてください。
1日量10g程度が適量です。

ごく少量、ドッグフードにトッピングする程度にしておきましょう。
特に、子犬時期や小型犬には与えすぎに気をつけましょう。

アスパラガスを与える時の注意

  1. 生で与えない
  2. 量を控えめ
  3. 茹でる
  4. 茹で汁やアクは捨てる

生のアスパラガスは、微量のアルカロイドという中毒性物質を含見ますので、生で与えることは避けましょう。
適量を過熱して与えれば心配はいりません。

アルカロイドとは

アルカロイドとは、動物に食べられないように、植物が実が熟す前に身を守るための成分です。
アスパラガスのみならず、ほとんど植物に含有されており、ナス、トマトのほかジャガイモの青い皮や芽にも含まれています。
アスパラガスを調理するさいは、アスパラガスの茹で汁は使わないようにしましょう。

アルカロイド中毒症状

  1. 震え
  2. 嘔吐

アルカロイドの中毒症状は、震えや嘔吐など、神経系に影響します。
もし、たくさん与えてしまって、このような症状がでた場合は、迅速に動物病院に連れて行きましょう。

まとめ

アスパラガスには犬にとって価値のある栄養素がたくさん含まれています。
ただ体によい栄養素が豊富といっても、1日に与えられる量は、10g程度の微量が適量です。
アスパラを大量摂取することで、消化不良や中毒症状を引き起こし健康を害する事につながるので注意しましょう。