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【ドッグトレーナー監修】犬の目薬は簡単!仰向け抱っこで目薬をさす方法【レクチャー動画あり】

 

犬に目薬をさすことに苦戦されている飼い主さんは、沢山いらっしゃいます。

そんな方にお勧めの方法が、仰向け抱っこです。

犬のしつけハグのサイトでは、犬のお手入れをする際に仰向け抱っこで行いことをお勧めしています。

犬に負担をかけずに目薬をさすことが出来る、仰向け抱っこで犬に目薬をさす方法を、ご紹介します。

記事監修:犬のしつけハグ 川島 恵

Kawashima

Profile 川島 恵 ドックトレーナーとして12年目の令和元年に東京の世田谷区と文京区にあるドッグトレーニング犬のしつけ教室をオープン。 『スッキリ』(日本テレビ系)犬のしつけ専門家として出演電話出演。 テレビ東京「どうぶつピース!!」に出演。「おやつ、おもちゃ無しのしつけ」でドッグトレーニングする犬のしつけの専門家

仰向け抱っこの方法

東京都文京区の犬のしつけ教室で仰向け抱っこをするドッグトレーナー

両足を閉じて膝の上に犬を寝かせて、起き上がらないように胸の部分を手で押さえます。

犬がリラックスして完全に脱力することが出来れば、手を離しましょう。

犬の力が抜けた状態で、全身をくまなく触って慣れさせて下さい。

仰向け抱っこが出来ると、目薬をさすこと以外でも犬のお手入れ項目のブラッシング、歯磨き、耳掃除などが簡単に行うことができます。

犬の仰向け抱っこの詳しいやり方は、こちらをご覧ください。

【ドックトレーナー解説】仰向け抱っこが出来ると犬のお手入れに便利!仰向け抱っこの方法

仰向け抱っこで目薬をさす方法

犬に目薬をさしている

仰向け抱っこで顔を触る

仰向け抱っこが出来るようになったら、全身を触られても暴れないように慣れさせる必要があります。

目薬をさす時には、犬の目を大きく開かなければなりません。

暴れてしまうと危険なので、顔周りがしっかりと触れるように練習して下さい。

いきなり目の周りを触るのではなく、顔全体から触っていきましょう。

犬が体を触らせてくれたら、しっかりと褒めてあげて下さい。

仰向け抱っこで目を開く練習

犬の目を開く練習

仰向け抱っこで顔周りが触れるようになったら、目を開く練習をします。

顔全体、体全体が触れるようになっても、目を見開くことが出来なければ目薬をさすことは出来ません。

しっかりと、目が開けるように練習しましょう。

親指と人差し指で、犬の目を見開きます。

目薬が差せるように、しっかりと見開きます。

右目、左目、どちらから行っても構いませんが、両方見開けるようにしましょう。

犬の目に目薬を近づけてみる

仰向け抱っこに慣れて、目が見開けるようになったら、目薬を犬の目に近づけてみましょう。

目の近くに物を近づけられると、怖がる可能性があります。

犬にストレスにならないように、ゆっくりと近づけてみます。

左右、どちらの目にも近づけて慣れさせてあげましょう。

犬に目薬をさす

 

犬が目薬を近づけても問題なければ、目薬をさしましょう。

親指で犬の目を開いて、狙いを定めて目薬をさします。

上手に出来たら、沢山褒めてあげて終了です。

犬に目薬をさす時の注意点

犬が目の周りを触られること目薬を近づけられることに慣れていない状態の時に、無理矢理目薬をさすことは辞めて下さい。

犬にストレスがかかってしまい、負担になってしまいます。

犬に目薬をさすのは、犬が落ち着いてリラックスした状態で仰向け抱っこが出来た時にしましょう。

仰向け抱っこは目薬をするためだけにするのではなく、普段から慣れさせておきましょう。

一日一回は必ず仰向け抱っこをして、リラックスする時間を作ってあげて下さい。

犬の目の病気

こっちを見つめている子犬

今回お手伝いをしてくれたベルちゃんは、ドライアイのため目薬を処方されました。

ドライアイの他にも目薬を処方されることがあります。

犬の目の病気にはどのようなものがあるのでしょうか?

ドライアイ

人間と同様に犬もドライアイになることがあります。

ドライアイは、涙の分泌量が少なくなったり、瞼(まぶた)の形によって涙が角質に充分にいきわたらずに角膜が乾燥してしまうことで起こります。

ドライアイになると、目が充血したり目やにが増えて視力が下がり、悪化すると角膜潰瘍(かくまくかいよう)になったり最悪の場合には失明の恐れもあります。

眼球の表面積が大きい、アメリカンコッカースパニエル、ブルドッグ、シーズーなどの犬種に多い病気です。

治療方法は、涙の分泌を増やす軟膏や角膜と結膜を乾燥から防ぐヒアルロン酸の入った点眼薬などが処方されます。

症状が進行したり、軟膏や点眼薬で改善が見られない場合は、手術をすることもあります。

結膜炎

結膜炎は、眼球と白眼から瞼(まぶた)の裏側を覆っている結膜に炎症が起こる病気です。

結膜炎の主な原因は、主に3つあります。

一つ目は、目の中にごみやシャンプーなどの異物の混入です。

二つ目は、ウイルスなどの細菌に感染することです。

三つ目は、アトピー性皮膚炎や角膜炎、ドライアイなどによる基礎疾患である場合です。

治療方法は、炎症を抑えるための点眼薬や軟膏が処方されます。被毛が目に入って炎症を起こしている場合には、目の周りの毛をきれいにカットします。

ブドウ膜炎

犬の眼球内の虹彩(こうさい)や目のピント調節の役割を果たしている毛様体をブドウ膜といいます。

このブドウ膜に起こる炎症をブドウ膜炎と言います。

ブドウ膜炎になると、眼球の奥が濁って出血したり、目やにや涙の量が増えます。

感染症や角膜炎、結膜炎が原因となって起こる病気です。

治療法は、炎症を抑えるための点眼薬や結膜下注射をする場合があります。

まとめ

今回は、仰向け抱っこで犬に目薬をさす方法について、ご説明させて頂きました。

目薬の差し方

・仰向けで落ち着かせる

・目薬を近づける練習

・徐々に目薬に慣らす

犬に目薬をさす時の注意点です。

目薬にまだ慣れていないときに無理矢理目を見開いて目薬をさそうとしても、嫌がってしまいます。

無理矢理行っても犬は不快に思ってしまうので、負担がかかってしまいます。

仰向け抱っこが出来るようになると、簡単に犬に目薬をさすことが出来ます。

必ず犬が落ち着いた状態で目薬をさして頂きたいと思います。

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