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【ドックトレーナー監修】犬の問題行動の原因は飼い主さんかも?!意識改革で愛犬が変わる!

犬の問題行動の原因は飼い主さんかも?!意識改革で愛犬が変わる!

犬を飼った事がある人は、誰しも問題行動に頭を悩ませたことがあるでしょう。
問題行動の原因は、全て犬にあると思っていませんか?中には、飼い主さんに原因がある場合も少なくないのです。もしかすると、良かれと思って行っていた事が、問題行動をエスカレートさせているかもしれません。

そこで、犬が問題行動を起こしてしまう原因と、問題行動を改善するために飼い主さんに出来ることをご紹介します。
記事監修:犬のしつけハグ 川島 恵

Kawashima

Profile 川島 恵 ドックトレーナーとして12年目の令和元年に東京の世田谷区と文京区にあるドッグトレーニング犬のしつけ教室をオープン。 『スッキリ』(日本テレビ系)犬のしつけ専門家として出演電話出演。 テレビ東京「どうぶつピース!!」に出演。「おやつ、おもちゃ無しのしつけ」でドッグトレーニングする犬のしつけの専門家

犬の問題行動の原因は飼い主さんかも?!意識改革で愛犬が変わる!

犬の問題行動には、いくつもの種類があります。
問題行動は、飼い主さんに対してだけでなく、他人や他の犬に対しても迷惑をかけてしまう場合があります。

問題行動には、どのような物があるのでしょうか?

犬の問題行動の種類

  1. 無駄吠え
  2. 甘噛み
  3. 飛びつき
  4. 食糞
  5. 分離不安
  6. 無視
  7. 脱走

無駄吠え

理由もなく急に吠えたり、意味もなく吠え続ける「無駄吠え」は、ご近所迷惑にもなり多くの飼い主さんが頭を悩ませている問題行動です。加えて、吠える前に歯をむき出しにして、相手を威嚇する場合もあります。

甘噛み

犬同士、家族や兄弟間で身体などを軽くかみ合ったり、好奇心から噛んだり、狩猟本能から噛んだりします。
人間に対しても噛むことがあり、はじめは弱い力であっても、甘噛みがエスカレートしてしまうと、強く噛みすぎてしまう事もあります。
また、噛むことで自分の方が優位だと勘違いしてしまう事があり、注意が必要です。

飛びつき

飛びつきは、犬が相手を自分より下に見ている時に起こす行動です。
小柄な女性や子供に対して飛びつき行為を行うと、ケガをさせてしまう恐れがあります。

食糞

犬や他の動物の糞を食べる行為です。子犬期に見られる行動で、一般的には成長とともになくなります。
しかし、飼い主の気を引くために食糞を行うケースもあります。

分離不安

飼い主がいないと強い不安を感じてしまい、家のものを壊したり、わざとトイレ以外の場所で排せつを行うなどの行動を起こします。
下痢や嘔吐などの体調不良を起こす場合もあります。

無視

犬は、自分の名前を呼ばれたら、呼んだ相手の方を見ます。しかし、名前をよばれても反応しない事も問題行動と言えます。

脱走

散歩中に飼い主さんの手を離れて、走って行ってしまったり、勝手に家から出て行ってしまう脱走は、問題行動の1つです。
脱走は、くせになりやすいため、出来るだけ早く対処する必要があります。

問題行動を起こす4つの理由

  1. 甘やかしすぎる
  2. 飼い主の気分で叱る
  3. 犬に構いすぎる
  4. 感情的に叱る

1.甘やかしすぎる

犬が問題行動を起こす理由として、最も多いのが「甘やかしすぎる」という事です。

犬は野生時代、群れを作って生活をしていました。上下関係がはっきりしている中で生活してきた犬は、人間と一緒に暮らすようになっても、上下関係を意識しています。犬の要求をなんでもかんでも聞いていると、飼い主さんを下に見るようになります。

甘やかしすぎると、飼い主さんの言う事を聞かなくなります。

2.飼い主の気分で叱る

飼い主の気分で叱ると、犬は混乱してしまいます。
また、強いストレスを感じてしまう可能性もあり、そこから問題行動に発展することもあります。

3.犬に構いすぎる

あまり構いすぎると、犬は飼い主さんに依存してしまいます。
飼い主さんと一緒にいないと不安に感じてしまい、問題行動を起こしてしまうことがあります。

4.感情的に叱る

犬がいけないことをした時、感情的に叱るのはよくありません。
全く悪気はなく、犬はいけないことをする事があります。
その時、感情的に叱ってしまうと、飼い主に叱られる事に恐怖を感じてしまうようになる可能性があります。

問題行動をなくすために飼い主さんが出来る事

  1. しっかりしつけをする
  2. 言動に一貫性を持たせる
  3. むやみに叱らない
  4. 愛犬とのコミュニケーションを大切にする
  5. 生活環境を整えましょう

しっかりしつけをする

犬のしつけには、根気強さが必要不可欠です。
途中でくじけそうになっても、最後までやり遂げましょう。
もし、中途半端にしてしまうと、犬は飼い主さんの言う事を聞かなくなってしまいます。
定着するまで、しっかりとしつけをしましょう

言動に一貫性を持たせる

飼い主さんは、言動には一貫性を持たせなければ、犬に伝わりません。
特にしつけをする際には、飼い主さん自身の考えがブレてしまうと、犬は混乱してしまいます。
ご家族で犬を飼っている場合には、家族全員の言動を統一させて下さい。

むやみに叱らない

犬がやってはいけない行動をした時、むやみに叱っても問題行動は、改善されません。
もし、大きな声で叱った時に、その行動を辞めたとしたら、単にびっくりしただけでしょう。

大きな声を出して叱っても、何を叱られているのかわかっていない事もあります。
むやみに叱っていると、飼い主さんと犬との信頼関係を築くこともできません。
むやみに叱るのは、やめましょう。

愛犬とのコミュニケーションを大切にする

犬は飼い主さんが大好きです。沢山コミュニケーションをとって、犬に満足感を与えましょう。

コミュニケーション不足は、ストレスになります。ストレスが溜まってしまうと、問題行動を起こしやすくなります。
時間がなければ、ただ撫でてあげるだけでもいいです。

愛犬とのコミュニケーションを大切にして、愛情をたっぷり注ぎましょう。

生活環境を整えましょう。

生活環境が整えられると、精神状態も安定します。問題行動の改善には、生活環境を整えることが有効です。
規則正しく、清潔に暮らすことで、問題行動を抑えることが出来ます。

例えば、飼い主さんの大切な物を出しっぱなしにしておいたら、犬は壊してしまうかもしれません。
犬に悪気はありません。きちんと片付けておけば、壊されることはありません。

毎日ブラッシングをすれば、犬は清潔な体を保つことができますし、飼い主さんとのコミュニケーションも取れて、ストレスが溜まりにくくなります。

生活環境を見直して、心も体も健康になることが、犬の問題行動の改善になります。

飼い主さんの手に負えない時はどうすればいいの?

飼い主さんに出来る事をしても、どうしても手に負えない場合には、プロの手をかりましょう。

獣医師に相談したり、ドッグトレーナーに預けてみると良いでしょう。
犬の問題行動が飼い主さんのストレスになり、飼い主さんのストレスが愛犬に伝染してしまったら、悪循環です。
獣医師又はドッグトレーナーに相談してみましょう。

まとめ

犬の問題行動について、ご紹介しました。
犬は、飼い主さんを困らせようとして問題行動に出るわけではありません。
やってはいけない事だということを、わかっていないだけなので、飼い主さんが教えてあげる必要があります。
飼い主さんの教え方が間違っている可能性もあります。犬のせいだけにするのではなく、飼い主さんの考え方も少し変えてみましょう。
もし、飼い主さんの手に負えない時には、プロのドッグトレーナーに相談してみましょう。