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【ドックトレーナー監修】ミニチュア・シュナウザーはしつけがしやすい?注意すべきポイント

ミニチュア・シュナウザーはしつけがしやすい?注意すべきポイント

ミニチュア・シュナウザーは、四角い顔とひげが印象的で、おじいちゃんみたいな顔が愛らしい、日本でも人気が高い犬種です。
街中でもよく見かけるので、しつけがしやすいのではないかと思いますが、実際はどうなのでしょうか?
そこで、ミニチュア・シュナウザーのしつけについて、ご紹介します。

記事監修:犬のしつけハグ 川島 恵

Kawashima

Profile 川島 恵 ドックトレーナーとして12年目の令和元年に東京の世田谷区と文京区にあるドッグトレーニング犬のしつけ教室をオープン。 『スッキリ』(日本テレビ系)犬のしつけ専門家として出演電話出演。 テレビ東京「どうぶつピース!!」に出演。「おやつ、おもちゃ無しのしつけ」でドッグトレーニングする犬のしつけの専門家

ミニチュア・シュナウザーの性格

しつけの仕方についてご紹介する前に、ミニチュア・シュナウザーの性格についてご紹介します。

ミニチュア・シュナウザーは、明るくて活発な性格です。

人懐っこい面もあるので、飼い主さんやその家族に対してもとても友好的で、小さいお子さんがいるご家庭でも問題なく飼う事ができます。

警戒心が強くて、多少攻撃的な部分もあるので、番犬として向いています。

とても賢くて飼い主さんに忠実なので、しつけがしやすいと言われています。

しつけを行うのはいつから?

迎え入れたらすぐに始める

ミニチュア・シュナウザーのしつけは、犬を迎え入れたらすぐに行うと良いでしょう。

ミニチュア・シュナウザーは、生後1ヵ月から3か月の間に「社会化期」と呼ばれる社交性を養う時期に入ります。

社会化期は、犬にとってとても重要な時期で、この時期に多くの経験を積むことで、その後の性格に大きく影響します。

積極的に色々な場所に連れて行き、人や犬と交流する場を設けてあげて下さい。

子犬は学習スピードが早いので、出来るだけ幼犬のうちに多くの経験を積んでおくと、犬にとても良い影響を与える事が出来ます。

子犬の社会化のためのしつけ教室もあるので、参加すると良いでしょう。

また、社会化期はしつけだけでなく、体を触られる事に慣れさせるために良い時期でもあります。

口の周りや口の中、耳や足先などは、犬のお手入れをする時に触れる部分なので、慣れさせておかないと、日々の健康管理に支障が出て来てしまいます。

全身どこを触られても問題が無いように、慣れさせておきましょう。

しつけを行う事は、生後1ヵ月~3か月の社会化期が適しているので、犬を迎え入れたらすぐにしつけを行いましょう。

成犬になってから迎え入れたらどうする?

成犬でも子犬でも、迎え入れたらすぐにしつけを開始しましょう。

犬を迎え入れる時期は、必ずしも子犬期とは限りません。

もちろん、成犬になってから迎え入れる場合も大いにあります。

犬のしつけは、子犬期と成犬になってからでは異なります。

犬は、とても賢くて学習能力が高いので、子犬の時期であれば1から教える事が出来ますが、成犬になってからでは経験値が高くなるので、多少難しくなる可能性があります。

もし、間違って覚えてしまった事や習慣がある場合には、上書きして新しい事を教えなければならないので、時間がかかります。

飼い主さんは、根気強く教えてあげましょう。

犬がどの成長過程にあったとしても、迎え入れたらすぐにしつけをはじめて下さい。

ミニチュア・シュナウザーのしつけ

トイレトレーニング

トイレトレーニングは、まずは犬にトイレの場所をきちんと教えてあげる事からはじめます。

トイレできちんと排せつをする事が出来たら、沢山褒めてあげましょう。

トイレの成功を褒めてあげる事が最も重要で、決して叱らないで下さい。

トイレの失敗を叱ってしまうと、犬が排せつをする事を叱られているのだと勘違いしてしまうからです。

失敗をさせないような環境を作ってあげて、成功したら褒めてあげるという事を何度も繰り返して、固めて行きましょう。

最初は、飼い主さんは目を離す事が出来ないので大変ですが、最低でも1ヵ月はかかりますが、根気よく続けて下さい。

トイレトレーニングに関する詳しい方法は、こちらを参考になさって下さい。
https://dog-hagu.com/dog-training-53/

指示語のトレーニング

指示語は「マテ」などの飼い主さんから犬に対する合図のようなものです。

もし、散歩中に信号が赤だった場合「マテ」の指示を出せば、犬は横断歩道を勝手に渡る事なく、安全に信号が変わる事を待つ事ができます。

また、来客時など「ハウス」の指示が通れば、クレートの中など犬が興奮することなく、落ち着いている事が出来ます。

指示語は、様々な場面で役立つので、毎日少しずつ教えてあげて下さい。

クレートトレーニング

クレートとは、出入口に格子の扉がついているプラスチック製のケースです。

主に、犬が落ち着ける場所、おとなしくする場所、ハウスとして使用します。

サークルと異なり狭いので、ケージの中に長時間入れる事は可愛そうだと思われる方もいるかもしれませんが、犬は狭い場所が好きです。

犬の祖先であるオーカミは、穴を掘ってその中を寝床として生活をしてきました。

その為、犬はクレートのような狭くて薄暗い場所にいると落ち着きます。

トレーニングの方法としては、まずは5分程度入る事が出来たらすぐに出してあげて、沢山褒めてあげましょう。

せっかく入る事が出来たのに、すぐ出してあげるのは、いつでも出る事が出来るという事を教えるためです。

それから、徐々に時間を伸ばしていき、時々短い時間で出してあげるようにして下さい。

クレートの中で大人しくすることが出来たら、必ず褒めてあげましょう。

クレートトレーニングの詳しい方法は、こちらを参考になさって下さい。
https://dog-hagu.com/supplies-5/

ミニチュア・シュナウザーのしつけで注意すべき点

警戒心の強さ

ミニチュア・シュナウザーは、害獣を退治するために改良された犬種です。

その為、警戒心が強いという特徴があります。

警戒心が強い犬は、大きな音に反応したり、散歩中に他の犬に吠える、インターホンの音に吠え続けるという行動がよく見られるので、無駄吠えをしないように、しつけるようにしましょう。

順応性が高い

ミニチュア・シュナウザーは、賢くて順応性が高い性格です。

しつけをきちんと行えば、問題行動と言われる行動をとることはなく、覚えたルールをきちんと守ります。

しかし、甘やかしてしまうと、飼い主さんのいう事を聞かなくなってしまうので、注意が必要です。

順応性が高いため、飼い主さん次第で犬の行動も変わります。

甘やかす事なく、一貫性のあるしつけを行いましょう。

まとめ

ミニチュア・シュナウザーのしつけの方法について、ご紹介しました。

ミニチュア・シュナウザーは、賢くて飼い主さんに忠誠心が強い犬種なので、しつけがしやすいと言えます。

犬を迎え入れたら、出来るだけ早くしつけを行いましょう。