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【ドッグトレーナー監修】子犬のしつけのポイントは?|成犬になる前に取り組むべきことは?

【ドッグトレーナー監修】子犬のしつけのポイントは?|成犬になる前に取り組むべきことは?

今回は犬、特に子犬のしつけの方法を紹介します。成長してから慌ててしつけをしても効果が出にくくなってしまう可能性があるので、子犬のうちからきちんと取り組みましょう。
そのためのポイントや、子犬のうちに達成したい事などを挙げていきますので、ぜひ最後までお読みください。これから犬を飼う予定の方も必見です。

記事監修:犬のしつけハグ 川島 恵

Kawashima

Profile 川島 恵 ドックトレーナーとして12年目の令和元年に東京の世田谷区と文京区にあるドッグトレーニング犬のしつけ教室をオープン。 『スッキリ』(日本テレビ系)犬のしつけ専門家として出演電話出演。 テレビ東京「どうぶつピース!!」に出演。「おやつ、おもちゃ無しのしつけ」でドッグトレーニングする犬のしつけの専門家

犬・特に子犬のしつけの三大目標は?

子犬のうちにきちんとしつけをして、特に以下の3つの目標を達成しましょう。

1:身体を触られても嫌がらない

これができていると、ブラッシングや入浴などがスムーズに行えるようになりますよね。
また、子犬の身体に触ることで体調の変化を察することができる場合もあります。

2:人間を怖がらない

飼い主だけでなく、他の人間も怖がらない事を目指しましょう。
そうでないと散歩中に人に飛び掛かったり、来客時におびえたりする恐れがあります。

「怖がらない」というだけでなく、「人間といると楽しい」と思わせることができれば最高ですね。

3:社会に慣れる

「社会に慣れる」とは、つまり「家の外でも自然と過ごすことができる」という事です。
「家の中ではしつけを守って過ごせる」というだけでは不十分です。

この「社会化」ができていないと、車、騒音などなど、未知のあらゆるものに対して警戒心を抱いてしまう恐れがあります。

子犬のしつけで必ず行うべき5つのこと|成犬の飼い主も必見

子犬のしつけでやっておきたいことを5つ紹介します。
成犬を飼っている方でも、「これはできていないな」という事があれば、ぜひ取り組んでみてください。

1:アイコンタクト

犬とのアイコンタクトが取れないと人間の気持ちが犬に届かず、犬のしつけで失敗しやすくなります。

このアイコンタクトですが、「犬のほうから人間に目を合わせる」のが大事であり、逆はNGです(犬が自分のほうが優位だと勘違いするので)。

  1. :手を叩きつつ子犬の名前を呼ぶ
  2. :手に子犬の視線が来たら、手を自分(飼い主)の眼のそばへと移動させる
  3. :目が合ったら思いきり褒める

こういうしつけをすれば、「飼い主と目が合えばいいことがある」と理解してくれます。

2:トイレトレーニング

これは絶対に子犬のうちに習得させる必要がありますよね。
ペットシーツやトイレトレイなどの上で排泄できるように、根気よく犬のしつけをしていきましょう。
これができないとなると、子犬を部屋の中に入れることが叶わなくなるはずです。

また、トイレトレーニングをする中では、まず間違いなく少なからず失敗することになります。
その際はすぐに清掃し、消臭剤を使用します。
臭いが消えていないと、同じ箇所で排泄してしまいやすくなります。

そして、子犬のうちはトイレで失敗しても叱らないようにしましょう。
犬からしたら、とても理不尽ですので。

3:子犬がスムーズにクレートに入るようにする

犬のしつけによって、飼い主の指示によってクレートに子犬が速やかに入るようになれば、動物病院に行ったり外出したりするのが楽になりますよね。

  1. :クレート内に玩具を置いておく
  2. :飼い主が子犬をクレート内に誘導する
  3. :クレートに入ったらすぐに「ハウス」と言う

1~3を何度か行うと、いずれ「ハウス」の声だけでクレートに入るようになります。

また、「1」に関しては、「最初に玩具が中にあるとは意識させない」ことが大事です。
つまり、「飼い主に従って中に入った→思いがけず良いことがあった」という体験をさせましょうという意味ですね。

「玩具があると最初に意識させて、子犬を釣る」ようだと、玩具がないとクレートに入らなくなる恐れがあります。

スムーズにクレートに入るようになったら、クレートを長時間閉めても大人しくできるようにしつけていきます。
犬(子犬も)はそもそも狭い場所が好きですから、あまり苦労しない場合が多いです。

トレーニング中、クレート内で犬が吠えたり騒いだりしても、しばらくはドアを閉めたままにしましょう。
そうでないと、「騒げば出られる」という学習をしてしまう可能性が高いです。

4:飼い主に身体を預けられるようにする

「飼い主に、無理なく身体を預けられるようにする」という子犬のしつけも非常に大事です。
これができれば、爪切り、耳掃除、ハミガキなどのボディーケアがしやすくなります。

遊び感覚で構わないので、犬のお腹、口、耳、足などにタッチする習慣をつけると、徐々に身体を預けてくれるようになりますよ。

5:社会化させる

先ほどもお伝えした「社会化」の話です。

  • お散歩をして、他の犬や、車、建物などを見せる
  • 知り合いや親戚など、色々な人に会わせる
  • テレビやラジオによって色々な音を聴かせる

などのことをしていけば、だんだんと社会に慣れていきます。

ただし、無理をさせるのは禁物です(特に子犬のしつけでは)。
だんだんと活動範囲を大きくしていけば、お出かけ中も落ち着いて行動できる犬になりますよ。

まとめ

犬、特に子犬のしつけにおいて大事なことを紹介しました。まずは、飼い主に触られても平気&人間を怖がらない&社会化ができている犬を目指しましょう。
「子犬だから……」ということで微妙に気が引けるかもしれませんが、小さなうちからしつけをしないと手遅れになる可能性もあるので気を付けてくださいね。