飼い主さんが仕事などで家を留守にする時、ワンちゃんがお留守番をしなければならなくなることがあります。
犬はどれくらいの時間お留守番をすることが出来るのでしょうか?
そこで、ワンちゃんのお留守番可能な時間をドッグトレーナーがご紹介します。
記事監修:犬のしつけハグ 川島 恵
Kawashima
犬は何時間くらいお留守番できるの?
犬の留守番可能時間とは
結論から申し上げると、犬のお留守番の可能な時間には個体差があります。
犬のしつけハグでは8時間程度であれば安全に過ごすことができると考えています。
お留守番中、犬は人が見ていないところで過ごすことになります。
脅かすようで申し訳ありませんが、お留守番中は危険が沢山あります。
また犬の性格や月齢などによっても異なるため、おおよそ8時間程度とお考えいただきたいと思います。
犬のお留守番中に気になること
室温
犬のお留守番で最も気になる点は、室内の温度です。
特に夏場は暑くなりすぎて熱中症になっていないかという点が心配になります。
犬は人間と比較すると、適温が1度低いと言われています。
人間にとって少し寒いと感じる程度が犬にとって快適な温度なのです。
暑さだけでなく寒すぎるのも問題です。
室内の温度が犬にとっての適温であるかどうかは、とても心配です。
騒音
お留守番中に犬が騒いていないかという点も気になります。
犬が暴れまわったり無駄吠えをして、ご近所迷惑になっていないかも心配です。
いたずら行為
人の目がないことをいいことに、犬がいたずら行為をすることがあります。
お留守番の時間が長いと犬は暇になってしまいます。
例えば「クッションベッドにいたずらをする」「トイレシートをはがす」などの行為に及ぶのです。
飼い主さんがいない寂しさから、いたずらをすることもよくあります。
お勧めのお留守番時間
犬にお留守番のトレーニングを行うと、長時間のお留守番は可能です。
しかし、「環境」「騒音」「いらずら行為」などを考えると犬のしつけハグでは8時間程度にすることをおすすめします。
半日程度にすることが良いのではないかと考えています。
長時間のお留守番について
犬のしつけハグでは、犬のお留守番は8時間程度にすることをおすすめします。
仕事の都合や旅行など、どうしても家を空けなければいけない、犬と一緒にいられないケースがあります。
犬は猫とは異なり、人にかまってもらいたい性格であることがほとんどです。
人が手をかけてあげなければ、問題行動に出るケースが多く見られます。
トイレ以外の場所で排せつをするなど、飼い主さんが困ってしまう行動にでることが多いのです。
では、どうしても長時間お留守番をさせなければならない場合には、どうすればよいのでしょうか?
長時間家を空ける時の対処方法
ペットシッターに依頼する
8時間以上家を空ける、犬にお留守番をさせる場合にはペットシッターに依頼するという方法があります。
例えば12時間家を空ける場合、ちょうど真ん中の時間にペットシッターに来てもらえば、6時間+6時間のお留守番になります。
一度ペットシッターに来てもらうことで、お留守番をする時間を短くすることが可能になります。
日中お預かりを利用する
犬の日中お預かりを利用するという方法があります。
日中、犬を預かってくれる施設やペットホテルのような場所を利用するという方法があります。
犬のしつけハグでは「犬の幼稚園」として、ワンちゃんをお預かりしています。
お出掛け前に犬を預けて、お帰りの際にお迎えに行くという方法です。
出来る限り8時間を超えるような長時間のお留守番を避けた方が、心配はないと思います。
Webカメラの利用
Webカメラを利用して、お留守番中の犬の様子を見ている方が増えています。
離れていても愛犬の様子を見ることができる便利なアイテムです。
スマホから手軽に見ることができるので、愛犬を見守る方法の一つとして良いのではないでしょうか。
しかし、何かあった時にすぐに駆けつけることが出来ないというデメリットがあります。
見守ることしか出来ないのは心配です。
犬のお留守番の適切な時間
犬がお留守番中に何をしているのかという点でも、適切な時間が異なります。
お留守番中はずっと寝ているのであれば、10~12時間のお留守番も問題ないでしょう。
また、犬の健康状態や月齢によっても異なります。
Webカメラで観察するなど、愛犬に適したお留守番時間を見つけていただければよいと思います。
まとめ
ワンちゃんって何時間お留守番できる?という質問に対する回答を致しました。
犬のお留守番のお勧めの長さは、8時間です。
長くても半日程度に留めて頂くとよいと思います。
あまり長い時間お留守番をさせてしまうと、暑さ寒さなど犬の環境や騒音、いたずら行為などが心配です。
どうしても飼い主さんがそれ以上の長い時間留守にする場合には、ペットシッターや日中お預かりなどを利用することをおすすめします。
犬のしつけハグでも「ハグ幼稚園」として、日中お預かりすることが出来ますので是非ご利用ください。
ご紹介した犬のお留守番の時間は、あくまでも参考にして頂きたいと思います。