始めて犬を飼う方は、愛犬との生活を想像しただけで楽しい気持ちになりますよね。
愛犬との生活をより良いものにするために、ドッグトレーナーから是非やって頂きたいこと、お願いがあります。
これをやるだけで、愛犬との生活がよりよい物になります。
犬を迎え入れたらやって欲しいこと、愛犬との正しい接し方をお教えします。
記事監修:犬のしつけハグ 川島 恵
Kawashima
犬との接し方
犬の性格を知ろう!
愛犬とは、積極的にコミュニケーションを取って下さい。
でもその前に、愛犬の性格を必要があります。
なぜなら、犬の性格によって接し方を変えて頂きたいからです。
犬の性格が「臆病なのか?」「活発なのか?」を読み取ってあげて、その犬の性格に合った対応をすることがとても重要です。
臆病な犬
本日お供をしてくれているミエルちゃんは、とても臆病な性格です。
臆病な性格の犬に対して、人の方から積極的にガツガツと接してしまうと、犬は威圧感を感じてしまいます。
犬は全く嬉しくありません。
近寄られたことによって恐怖心が強くなってしまいます。
ミエルちゃんのような臆病な性格の犬に接する時は、こちらから積極的に行くのではなく、犬の方から来てくれることを待って下さい。
ミエルちゃんの場合は、飼い主さんに慣れるまでに1週間くらいかかったそうです。
活発な犬
ミエルちゃんのように臆病な性格の犬とは逆に、活発で人が大好きで誰に対しても恐れ知らずな性格の犬の場合には、こちらから積極的にコミュニケーションを取りましょう。
犬が近寄ってきたらしっかりと犬の体に触ってあげて、濃密なコミュニケーションを取ると良いでしょう。
犬の名前を呼んであげたり「オイデ」と指示語を使うと今後のトレーニングがはかどります。
活発な性格の犬は臆病な性格の犬よりも、トレーニングが進みやすい傾向にあります。
しかし、活発な性格の犬は臆病な性格の犬よりも落ち着きがないので、落ち着きのトレーニングをする必要があります。
犬の様子を見ながら、トレーニングを行いましょう
臆病な犬・活発な犬に共通の接し方
犬との遊びは、興奮させるだけではなく落ち着きも教えなければなりません。
これは、臆病な犬・活発な犬のどちらにも共通して言えることですが、犬が近くに来た時はしっかりと触ってあげましょう。
床にいると少し怖がってしまったり、犬の名前を呼んでも来ない時は、飼い主さんが椅子に座った状態の膝の上に乗せて、コミュニケーションを図りましょう。
犬の体をしっかり触って、こちらに敵意が無いということを教えてあげて下さい。
体をさわることで人の気持ちを犬に伝えることができるので、撫でることはとても大事なことです。
臆病な性格の犬でも、時間が経つと慣れてきて本性が出てくるようになります。
本性が出てくると、飼い主さんの言うことをきかなくなったり、犬からの要求が出てくるようになります。
犬の本性が出てきた時には、人と犬との関係性を教えてあげなければならなくなります。
人と犬の間には上下関係が存在するため、人の強さを教えてあげなければならないのです。
【犬のしつけ専門家 監修】犬を初めて飼うための準備と知っていて欲しい事【まとめ】
愛犬にやって欲しいこと2つ
愛犬とスキンシップをはかる
殆どの犬は、迎え入れてから1週間程度で慣れてくるので、仰向け抱っこの練習を始めて下さい。
仰向け抱っこの目的は、犬をリラックスさせることです。
飼い主さんの膝の上に、犬を仰向けに抱っこをします。
その時、犬は体の力が完全に抜けた状態にならなければなりません。
仰向け抱っこのトレーニングには少し時間がかかりますが、根気よく続けて下さい。
犬を仰向け抱っこにして、毛並みに沿って体をさわります。
体全体、口周りや口の中、耳の中まで触っていきます。
仰向け抱っこで犬の体に触る時間は、30分程度です。
犬が気持ちよくなって、寝てしまうくらいと考えて下さい。
一通り犬の体全体をさわることが出来たら、犬のわきの下に手を入れて起き上がらせて下さい。
注意点として、犬が眠ってしまった場合には起き上がらせないで下さい。
愛犬が過ごす環境を整える
犬をペットショップで購入されると、ほとんどの場合は犬の寝床とトイレを一括管理するように教えられます。
ケージの中に寝床とトイレを一括管理する方法でも問題はありません。
犬のしつけハグでは、違う管理の仕方をおすすめしていますが、一括管理の方法でも構いません。
ただ、ケージを設置する場所に注意をして頂きたいと思います。
ケージを設置する場所をリビングの真ん中など、人がよく通る場所に設置してしまうと、人が動くたびに犬が期待をしてしまいます。
犬の期待というのは「遊んでくれるのかな?」という期待です。
例えば、人がリビングで椅子に座っている状態の時に犬の方を見ると、犬はかまって欲しくなってしまいます。
飼い主さんの方も犬と目が合ってしまうと、かまいたくなってしまうでしょう。
犬がかまって欲しいという要求に対して、飼い主さんがかまってしまうと、犬の要求が通ったことになります。
犬は学習能力が高いので、構って欲しいという意思表示をすれば構ってもらえると思ってしまいます。
そのため、ケージを置く場所は犬が期待しない環境に置く必要があります。
人間とは別の部屋にケージを置いて頂くことが理想的です。
もし別の部屋が無かったり、別の部屋に置くことが難しい場合には、何か目隠しになるようなものでケージを覆って下さい。
目隠しをめくった時だけ、犬は構ってもらえると期待するような環境に置いて頂くと良いです。
子犬はすぐに寝ます。
ご飯を食べた後、運動をした後はよく寝ます。
ケージに入れる前に、犬が寝られるようなシチュエーションを整えてあげてるということが大切です。
例えば、犬に夜7時くらいにご飯をあげると夜中に起きてしまうのであれば、夜ご飯をあげる時間を遅くすると、夜の間しっかりと寝てくれるようになります。
犬の様子をみて、ご飯の時間を調節するだけで、犬はケージの中でしっかりと寝てくれるようになります。
まとめ
はじめて犬を迎え入れた日にやるべきことというテーマでお送りしました。
「愛犬を迎えたらやる事」
・愛犬の性格を知る
・環境設定
犬の性格は大きく分けて「臆病」「活発」の2種類います。
どちらの性格なのかによって、今後のトレーニングの方向が真逆になります。
犬の性格を見極めて、その子に合ったコミュニケーションをとって下さい。
環境設定については、最初はケージの中での一括管理でも構いません。
後で、寝床とトイレは完全に分けるようにすることをお勧めしています。
ケージを置く場所を間違えてしまうと、犬の要求が増えてしまいよく吠えることになります。
「構って」「ご飯食べたい」「ケージから出して」などの要求が強くなってしまいます。
ケージはリビングの真ん中に置くのではなく、別の部屋に置くか目隠しをしてリビングの端に置くなどの配慮が必要です。
ご紹介した方法を行って頂き、愛犬と楽しい生活を送って下さい。
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