マルチーズのしつけや、飼い方をご紹介します。
マルチーズは小型犬に分類され、可愛い見た目からとても人気のある犬種です。
最近ではこのマルチーズと純潔の犬を掛け合わせたミックスと呼ばれる犬種が流行るほどです。
マルチーズを初めて家に迎えた時のしつけや、白い毛を保つ方法をご紹介します。
記事監修:犬のしつけハグ 川島 恵
Kawashima
マルチーズはしつけが入りやすく飼いやすい?でも注意が必要
マルチーズは犬の種類の中でも飼いやすい部類に入ります。
体も小さく体重は平均で3キロ前後までしか大きくなりません。
また、白いふわふわの毛に包まれており、見た目もとても可愛らしく、飼いたい犬のランキングでは常に上位に入っています。
飼い主にとても忠実で、しつけも入りやすく、変に暴れたりしないため、1人暮らしの方でも飼いやすい犬種でしょう。
かといってイタズラがないかというとそうではありません。
若いうちはそれなりにやんちゃです。やんちゃが過ぎないよう、早いうちに遊びながらしつけをする様にしましょう。
色々な環境に慣れさせる事が大事です
マルチーズは飼い主ならいいのですが、他の人間や犬に対して、人見知りをする事があります。
プライドが高いところがあり、いっしょに遊ぼう!と子供や他の犬に騒がしく誘われると、吠えて怒る事もあります。
色々な人間がいて、色々な犬がいる、という事を早いうちから教えてあげる必要があります。
家の中にずっといると、家族以外の人間や犬を受け付けなくなってしまいます。
しつけ①トイレトレーニングは飼い主も忍耐が必要
まず、どの犬でも悩むところはこのトイレトレーニングです。
犬種や個体によって覚える早さは様々ですが、マルチーズは賢く、しつけが入りやすい犬種のため、トイレトレーニングもすぐに覚えてくれる事でしょう。
最初のうちは朝から晩までつきっきりで教えていく必要がありますが、覚えてしまえば失敗する事もなく安心して暮らす事ができます。
おすすめのトイレトレーニングをご紹介します。
ポイント①おしっこやウンチをしそうになったらトイレシートを敷く。
しそうだな、という時にすかさず下にシートを敷きます。
最初は失敗する事が当たり前なので、怒らないようにしてあげてください。
怖がっておしっこやウンチを我慢してしまう事があります。
ポイント②お気に入りの場所にトイレシートを敷く。
犬は家や部屋の中で気に入った場所で用を足します。
数カ所ある場合は2、3箇所に絞って敷くようにしましょう。
この時、漏らすから、と部屋中にしいてしまうと「部屋中どこにしてもいい」という事になります。
床に漏らされること前提です。
汚されたくないカーペットや、クッションは片付けましょう。
ポイント③ペットシートの上で用を足せたら沢山ほめる。
①から③を1ヶ月程度、やってみてください。
大事なのは③の褒めるです。
大体の犬はこれでペットシーツを認識し、その上で用を足すようになります。
注意点としては、
心が折れてしまい、中断してしまう→NG!
汚されるのが嫌で途中でルールを変えてしまう人がいます。
そうなると何が良くて悪いのか犬自身わからなくなってしまうので、ここが踏ん張り時です。
がんばりましょう。
部屋の模様替えはNG!
犬は習慣や自分の匂いでトイレの場所を決めています。
部屋の模様替えをしてしまうと、混乱し、以前のトイレの場所で用を足してしまったりします。
慣れるまでは、部屋の模様替えは我慢しましょう。
しつけ②体のどこを触っても大丈夫なように
マルチーズは真っ白な毛が特徴のキレイな犬ですが、この白色という毛色はキレイに保つ事がとても難しいのです。
ちょっとした汚れですぐに赤茶色く変化してしまうため、汚れたらすぐに濡れタオルで拭き取る、もしくはこまめなシャンプーが必要です。
犬は特に口元や顔を触られる事が嫌いなので、小さいうちから少しずつ慣れさせていくと良いでしょう。
他にも、病院に行った時や、トリミングを頼む時に体のあちこちを知らない人間に触られます。
口の中、足や手、お腹など、怖さのあまり口が出てしまう犬もいるので、犬がパニックにならないように、どこを触っても平気なようにしておきましょう。
しつけ③ケージ、クレートトレーニング
何かあった時のためにも、犬の安全な場所という意味でもケージやクレートは大切です。
病院に行く時にはクレートを使いますし、犬の安心できる場所としても使う事ができます。
留守番の際に、どうしても家の中を壊してしまう、いたずらしてしまうという場合にもケージやクレートは有効です。
常に放し飼いだと、ルールが曖昧になりやすいので、しつけをしている最中はケージやクレートをうまく使って犬との距離を図るようにしましょう。
気温の変化に弱いマルチーズの飼い方
マルチーズはどちらかというと、温暖な気候で育った犬種です。
毛量もシングルコートといい、寒さに弱い犬種です。
体も小さいため、気温の変化に弱いので、部屋の温度を適温に保ち、なるべく気温が落ち着いている時間帯の散歩をおすすめします。
部屋の中には滑り止めのマットや階段を置こう
マルチーズは小型犬のため、ソファから降りるときは飛び降りる必要があります。
小型犬は関節が弱い犬が多いので、着地した時に関節を痛めてしまったり、脱臼してしまうなどの心配があります。
怪我を防ぐためにも、ソファーに登るための階段をつけてあげたり、フローリングにカーペットや滑り止めのマットを敷いてあげると良いでしょう。
また、フローリングの床で滑らないためにも、こまめに足裏の毛をカットしてあげましょう。
まとめ
マルチーズは物覚えがよく、飼い主の言う事をよく聞き、しつけがしやすい犬種です。
その反面、外部の人には素っ気ない事もあるので、社会適応期にはどんどんたくさんの経験をさせてあげましょう。
また、体が小さく、シングルコートなので寒さや暑さに弱いところがあります。
犬用のヒーターを準備したり、エアコンをつけたりと快適に過ごせるようにしてあげましょう。