明るくてすぐに友達が出来、周りの人も楽しい気持ちにしてくれるいわゆる「陽キャ」ですが、犬にも陽キャの犬種がいます。
活発で誰とでも仲良くできる、陽キャな犬種をドッグトレーナーが5つ選びました。
小型犬から大型犬をミックスしてご紹介します!
記事監修:犬のしつけハグ 川島 恵
Kawashima
犬の性格について
犬を迎え入れる場合、見た目のかわいさはもちろんですが、性格も気になるところではないでしょうか?
子犬の時期から成犬へと成長していくと性格が変わる犬種もいます。
また、暮している環境によっても性格の違いは出てきます。
犬の性格は飼い主さんに似てくるとも言われています。
一緒に生活をしていると、少なからず似てくることは納得できるのではないでしょうか。
詳しくは犬種別の紹介に載せていますので、これから紹介する陽キャは参考程度にして頂きたいと思います。
犬種ごとの性格はありますが、個体差はあることも覚えておいて下さい。
ご自分が飼っている犬種が登場したら、比較していただけるとおもしろいとおもいます。
陽キャ犬種1:パピヨン
パピヨンは、動きが激しく落ち着きがないと言われることが多い犬種の1つです。
陽キャキャラの筆頭として挙げさせて頂きました!
現在の犬のしつけハグでお預かりするパピヨンも、今までトレーニングしてきたパピヨンも、私の経験上陽キャな子が最も多いです。
頭で考えるよりも先に行動してしまう性格の犬が多いと言えます。
犬のしつけハグでの出来事を紹介すると、おとなしいタイプの犬達の中にいても、クッションベッドでリラックスしている犬がいても、遊びに誘いに行きます。
怒られてもあまり気にしていない様子で、「遊びに誘う→怒られる→引く」「遊びに誘う→怒られる→引く」の繰り返しです。
人が好きで人見知りをすることはあまりありません。
子犬の時期は人見知りをしない犬種が多いのですが、パピヨンは成犬になっても変わらず人見知りをすることは少ないと言えます。
人だけでなく、ねこやハトなどを追いかける光景もよく見られます。
動くものに敏感に反応します。
身体能力が高く跳躍力が高い犬種です。
高い所に飛び乗ることが多く、怪我が心配されます。
良く走り回るため、落ち着きを教えてあげる必要がある場合があります。
きちんとトレーニングを行うことで、吠えや落ち着きのなさは改善することが出来ます。
多少扱いずらいと感じることがあるかもしれませんが、見ていて飽きません。
常にアクティブな性格なので、パピヨンを飼う場合には多少の覚悟が必要です。
陽キャ犬種2:コッカー犬種
アメリカンコッカー、イングリッシュコッカーの2種類をお預かりさせて頂くことが多いです。
好奇心旺盛で、動きが多い犬種です。
ディズニー映画「わんわん物語」のレディのモデルになった犬種です。
特に子犬期は、人に対しても犬に対しても暗いイメージの子は、あまりいません。
アメリカでは「メリー・コッカー」陽気なコッカーと呼ばれているほど、明るい性格です。
ただし、成犬になると人に対して攻撃性が出てくる場合があります。
根は、人も犬も好きな性格の犬種ですが、生活をする環境によっては、コッカー犬種本来の性格とは異なり、臆病になってしまうなどのケースも見られます。
穏やかな性格の子はあまり見ることはなく、気が強いことが多いです。
お手入れを頻繁に行うと、嫌がってしまうことがあります。
耳が長くて垂れているため、耳のお手入れは必要不可欠です。
しかし、頻繁にお手入れをしていく中で、嫌いになることがあります。
お手入れは大変なこともありますが、人に友好的で陽キャな犬種なので、初心者にも飼いやすい犬種の一つです。
陽キャ犬種3:フレンチブルドック
フレンチブルドッグは、考えるよりも先に行動してしまうタイプです。
動きを見ているだけでも楽しくて「小さいおじさん」として例えられることがよくあります。
シワが多い顔で、とても愛らしい容姿をしているため、常に人気犬種の上位をキープしています。
いびきをかいて寝たり、お腹を見せながら寝ている姿はまさにおじさんです(笑)
少し考えてから行動すればよいのに、何か物事が起きてしまってから考えるタイプの犬種です。
犬同士で遊んでいる時も、他の犬に怒られてから「えっ?!なんで怒るの?」とでも言いたそうに見えます。
怒られたことが不思議なような表情をしている姿をよく見かけます。
おとなしい子を遊びに誘っている姿を見ていると、あまり考えていないように思います。
フレンチブルドックは犬に対してだけでなく、人に対しても全く同じような行動をします。
人間のことを犬だと思っているのか?自分のことを人だと思っているのかはわかりませんが(笑)、みんな仲間!みんな友達と思っているようです。
楽しむことが上手な犬種なので、見ていて飽きません。
動きが激しく力が強いため、お散歩中に引っ張られることがあるため、力の弱いお子さんや女性がお散歩する時には注意が必要です。
ドッグランなどで遊ぶ時には、小型犬に体当たりして怪我をさせてしまう危険性があるので、同じくらいの大きさの犬と遊ぶと良いでしょう。
動きが激しすぎて見ているだけで疲れてしまうという人もいます。
基本的には穏やかな性格ですが、一度興奮すると手が付けられなくなることがあります。
気管が狭く、激しい運動をすると呼吸が苦しくなってしまいます。
負担を掛けることはおすすめできません。
気分転換のお散歩をして、ストレスを溜めないようにしてあげましょう。
子犬の時期は元気が良すぎても、成犬になると落ち着いてくる傾向にはあります。
ただ、子犬期は当たって砕けるタイプが多いですが、飼いやすいためおすすめの犬種の一つです。
また、フレンチブルドッグはなかなかのマイペースな性格です。
さっきまで、お友達と楽しく遊んでいたかと思うと、急に静かに寝ていることもよくあります。
集中力がないという一面もあり、見ていて飽きません。
陽キャ犬種4:コーギー
コーギーには、「ペンブローグ」と「カーディガン」の2種類がいます。
ベンブローグは、イギリスのエリザベス女王に愛された犬種です。
元々は牧羊犬や牧畜犬として活躍していました。
一方カーディガンは、ベンブローグよりも歴史が古いのですが数が少ないのが現状です。
体重は平均13kgのベンブローグよりも少し大きくて、13kg~17kgです。
子犬の時期は、頭で考えるよりも先に行動してしまうような性格です。
ペンブローグは尻尾が切られていたり無かったりするのですが、尻尾を振るかわりにお尻を振って歩くため、お尻に表情があります。
動物愛護の観点から、断尾をしていない場合もあります。
感情表現をお尻でしている感じで、とてもユニークで可愛らしいです。
コーギーは、嬉しいことがあった時の表現方法として「噛む」という行動に出ることが多々あります。
ジャンプ力があり、体が大きいにもかかわらず飛びついてくることがあります。
飛びつきは足腰に負担がかかってしまうため、注意が必要です。
体重も10kgを超えてしまうこともあるので、子犬期に好き勝手にさせてしまうと、成犬になった時に力でかなわなくなる可能性があります。
手に負えなくなる前に、しっかりとしつけを行う必要があります。
コーギーも、人に対しても犬に対しても友好的な性格です。
個体差はありますが、警戒心が強く出てしまうことはあまりありません。
陽キャ犬種5:ラブラドール・レトリーバー
ラブラドールは性能がよく頭が良いという印象を持ちの方も多いでしょう。
成犬になると落ち着く子が多いです。
しかし、子犬期は動きが全然読めない犬種です。
前を見ずに突っ走って壁や人に激突したり、横を見ながら走って激突するなど天然のようなしぐさが多々見られます。
ラブラドールもゴールデンも、人に対してとても友好な性格です。
攻撃性が強い子はほとんど見られません。
抜け毛が多いので、ブラッシングなどのお手入れは毎日欠かすことができません。
ラブラドールは大型犬なので、体がとても大きく重くなります。
好奇心が旺盛な性格なので、きちんとしつけを行わないと引っ張り癖がついた場合に、コントロールすることが出来なくなってしまいます。
知らない人に突進してしまったら、怪我をさせてしまう恐れがあります。
人や犬が好きだからこそ出てしまう行動です。
誰からも可愛がって欲しい犬種を希望している方に、おすすめの犬種です。
まとめ
誰とでも仲良くできる陽キャ犬種を5つご紹介しました。
- パピヨン
好奇心旺盛で人見知りしない性格です - コッカー犬種成犬になると気が強い
- フレンチブルドッグ
考えずに突撃して怒られることもあります - コーギー
子犬期は考えずに行動します
感情表現が豊かで飛びついたりします - ラブラドール・レトリーバー
子犬期は天然風です
成犬になるとかなり落ちつきが出てきます
ご紹介した5犬種意外にも、陽キャな犬種は沢山います。
本当はもっと沢山紹介したいのですが、単なる陽キャ犬種というだけではなく、親しみやすく飼いやすい犬種を選びました。
クセがあるけれど陽キャだと思う犬種もあります。
また、トレーニングによく来る犬種を選びました。
トレーニングよく来るということは、問題行動が出やすいということでもありますが…
トレーニングをすることで、問題行動はきちんと改善することが出来るので、陽キャな犬を飼いたいという方は、参考にしてみて下さい。