子犬がじゃれ合っている姿は、とてもかわいくて癒されます。
しかし、よく見ると思ったよりも強く噛みついたり上の乗っかったりしていて、もしかしたらケンカをしているのかもしれないと心配になる飼い主さんも少なくありません。
子犬ならまだよいのですが、成犬だと判断が付きにくいと思うかもしれません。
そこで、犬同士がケンカをしているのか?ただじゃれ合っているだけなのかの判断の仕方について解説します。
記事監修:犬のしつけハグ 川島 恵
Kawashima
ケンカ?じゃれ合い?
犬同士がケンカをしているのか?ただじゃれ合っているだけなのか?判断がつかずにお困りのケースは少なくありません。
犬のしつけハグで行っているLINEの無料相談にも、よくご相談頂いています。
LINE無料相談には動画を送って頂いているので、川島トレーナーが実際の動画から判断して回答しています。
ご相談頂いた方のほとんどが、犬同士のじゃれ合いです。
子犬期、成犬問わずじゃれ合っているケースがほとんどです。
しかし、中には危険な場合もあります。
エスカレートしてしまうと、本気のケンカに発展しかねないケースもあるので注意が必要です。
犬同士のじゃれ合いは、「噛みつく」「追いかけまわす」「上に乗る」など飼い主さんが見るとケンカをしているように見えてしまうことが多いでしょう。
多くの場合はじゃれ合い、遊びの一環だと考えて問題ありません。
犬同士のじゃれ合いとケンカの違い
犬同士がじゃれ合っているのか?ケンカをしているのか?の判断基準は「見ていられるか」です。
犬のケンカを見た事がある人は少ないでしょう。
犬同士のケンカは、見ていることが出来ないくらい激しいです。
インターネットで「犬 けんか」で調べてみてください。
多くの動画を検索することができますが、衝撃を受けると思います。
じゃれ合いとケンカは全然違います。
犬同士のケンカは、止めなければ危険だと思うレベルです。
まるで殺し合いをしているかのように思えるほど刺激が強いので、動画を見る際には十分ご注意ください。
「大丈夫かな?」と思う程度であれば、ケンカではないと思っていただいて問題ありません。
ただし、最初はじゃれ合っているだけでも、何かのきっかけでケンカに発展してしまうこともあるため、注意が必要です。
万が一ケンカに発展してしまった場合には、人が間に入る必要があります。
じゃれ合いからケンカに発展する前に、あまり興奮しすぎないように遊ばせる必要があります。
犬同士を遊ばせる場合には、遊ぶ時間の長さを決めて遊ばせる、などの工夫をしてください。
ケンカに発展しやすいケース
犬同士のじゃれ合いがケンカに発展しやすいケースがあります。
主に、オス同士やメス同士など同性がケンカに発展しやすいと言えます。
特にオス同士はケンカに発展しやすいです。
兄弟犬ではなく、他人の場合には注意が必要です。
ケンカ以外で注意する点
多くの場合はじゃれ合いで遊びの一環なので、見守って頂きたいと思います。
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- 一方の犬が押され気味である
- 一方の犬がしつこい
- 遊びに終わりが見えない
などと感じたら、遊びではなくなっています。
時には飼い主さんが仲裁に入る事が必要です。
飼っている犬が子犬と成犬であった場合、温度差があるケースがよく見られます。
多頭飼いをしている人の多くは、先住犬が成犬で、後から迎え入れた犬が子犬というパターンが多く見られます。
最初のうちは一緒に楽しく遊んでいても、先住犬は先に疲れてしまっているのに、若くて元気なあとから迎え入れた犬がしつこくからんでくることで、先住犬が威嚇するということがよくあります。
子犬は好奇心旺盛で体力もあるので、落ち着いた成犬である先住犬に、しつこくじゃれていくのです。
成犬の先住犬は、最初のうちは一緒に遊んでくれるかもしれませんが、子犬の体力についていくことは少し難しいと言えます。
嫌がっていることに子犬が気づかずにしつこくしていると、先住犬が怒ってしまうのです。
その場合は、子犬に静止をかけてください。
威嚇をしている成犬の先住犬ではなく、しつこくじゃれてくる子犬の方を止めましょう。
犬同士が仲良く遊べるように、飼い主さんが間に入るようにしましょう。
まとめ
犬同士がじゃれ合っているのか?ケンカをしているのかの見分け方を紹介しました。
じゃれ合いは見ていられる程度のもので、ケンカは仲裁に入らなければ危険だと思うレベルです。
実際に犬のケンカを見たことがある方は少ないと思うので、インターネットで検索して一度見てみるとよいでしょう。
かなり激しいので、驚かれると思います。
まるで殺し合いなのではないかと思うくらい刺激が強いので、見る前に心の準備をしておくことをお勧めします。
犬同士のじゃれ合いとは違うので、愛犬がじゃれ合っているだけなのか?ケンカをしているのかの判断が付きやすくなると思います。
愛犬がじゃれ合っているだけなのか、ケンカをしているのかの区別がつくことで、いざケンカになった時の判断基準が出来ます。
成犬の先住犬と子犬の新しく迎え入れた犬がじゃれ合っていたら、飼い主さんは少し注意深く見ていてあげてください。
元気な子犬にしつこくされて、先住犬が威嚇をするケースがあります。
先住犬が威嚇をした場合には、しつこくじゃれてくる子犬を静止してください。
飼い主さんが間に入ることで、仲良く遊ぶことが出来るでしょう。