犬を家に迎え入れたら、しつけをする必要があります。特に子犬の場合には、やってはいけないこと、やってもいいことの区別がつきません。好奇心旺盛で、いろんなことに興味を示すので、良し悪しの判断は人が教えてあげるしかないのです。「人や犬に吠えてはいけない」「人に噛みついてはいけない」「トイレは決められた場所でしなければいけない」など、飼い主さんが教えてあげる必要があるのです。
記事監修:犬のしつけハグ 川島 恵
Kawashima
犬が守るべきルール
犬を迎え入れたら、飼い主さんがやっていいことと、やってはいけないことを教えてあげる必要があります。そこでお勧めしたいのは「犬が守るべきルール」を作ることです。ルールは、誰にでも当てはまるものである必要はありません。飼い主さんの生活スタイルに合わせたものを作りましょう。
そこで、おすすめのルールをご紹介します。
【初めての犬!ルールを作る~1.吠えない】に続いて、ここでは2.噛んではいけない 3.排せつはトイレでする というルールです。
ルール2.噛んではいけない
犬が噛むという行為には、「攻撃的な物」と「愛情表現」の2種類があります。ここでは、愛情表現としてのじゃれ噛みを辞めさせる方法についてご紹介します。
じゃれ噛みも、興奮してエスカレートするとケガをする心配があるので、やめさせなければなりません。
身内だけでなく、他人にも危害を加えてしまう可能性があるので、厳しく対処する必要があります。噛んではいけないのは、人だけではなく洋服や靴など身に着ける物も同様です。
【ルール1.吠えてはいけない】でもご紹介しましたら、噛んだ時に叱るのではなく、なぜ噛むことはやってはいけない事なのかを伝えましょう。叱るのではなく、伝えるのです。やってはいけない事をした際には、伝えて正解を褒めてあげることによって、同時に教えていきます。
じゃれ噛みの場合には、遊びなので飼い主さんが反応することが楽しくてやっています。やってはいけない事だと伝えることで、噛まなくなります。
ルール3.排せつはトイレでする
愛犬が子犬時代、飼い主さんが留守にして帰宅すると、家の中が排泄物だらけで掃除に苦労したという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「排せつはトイレでする」という事を教えます。他の場所ではトイレは我慢しなければならない事を伝えましょう。トイレで排せつをすることが出来たら、沢山褒めてあげましょう。褒めることで、その行動を強化することが出来ます。
ただし、我慢をさせ過ぎてしまうと膀胱炎の原因になります。注意してください。
まとめ
犬は、やってはいけない事とやってもいい事の区別がついていないこともありますが、きちんと伝えることで理解してくれます。犬の行動を冷静に見極めて、伝えてあげることで対処しましょう。