チャイムの音に反応して犬が吠えてしまうというお困りごとがあります。
ご近所迷惑にもなりますし、来客の場合にはお客さんを驚かせてしまうため改善したいですよね。
そこで、犬が吠える原因と対処方法をプロのドッグトレーナーが解説します!
記事監修:犬のしつけハグ 川島 恵
Kawashima
Youtubeに頂いたコメントの内容

犬種:パピヨンとトイプードルのミックス
月齢:4歳
性別:オス
たくさん小さな問題はあるのですが、大きな問題点は2つあり、吠えと室内でフリーにしたときの落ち着きのなさです。
吠えはケージの中にいる時にインターフォンがなったり、来客がきたりすると吠えます。
吠えはケージに入っている時にインターションがなったら、来客がきたりすると吠えます。
あるトレーナーさんからはおやつで気を反らしてくださいと言われてやってみましたが、なかなかよくなりません。
私が吠えないようにスタンバイしているとき(練習とか)はあまり吠えないのですが、私が油断したりすると吠えます。
バレているのだと思います。
Youtubeとかで吠えに対するしつけ動画を探しても、室内フリーにしているときの吠えに対するものばかりでケージにいる場合のものがないため、この場合のしつけ方法を教えて頂けると嬉しいです。
ケージの中で吠える原因

ケージ管理のデメリット
ケージの中に居る時にインターホンが鳴ると吠える原因の1つに「警戒心」が挙げられます。
ケージの中で吠えるということは、フリーの状態でいる場合にも吠えると思います。
本来、ケージの中は犬が落ち着ける空間です。
ご相談者さんの犬は、ケージの中が落ち着ける空間になっていない可能性が高いと言えます。
犬のしつけハグでは、犬をケージで管理することをおすすめしていません。

ペットショップなどから犬を迎え入れる場合、ケージでの管理をすすめられる事が多いと思います。
半分トイレ、半分寝床にするスタイルがほとんどです。
ケージを設置する場所は、リビングなど人が居る空間で人から見えるところが多いです。
リビングにケージを設置して管理をしても、犬から見える範囲の全てが縄張りであると認識してしまいます。
犬が動ける場所はケージ内だけでも、犬から見えている範囲であるリビング全体を縄張りだと思ってしまうのです。
犬のしつけハグでケージでの管理をおすすめしていない理由は、広すぎる点と閉じ込められる感が強いという2点です。
犬は、自分からケージの中に戻ろうとすることはあまりないでしょう。
ケージの中に対するイメージはあまり良くないことが多いです。
ケージの中では、落ち着いて寝ていてくれることがベストです。
例外として、10時間を超えるような長時間のお留守番をする場合には、トイレを我慢させることが出来ないためケージを利用することが望ましくなります。
落ち着ける場所がない(クレート管理の推奨)
ご相談者さんの犬は、ケージの中が落ち着ける空間になっていない可能性が高いでしょう。
犬のしつけハグではクレート管理を推奨しています。
クレートとは主にプラスチックでできた犬のキャリーケースのようなものです。
クレートは狭い空間なので、中で動き回ることが出来ません。
動き回ることが出来ないので、落ち着いて寝るだけの空間になります。

クレートトレーニングを行うことで、犬の縄張りがクレートの中になっていきます。
警戒心が及ぶ空間がクレートの中だけになるため、周りの音に対して警戒する必要がなくなります。
結果、クレートの中では落ち着いて寝ていることが出来るのです。
犬は狭い空間が好きです。
狭い所に閉じ込めてしまうようで可哀そうだと思う方もいらっしゃるでしょう。
最初は犬が自ら入るようなトレーニングが必要になりますが、自分からクレートの中に入って落ち着いて寝てくれるようになります。
クレートトレーニングが完了すると、チャイムなどに反応して過剰に吠えることはなくなります。
ケージの中での吠えの改善方法としては、クレート管理が有効です。
クレートトレーニングの方法
犬の大きさに合ったクレートを容易します。
最初は、30分程度クレートの中で過ごすようにします。
いきなり長時間クレートの中に入れっぱなしにしてしまうと、クレートの中に対しての印象が悪くなるので辞めて下さい。
短い時間から初めて、だんだん時間を延ばしていき最終的には6~8時間クレートの中で静かに寝て過ごすことが出来るようになります。
クレートトレーニングが終わると、ケージが必要なくなります。
クレート内での吠えはありませんが、外に出した時には吠える可能性があります。
もし吠えたら、クレートの中に入れて落ち着かせてあげて下さい。
犬を落ち着かせる方法

犬が吠えたり興奮したりする理由は様々です。
警戒心からの吠え、喜びの吠え、興奮の吠えなどがあります。
犬に「落ち着いて」と言っても落ち着いてはくれません。
犬が興奮する時のシチュエーションが分かっていれば、犬への関わり方を変えるだけで、落ち着かせることは簡単です。
例えば、子供達が騒いていたら一緒に興奮するのであれば、子供達に騒がせないことで改善できます。
ある特定のおもちゃを出すと興奮するのであれば、興奮の原因となるおもちゃ以外の物で遊ぶと興奮を抑えることが出来ます。
興奮は、環境の影響による場合が多いです。
もちろん、持って生まれた性格も関係してきます。
ケージをリビングのような人の行き来が多い場所に設置している場合には、興奮しやすくなっていきます。
犬と遊ぶ時には、興奮=遊びにならないように注意してください。
犬が興奮している時は楽しそうに見えますが、おとなしくして撫でてあげるだけでも、犬は楽しい気持ちになります。
遊び方を変えるだけで興奮しなくなるので、人が犬との関わり方を変えてあげると良いでしょう。
犬の気持ちを興奮する方へあおらないようにして下さい。
ご相談者さんの愛犬は、ケージの外に出すと走り回っているようですが、落ち着かせるトレーニングをおすすめします。

一定の場所に留まらせて落ち着かせるトレーニングを行います。
クッションベッドのような場所に行かせる指示語を一つ教えます。
クッションベットの上で待機をするという練習を積み重ねると、クッションベッドの上が待機場所になります。
走り回るよりもクッションベッドの上にいる方が楽だと思ったら、走り回らなくなります。
ケージの外で遊ばせて、疲れたらケージの中に戻すような生活をさせてしまうと、ケージの外は興奮する場所になってしまいます。
落ちつきは人が教えることが出来るので、是非やってみて下さい。
教えなくても年齢と共に落ち着くと言われていますが、落ち着きませんのでご注意下さい。
まとめ

犬が吠える原因の1つに「警戒心」が挙げられます。
臆病な性格の犬は警戒心から吠えてしまうことがよくあります。
ケージの中で吠えてしまう場合は、ケージの中が落ち着ける環境になっていない可能性が高いと言えます。
犬が落ち着ける場所として「クレート」をお勧めしています。
クレートの中では犬は落ち着いて寝ていることが出来ます。
また、クレートの外で人と遊ぶ時にも走り回って興奮をさせるよりも、膝の上に乗せて優しく撫でてあげるようにすると、落ち着きを覚えて行きます。
落ちつきは人が教えることが出来るので、興奮させる遊びではなくゆっくりと落ち着いていられるようにしてあげて下さい。
犬のしつけ ハグ



