柴犬は、澁谷のハチ公でもおなじみの日本犬です。
柴犬は、飼い主さんに従順で賢いイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
確かに賢い犬種ですが、柴犬は初心者が飼うのは難しいと言われています。
そこで、柴犬の特徴や飼い方のコツについてご紹介します。
記事監修:犬のしつけハグ 川島 恵
Kawashima
柴犬の特徴
柴犬は、日本原産の日本犬です。
飼い主に従順で賢く、勇敢な性格の犬です。
柴犬は、狩猟犬や番犬として活躍してきた歴史があり、警戒心が強くて我が強いという
特徴があります。
柴犬で一番注意すべき点は、気性の荒さです
一度決めたことは曲げない性格の犬が多いため、始めて犬を飼う方が飼うのは難しい犬種です。
しかし、全く飼えないわけではありません。
正しくしつけを行って頂ければ、初めて犬を飼う方でも柴犬のいる生活を楽しむことができます。
柴犬を飼う時のコツについて、お話をさせて頂きます。
柴犬の飼い方のコツ
縄張り意識をつけさせない
まず一番最初に知って頂きたいことは、柴犬は警戒心がとても強い犬種であるということです。
警戒心が強い犬を家の中で自由に生活させてしまうと、家の中での縄張り意識が強くなり、チャイムに対して吠えたりお客さんに対して吠えるという行為がとても増えます。
物を出しっぱなしにしない
また、我の強さから物欲が強い傾向にあります。
おもちゃや食器を置きっぱなしにすると、自分の物という意識が強く出てしまいます。
自分の物だという意識が強くなってしまうと、飼い主さんが犬から物を取り上げようとした時に、威嚇して噛みつく・攻撃するという行動が出てしまい、取り上げられなくなってしまいます。
犬に自分の物だという認識を付けさせないために、使用したものは必ず片付けましょう。
物を使う時には、使う時に飼い主さんのタイミングで出して使うということを、徹底して下さい。
主従関係をはっきりさせる
日本犬の場合には洋犬よりも、より強く飼い主さんとの主従関係をはっきりとさせる必要があります。
自分自身でなんとかなると思われてしまうと、人のいう事を聞かなくなることが多いので、指示語は必ず教えて下さい。
「スワレ」「マテ」「オイデ」「ハウス」などの基本的な指示語を教えることは必須です。
全身触れるようにする
どの犬にも言えることですが、特に柴犬の場合には足先や鼻先などの敏感な部分に触られることを嫌がります。
特に柴犬の場合、身体全体を触れる犬は少ないです。
犬が触られることを嫌がると、人はそれ以上犬が嫌がることをしなくなります。
犬が嫌がるからと触らないと、益々触れられなくなってしまいます。
小さいうちから身体全体に触れるように慣れさせておきましょう。
足先、口元、口の中など身体全体を触れるようにしておくことは、一生必要です。
毎日続けて身体全体を触れるように、慣れさせておきましょう。
柴犬がかかりやすい病気
アトピー性皮膚炎
原因と症状
アトピー性皮膚炎は、花粉・ハウスダスト・ダニなどが原因で皮膚に炎症が起こる皮膚病です。
犬がアトピー性皮膚炎にかかると痒がります。
体や顔を引搔くようになり、症状がひどくなると血が出るほど搔いてしまうこともあります。
脱毛の症状が出る場合もあります。
症状が出やすい部分は、耳・目・お腹周りや足の付け根です。
予防法
アトピー性皮膚炎を予防するためには、体を清潔に保つことが大切です。
一か月に一回、シャンプーをしましょう。
添加物の多いドッグフードを与えることはやめましょう。
体に悪影響を及ぼす成分が入っている可能性があり、アレルギーを引き起こしやすくなります。
治療法
かゆみを抑える飲み薬が処方されます。
角膜炎
原因と症状
角膜炎は、目の角膜に炎症が起こる病気です。
角膜炎の原因は、眼球への刺激によるものがほとんどです。
まつげや被毛が目にかかっていたり、カビやウイルスなども角膜炎の原因になります。
また、ビタミン不足やドライアイも原因のひとつです。
初期症状としては、目やにが増えたり充血が見られます。
症状が酷くなると痒みが出るため目をこするようになり、悪化すると痛みを伴うようになります。
予防
目の周りを清潔に保ちましょう。
目やにが付いていることに気が付いたらすぐに拭いてあげたり、被毛が目にかからないようにトリミングをして下さい。
治療法
点眼薬での治療を行いますが、症状が酷い場合には外科手術を行うこともあります。
認知症
原因と症状
柴犬は、老犬になると認知症になりやすい犬種です。
明確な原因は解明されていませんが、寿命が長いことが原因の1つではないかと考えられています。
夜鳴きが酷くなったり昼夜逆転生活になるなどの症状が多く見られます。
トイレの失敗が増えたり、同じところをグルグル歩き回るようになることもあります。
予防法
遊びの中に頭を使うことを取り入れると、脳に刺激を与えることが出来るため、認知症の予防になります。
散歩コースを頻繁に変えることも良いでしょう。
治療法
サプリメントを用いる治療が一般的です。
まとめ
柴犬を飼う時のコツを説明しました。
柴犬のしつけ方
- 自由な生活をしない
- 出したものを片付ける
- 身体を触る練習
柴犬はプードルやダックスフントなどの洋犬と比較して、警戒心が特に強く番犬気質なところがあります。
犬の問題行動と言われることに繋がり難くするために、最初は自由な状態で飼うこと
お勧めできません。
警戒心が強くならなように行ける場所を狭めて、犬の行動に規制をかけることが必要です。
おもちゃや食器などを与えっぱなしにしておくと、自分の物を守ろうという意識が強くなってしまいます。
犬に物を与えっぱなしにせず、必要な時だけ出して終わったら片付けるという習慣を必ずつけて下さい。
普段から身体全体を触れる練習をしましょう。
足先、鼻先、口の中、を触る事を毎日続けて下さい。
何処を触っても嫌がらない状態を作って頂きたいと思います。
一般的に柴犬は初心者には飼いずらい犬種と言われていますが、対処法さえわかっていれば、飼えないことはありません。
これは、どの犬種にも言えることです。
一番良いのは好きな犬種を飼って頂くということなので、犬種の特性を調べて把握して頂くとよいと思います。
分からないことがあれば、犬のしつけハグで行っているLINE@無料相談を是非ご利用ください。
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