愛犬の健康維持のためには、お口の中のケアもきちんと行う必要があります。
毎日の歯磨きの時に、愛犬の口の中をチェックすることを習慣にしましょう。
もし、毎日歯磨きをする事が出来なくても、予防方法は他にもたくさんあります。
愛犬に合った方法で、口腔内環境を整えてあげると良いでしょう。
また、愛犬との信頼関係を築く上で、犬の武器である歯のお手入れはおススメなんです。
犬の歯磨きの方法をご紹介します。
犬は口を触られるのが苦手
犬は口を触られることが好きではありません。
可能であれば、子犬の時から口に触れられることに慣らすようにして下さい。
例えば、毎日のスキンシップの中で、口の周りに触れる機会を増やしながら慣れさせていくと良いでしょう。
はじめは、顔や口元をやさしく触れることからはじめてください。徐々に触る時間を増やしていくようにします。
口元を触らせてくれたら、褒めてあげて下さい。
他にも、おやつをあげたり、お散歩が好きな犬ならその後にお散歩に行くのも効果的です。
歯のお手入れをすると楽しいことがある!と思わせるのです。
もし、嫌がるようであれば無理やり触ると逆効果なので、止めて下さい。
短時間から初めて、少しずつ時間を長くしながら慣れさせましょう。
中にはとても嫌がる場合もありますが、その場合には時間をかけて根気よく続けるようにして下さい。
歯磨きについて
犬は、人間よりも虫歯になり難いのですが、歯石が付きやすいという特徴があります。
歯垢は、4日程度経つと歯石になってしまいます。
歯石になってしまうと歯磨きで取り除くことは不可能なので、歯垢が歯石に変わるまえに除去することが大切です。
慣れるまでは、まず歯に触る練習をしましょう。
先ほどもご紹介したように、触らせてくれたら褒めてあげるなどの方法で、練習します。
慣れてきたら、歯磨き用シートを使って更に慣らしていき、最終的に歯ブラシを使えるようになりましょう。
歯ブラシ
歯ブラシは、種類が様々なので、犬の大きさによって選びましょう。
犬用の物でなくても、人間用の物でも代用することが出来ます。
歯ブラシは、歯茎への刺激が少ない柔らかいものを使いましょう。
特に小型犬の場合には、ヘッドが小さくて毛が柔らかい赤ちゃん用の歯ブラシが丁度いいでしょう。
歯磨きのコツ
前歯よりも奥歯の方が汚れが付きやすいので、奥歯を磨く時には唇を捲って1本ずつ目視しながら磨きましょう。上の奥歯を磨く時には、他の歯と違って臼状になっているため、口を大きく開けてもらわなくてはなりません。
開けすぎると嫌がる場合が多いので、口を開ける時には慎重に行いましょう。
歯の汚れは、表面だけでなく内側にも付くので、内側もしっかりと磨きましょう。
歯ブラシを歯の面に向かって45度で当てて、歯と歯茎の隙間を横にスライドしながら行います。
歯磨きをする際に、歯ブラシは絶対に噛ませないようにしましょう。
使うもの
・歯磨きシート(ガーゼ、コットンでも可能)
・歯磨き粉(主に液体)
・歯ブラシ
歯磨きを嫌がったら?
もし、歯磨きをどうしても嫌がる場合には、歯磨き専用ガムを与えましょう。
歯磨きガムは、犬の大きさに合ったものを与えるようにして下さい。
歯磨きになる歯磨きおもちゃもあります。
毎日習慣にすることが大切なので、ガムでもおもちゃでも安全で犬が喜び、効果がきちんと出るものであれば、構いません。
まとめ
愛犬の健康を守るために、毎日の歯磨きはとても重要です。
歯ブラシをどうしても嫌がる場合には、歯磨きガムや歯磨きおもちゃなどを使うのも良いでしょう。
しかし、細かい部分は歯ブラシでなければケア出来ない場所もあります。
少しずつ時間をかけて慣らしていき、最終的には歯ブラシで歯を磨くことが出来るようにしましょう。