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犬の口輪(マズル)の使い方!正しいサイズの測り方と種類

犬の口輪(マズル)の使い方!正しいサイズの測り方と種類

犬の口輪(マズル)は、様々な用途で使われます。
犬が噛みついて、他人にケガをさせないために使われる事はご存知だと思います。
口輪(マズル)は、使い方に注意をしないと、犬にストレスを与えてしまう可能性があります。
そこで、犬の口輪(マズル)の選び方、上手な使い方についてご紹介します。

犬の口輪(マズル)とは?

犬の口輪(マズル)は、犬の口の部分に装着して、犬の口を開けられなくするための物です。
動物病院やトリミングサロンなどでも使用されますが、ペットショップなどで簡単に購入することが出来るので、飼い主さんが使用することも出来ます。
噛みついたり、吠えたりすることを防止することが出来るため、いざという時に便利ですが、口が開けられない事は、犬にとってストレスになるため、使用する際には注意が必要です。

犬の口輪(マズル)の主な使い方

噛みつき防止

口輪(マズル)の使用目的として、最も多いのは噛みつき防止です。
動物病院やペットサロンなどで、興奮してしまったり恐怖を感じて、犬が噛むという行動に出る事を防ぐために、使用されています。
特に大型犬は力が強いため、誤って噛まれてしまうと、大けがをしてしまう可能性があります。
獣医師やトリマーなどが、安全に安心して作業をするために、とても有効なアイテムです。
普段、おとなしい性格の犬でも、万が一の事を防ぐために、口輪(マズル)はとても効果的です。

一次的無駄吠えの防止

犬が無駄吠えをすることを防ぐために使います。
ただし、無駄吠え防止のために、日常的に使用してしまうと、犬のストレスになってしまいますし、根本的な無駄吠えをなくすことは出来ません。
あくまでも、一次的に無駄吠えを防止するために、有効です。

傷口を舐める事の防止

犬がケガをしてしまった時に、傷口を舐める事の防止に使います。
傷口を舐めてしまうと、雑菌が入ってしまい、治りが遅くなるだけでなく、悪化してしまう可能性があります。
口輪(マズル)を使用することで、舐めることを防止し、傷口の回復を妨げることを防ぐ事ができます。

拾い食いの防止

お散歩など、外出時の拾い食いを防止するために使用します。
道端に食べ物などが落ちているのを発見すると、食べてしまうクセがあったり、自分や他の犬の糞を食べてしまうクセがある犬には、効果的です。
他にも、カエルなどの小動物を食べてしまう犬にも、効果があります。

犬の口輪(マズル)の正しい使い方

犬の口輪(マズル)を使用する際には、正しい使い方をしなければ、効果が下がってしまいます。
また、犬に大きなストレスを与えてしまったり、ケガをする可能性もあるので、正しい使い方を知る必要があります。

サイズの選び方

口輪(マズル)は、犬にぴったり合ったサイズの物を選びましょう。
・マズルの長さ➡鼻の先から鼻の付け根までの長さ
・口の周り➡口の周りの円周
・耳の後ろまでの長さ➡鼻の付け根から首の後ろまでのヘッドライン
・鼻の幅
・首回り➡首のまわりの円周
・口の高さ➡口を軽く空けた状態の高さ
以上の6ヵ所を測りましょう。
サイズが合わない物を着用すると、外れてしまってケガをしてしまったり、犬に大きなストレスになるので、注意しましょう。

口輪の着け方

口輪(マズル)を装着する時には、無理やり着ける事は辞めましょう。
少しずつ慣れさせて行くようにして下さい。
無理に装着しようとすると、ケガをしてしまう危険性もあります。
もし、口輪(マズル)の装着を嫌がった場合には、数秒でもいいので短い時間から始めましょう。
徐々に時間を伸ばしていって下さい。
ほんの数秒でも装着できたら、犬を沢山褒めてあげましょう。

口輪(マズル)の種類

メッシュの口輪(マズル)

メッシュ型の革製の口輪(マズル)は、通気性に優れている点や、呼吸がしやすい、軽いという特徴があります。
しかし、噛みつかれる可能性があるため、噛みつきを防止する事には向いていません。
比較的おとなしい犬種や、小型犬、中型犬に向いています。

バスケット型の口輪(マズル)

犬の口全体を覆うことが出来る口輪なので、噛みつき防止に適しています。
ただし、重量があるので、長時間使用すると犬にかなりストレスを与えてしまう可能性があります。
口輪と口の間には隙間があるので、口を開けることは出来ます。
バスケット型の口輪は、中型犬以上に向いています。

バスケット型ワイヤー口輪(マズル)

バスケット型ワイヤー口輪は、メッシュでストラップがしっかりと固定されているため、作りがとても頑丈に作られています。
ずれてしまう事もなく、犬が自分の力で脱ぐことも出来ないのですが、隙間があるので通気性もよく、無理なく呼吸をすることが出来ます。
犬の噛みつき防止にも効果的です。

口輪(マズル)を使用する際の注意点

口全体を覆うタイプの物は、暑くてもパンディングをすることが出来ないため、熱中症になってしまう可能性があります。
使用する際には、十分に注意。
口輪(マズル)を使用することは、犬にストレスがかかります。
使用は、最低限に留めるようにしましょう。

まとめ

犬の口輪(マズル)の使い方や種類について、ご紹介しました。
噛みつきや吠えの防止に便利なアイテムですが、犬にストレスを与えてしまう可能性があります。
正しい方法でサイズを測り、愛犬に合った物を選びましょう。
また、使用する際には十分に注意しましょう。