お散歩は、運動だけでなく気分転換にもなるので毎日楽しみですよね。
しかし、拾い食いをして犬が体調を悪くしてしまう可能性があり、注意が必要です。
犬に拾い食いをさせないためにはどうすれば良いのでしょうか?
プロのドッグトレーナーが詳しく解説します!
記事監修:犬のしつけハグ 川島 恵
Kawashima
Youtubeに頂いたコメントの内容

犬種:フレンチブルドッグ×ブリュッセルグリフォン
月齢:1歳
性別:オス
散歩中に食べ物を探し、なんでも口に入れてしまいます。
一昨日ネズミの死骸を食べてしまいました。
2回目になります。
1回目は、口のなかからねずみをとろうとして、指を噛まれました。
2回目は、一昨日で、食べた死骸を出しなさいと何度も強く言いました。
でも、強く言うたびに更にくちゃくちゃと動かしてたべてしまいます。
私がゆっていることを分かった上でやっているようで、更にすごく怒ってしまいました。
ねずみを食べたので、少しの間体や顔を舐めさせることを控えています。
拾い食いの原因

日本の住宅地では、ねずみに遭遇して食べてしまうという状況はあまりないでしょう。
しかし、ねずみに限らず犬がお散歩中に拾い食いをしてしまう危険性はあります。
日本では、危険なものとしてタバコが挙げられます。
ご相談者さんの愛犬は、ねずみの死骸を食べてしまうということなので、動かないものを食べたということになります。
動いているものを反射的に捉えたわけではなく、落ちているものに興味を示しているようです。
恐らく、物欲が強い性格なのだと思います。
物欲が強いと、お散歩中に限らず家の中でも落ちている物を食べてしまいます。
食糞などをする犬にも当てはまります。
拾い食いを止めさせる

拾い食いや食糞などの海前方法は、人が見ている時に対処しなければなりません。
人が見ていない時に拾い食いをしても、辞めさせることや注意をすることさえもできません。
トレーニングをすることが出来ない状況になってしまいます。
犬が興味を示さないようにする必要があります。
犬に言い聞かせて問題行動を辞めさせるということは、難しいです。
行動を起こした時に、やってはいけないことを教えるという動作を繰り返すことで、犬は認識をすることができます。
「この行動をすると止められる」という認識をつけて、行動を起こすことへの抵抗が出てきます。
一度叱っただけで問題行動を辞めさせるということは、難しいです。
拾い食いを止めさせるトレーニング

具体的なトレーニング方法について解説します。
わざわざねずみの死骸を置く必要はありません。
落ちている物に興味を示さないようにします。
普段からお散歩中に、下を見て歩く・ニオイ嗅ぎをさせると落ちている物に興味を示してしまうのは当然です。

お散歩中の行動を変えることで、拾い食いを辞めさせることが出来るようになります。
まず、あまり下を向いてお散歩させないように気を付けましょう。
人に集中をさせて、しっかりと前を向いて歩くようにして下さい。
お散歩中は人に意識を向けさせて、落ちている物に興味を示させないように歩く練習をしましょう。
犬が普段から下を向いて歩く習慣があると、お散歩中に何かを見つけたらすぐに食べることが出来てしまいます。
とっさに止めることは、難しいです。
お散歩中は常に飼い主さんの方、又は前を向いている状態であれば、下に顔を向けるという動作が必要になります。
犬の顔が下に向くという動作をする間に止めることが出来ます。
拾い食いをするクセがある犬には、人に意識を向けて前を向いて歩くトレーニングをして下さい。
お散歩の目的

ご相談者さんの愛犬はまだ1歳です。
1歳の時期は、好奇心が旺盛な月齢です。
落ちている物を食べてしまう、動くものを捉えようとするなどの行動が出やすいです。
お散歩が犬の好奇心を満たしてあげることとしている方もいらっしゃるでしょう。
犬のしつけハグでは、犬の気分転換や運動不足の解消、リフレッシュなどをお散歩の目的としています。
中には、排せつを目的としてお散歩をしている人もいるでしょう。
犬にお散歩の目的を決めさせてしまうと、拾い食いなど人の目的とは異なる可能性があります。

お散歩中のルールをきちんと決めて、犬に主導権を握らせないようにして下さい。
犬が人の前に出てぐいぐい引っ張る、自分の行きたい方向に進むなど、犬の好きなようにさせることはよくありません。
拾い食い、他の犬に吠えるなどの問題行動が出てしまいます。
犬は人の横に着いて歩く、または人の少し後ろを着いてくるようなイメージで歩くと、問題行動が出にくくなります。
お散歩中にねずみの死骸を食べるという行動は止めさせなければなりません。
そもそも、お散歩中に犬がどこを歩いているのかを見直して下さい。
人が主導権を握っていれば、犬が拾い食いをしようとした時に名前を呼んで注意をすることができます。
犬に静止をかけることが出来ます。
犬の散歩の練習

外にお散歩に出る前に、練習が必要です。
いきなり刺激の多い外に出てお散歩をしても、人に集中を向けることは難しいでしょう。
まずは、家の中でリードを着けて歩く練習をして下さい。

刺激の少ない慣れた家の中で、人に意識を向けて横に着いて歩けるよう練習をします。
家の中に慣れたら、家に庭がある人は庭でも練習をしましょう。
家の中、庭がある人は庭での練習を経て、出来るようになったら外に散歩に出てみて下さい。
外には刺激が沢山あります。
匂い、音、地面の感覚など家の中とは異なります。
様々な刺激によって、犬は意識が散漫になるでしょう。
しかし、家の中で練習をしてから外に出ることによって問題行動は出にくくなります。
家の中での練習をしてから、外に出てお散歩をしてみて下さい。
犬が拾い食いをした時の注意点

犬が何か物を口にしてしまったら、取ることは難しいです。
取ることが100%不可能ということではありませんが、人が怪我をしないとは言いきれません。
犬は一度口にしてしまうと、離したくないでしょう。
そのため、くわえさせないことが大事です。
「アウト」「出せ」という指示語を教えることは可能です。
指示語がしっかりと通るようにするためには、普段から指示語をしっかりと教える必要があります。

犬が落ち着いている状態の時に「マテ」「おいで」「すわれ」などの指示語がしっかりと通るようにトレーニングを行います。
他の犬と遊んでいる時などにも、呼び戻しがかかるようにします。
トレーニングがしっかりと出来ていれば「フードアグレッシブ」と言われて、食べている時に攻撃的になるような行動は出ません。
指示語のトレーニングがしっかりと出来ていれば、拾い食いをしても出させることは出来ます。
しかし、無理矢理取ろうとするとケガをする可能性が高いのでご注意下さい。
ネズミの拾い食い防止のトレーニング方法

犬がお散歩をする時には、必ず人が一緒にいるはずです。
お散歩のルートとして、ねずみの死骸が落ちているような場所は避けるようにすることも一つの方法です。
ねずみの形をしたおもちゃをわざと道に置いて、くわえようとした時に静止をかけることも良いでしょう。
犬が行動に出ようとした時に静止をかけるというトレーニングを繰り返し行うことで、改善することができます。
まとめ

お散歩中に人の横について歩くことが出来るように練習をして下さい。
まずは、家の中で練習を行い庭がある人は庭でも行いましょう。
刺激の少ない家の中で、人に意識を向けて歩けるようになったら、外にお散歩に出ると良いでしょう。
繰り返し練習をすることで、改善することができます。
犬が口にくわえた物を無理矢理取ると危険なので、ご注意下さい。
指示語のトレーニングを行うことで、一度口にした物でも出させることは可能です。
時間をかけて、しっかりとトレーニングを行うことで改善することが出来ます。
犬のしつけ ハグ



