人がリラックスしている時に、犬も一緒にゆっくりと過ごすのは幸せな時間です。
ベットの上でまったりしていると犬が乗ってくる、手を乗せてくるなどの行動はどのような意味があるのでしょうか?
そもそも犬と一緒に寝てもいいの?プロのドッグトレーナーが解説します。
記事監修:犬のしつけハグ 川島 恵
Youtubeに頂いたコメントの内容
わんちゃんは私たちが寝ているベッドの上が大好きで、わんちゃんとベッドでまったり過ごすことが私たちも大好きです。
ベットに乗ること自体特にダメとは思っていません。
ただ、私たちも横になってまったりしていると、後から私たちの上に覆いかぶさり、口元を舐めたり唇を前歯でかじったり、耳をかじったりしてきます。
甘えられているのか、下に見られているのか、わかりません。
どっちにしろ、どのように対応していいかもわからないので教えていただきたいです。
また、私だけなぜか方や顔に前脚を乗せられます。
これはなんでしょう?
前脚の上に渡しの手を置くと怒りまた、上に乗っけてきます。
指示などは家族の中で一番私の言う事を聞いていると思うのですが、どのように対処したらよろしいですか?
犬と一緒に寝ることはNG?OK?

ご相談者さんの犬はもう生後11か月なので、飼い主さんへの対応が固まってきていると思います。
犬と一緒に寝ることに関しては、賛否両論あります。
川島トレーナーの意見としましては、「ナシではない」と思います。
犬のしつけハグでは、犬のトレーニング期間は一緒に寝ないことをお勧めしています。
お預かりしてトレーニングを行う犬の中には、飼い主さんと一緒に寝ている犬が沢山います。
犬になんらかの問題行動が出ていて、改善するためにトレーニングを受けているのであれば、改善される若しくは問題行動が落ち着いてくるまでは、一緒に寝ない方が良いでしょう。
なぜ人と一緒に寝ない方が良いの?

犬と人が一緒に寝ることで、犬は人と同等であると勘違いしてしまいます。
犬と人が同じ立場だから、自分の要求は全て通ると思ってしまうことが多いです。
もし、犬の要求を全て受け入れることが出来るのであれば、一緒に寝ても問題はないと思います。
しかし、犬が人と一緒に暮らすためには全ての要求を受け入れることは不可能に近いでしょう。
吠える、噛むなどの行動は、人としては辞めてもらいたい行動です。
人の立場から見ると辞めてもらいたいと思う行動をした時、静止をかけることが出来る状態にしておきたいです。
緊急事態が起きた時に人の言う事を聞けないと、犬が危険な目に合ってしまうかもしれません。
犬の安全を守るためにも、人が主導権を握る必要があります。
人が主導権を握るため、犬に同等であると勘違いさせないために一緒に寝ることは避けて頂きたいと思います。
ご相談者さんの犬は人の上に乗ってくる手を乗せるなどの行動が出ているので、人の上に立つということを連想させます。
犬の行動に対して人が「やめて」と言った時に辞めればあまり問題視する必要はないでしょう。
しかし、ご相談者さんの犬は「前脚の上に手を置くと怒り、上の乗っけてくる」とあります。
これは、同等でもなく自分の方が上だと思っているのではないかと思われます。
気を付ける必要があると思います。
犬が言う事を聞く状態とは?
例えば、おやつを見せて人が指示を出したら犬が言う事を聞いても、それは言う事を聞いたとは言い難いです。
犬は人の言う事を聞いたのではなく、おやつが欲しいから従っただけです。
指示語を教える時にも、おやつやおもちゃを使って教えても物が目当てになってしまいます。
人の褒めが最大のご褒美になります。
犬のしつけハグでお預かりした犬達は、物が目当てではなく褒めてもらうことを目的として、人の言う事を聞くようになります。
人に触ってもらうこと、愛情をもらうことが一番のご褒美になります。
一番犬に言う事を聞かせたいのは、犬が興奮している時です。
犬が冷静な状態ではない時に、きちんと人の言う事が聞けるようにして頂きたいです。
通常、人の言う事が100~120%聞ける状態であれば、興奮時に半分聞ければ優秀です。
普段、半分くらいしか人の言う事が聞けない場合には、肝心な時はほぼいう事が聞けないでしょう。
例えば、ドッグランなどで他の犬達と興奮して遊んでいる時に、飼い主さんが名前を呼んだらこちらを見てくれるようになることが理想的です。
人の方に耳を傾けることが出来れば、瞬時に反応することが可能です。
何かが起きた時、犬の安全を守ることが出来ます。
人の言う事を聞くとはどういうことなのか、一度見直して頂きたいと思います。
犬との関係を見直す

ご相談者さんの犬は、飼い主さんを試しているのではないかと予想できます。
一緒に寝ることが一番の問題点というわけではありませんが、一度一緒に寝ない期間を設けてみると良いと思います。
1週間、一緒に寝ないようにして犬の行動がどのように変わるのか観察してみて下さい。
犬の方から人と距離を取るということは、ありません。
人が犬への態度を変えることで、犬の行動が変わります。
褒める時は、人が感情的に「よくできたね」と心から伝えてあげることが大事です。
逆に叱る時には感情的にならずに、冷静に指導するようにして下さい。
人が感情的になると、犬も感情的になり興奮してしまいます。
命令をするようなイメージで叱って下さい。
犬が肩に手を乗せてきた時に冷静に「やめて」と言うと良いでしょう。
人が指示を出す、犬が従うという形で行って下さい。
月齢がもう少し若ければ、じゃれている可能性もあります。
しかし、まもなく1歳になるので人を試している可能性があります。
今後の行動によってどちらかが定まってくるのですが、注意する必要があるでしょう。
ラブラドールは体が大きいので、人に飛びつくと危険です。
単純に甘えである可能性もありますが、飼い主さんを試している可能性が高いので、まずは一緒に寝ない期間を設けるところから始めてみて下さい。
まとめ
しかし、一緒に寝ることには注意が必要です。
人と犬との関係は、人が主導権を握る必要があります。
一緒に寝ることで、犬は人と同等であると勘違いしてしまうことがあるのでご注意下さい。
指示語がきちんと通るようになるまでは、一緒に寝ないことをおすすめします。
犬にはおやつやおもちゃなどの物を使わず、人の褒めだけで指示が通るようにしましょう。
11ヵ月なので甘えている可能性もありますが、人を試している可能性もあります。
犬の行動をしっかりと見て、きちんと人が主導権を握るようにして下さい。
ラブラドールなどの大型犬は体が大きくて体重も重いので、体当たりされるとケガをしてしまう恐れがあります。
冷静な時はもちろんですが、興奮状態にある時でも指示が通るようにトレーニングをすることは、犬の安全を守ることにもなります。
犬のしつけ ハグ







