犬は子供が嫌い、もしくは苦手という話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?
子供が近づくと怖がって吠えたり、後ずさりしたりする犬がいます。
大人よりも体が小さい子供を怖がるのは、なぜなのでしょうか?
また、犬を飼っているご家庭でも、子供にだけ懐かなくてお困りの飼い主さんもいらっしゃいます。
犬が子供を嫌いという話は本当なのです。では、なぜ犬は子供が嫌いもしくは苦手なのでしょうか?
犬と子供の関係
子供が嫌いもしくは苦手な犬はいますが、全ての犬が子供を嫌がるわけではありません。
動物番組で、大型犬が赤ちゃんをお世話している姿や、仲良くじゃれあっている姿などが投稿されて、とても温かい気持ちになることもあります。
しかし、犬にとって体が小さくて、不思議な動きをする子供は少し怖い存在のようです。
犬が子供を苦手な理由
1. 追いかけてくる
子供は、犬が嫌がっていてもお構いなしで、追いかけてきます。犬が嫌がって逃げても、キャーキャーと奇声を上げて追いかけてきます。
2. 大きな声を出す
犬は、耳が良いので高くて大きな声があまり好きではありません。
子供は、急に大きな声を出すことがあるので、犬は怖がってしまいます。
3. 叩く
子供は力の加減がわからないので、強い力で犬を叩くことがあります。
時には、体を引っ張ることもあります。人間もそんな事をされたら嫌ですよね。
4. おもちゃを取る
犬が遊んでいたおもちゃを取ってしまうことがあります。
犬は、自分のおもちゃを横取りされて、嫌な気持ちになります。
5. 寝ているところを起こされる
せっかく気持ちよく寝ていたのに、容赦なく起こすことがあります。
ご紹介した子供の行動は、悪気はなく何気なくやっている行動であったり、子供にとっては犬と一緒に遊んでいるつもりの場合もあります。
しかし、これらの子供の行動は犬にとって不快であったり恐怖であったりします。
赤ちゃんはライバル
犬が飼われていたのが先で、後から赤ちゃんが生まれた場合、ライバル視されます。
今まで、沢山可愛がってくれて、独り占めしていた飼い主さんに赤ちゃんが生まれると、急に遊んでもらえなくなります。
自分よりも赤ちゃんの方を優先されてしまうのです。赤ちゃんは、自分よりも沢山抱っこしてもらっています。
赤ちゃんに近づくと、叱られてしまうこともあります。
後から来たのに、自分よりもかまってもらっている赤ちゃんは、飼い主さんを奪い合うライバルになってしまうのです。
小さいお子さんがいる家で犬を飼う時の注意点
子供は遊んでいるつもりでも、犬にとっては不快だったり恐怖だったりする行動が多々あります。
子供があまりしつこくすると、つい噛んでしまうこともあるので、十分に注意が必要です。
温厚な性格の犬の場合には、ストレスを溜めてしまう危険があります。
せっかく一緒に生活しているのですから、動物に優しくすることを教えましょう。
まとめ
犬が子供を嫌いな理由について、詳しくご紹介しました。犬の気持ちになってみると、納得が出来ることが多いのではないでしょうか。
赤ちゃんや小さな子供に教えることは難しいかもしれませんが、優しく接するように教えましょう。また、思わぬケガの恐れがあるので、子供と犬を触れ合わせる時には、飼い主さんや親御さんが十分に注意してあげましょう。