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【LINE無料相談にプロドッグトレーナーが直接返信】犬種は同じでも性格は異なる?!しつけ方や対応の違いは?

好きな犬種がいて、同じ犬種の犬を何頭も迎え入れているという飼い主さんもいるでしょう。
同じ犬種でも性格は様々です。
犬の性格に合ったしつけを行うことをおすすめします。

そこで、性格別の犬のしつけと迎え入れたら是非!やって頂きたいことをご紹介します。

記事監修:犬のしつけハグ 川島 恵

Kawashima

Profile 川島 恵 ドックトレーナーとして12年目の令和元年に東京の世田谷区と文京区にあるドッグトレーニング犬のしつけ教室をオープン。 『スッキリ』(日本テレビ系)犬のしつけ専門家として出演電話出演。 テレビ東京「どうぶつピース!!」に出演。「おやつ、おもちゃ無しのしつけ」でドッグトレーニングする犬のしつけの専門家

Youtubeに頂いたコメントの内容

犬種:パグ
月齢:3ヵ月
性別:オス

パグを購入しました。

引取りは10日後を予定しています。

ですのでまだ飼育前のためこちらで相談させていただくことが適切かわかりかねましたが相談させて下さい。

動画の子が家族として迎えますパグちゃんです。

今まで飼ったことのある子はかなり大人しい子だったので、今回の子はかなりパワフルで、抱っこ中もずっと色々舐めたり服をかじったり手をあまがみしたり、のぼりついて顔を舐めようとするなど、常に動き回っている状態でした。

抱っこが終わりケージにもどされたあとも、寂しいのか吠えており、ずーっと店員さんのいる方を追いかけているような様子でした。

前に飼っていた子とはかなり性格が違うようなのですが、こちらの動画をみてどのような特徴のある子だとお考えになりますでしょうか。

しつけの内容や育て方について注意すべき点など、この動画や文章を踏まえて教えて頂けると幸いです。

犬を迎え入れた時

ご相談者さんから、実際の犬の動画を送って頂きました。

大人しい性格ではないのではないかと思います。

少し落ち着きがない可能性があります。

大人しい犬と好奇心旺盛で活発な犬では、飼う時の注意点は異なります。

まず、犬を迎え入れた時の一般的な対応についてお話させて頂きます。

大人しい犬を迎え入れた場合

臆病で人や他の犬に対して積極的に自分から行けない性格の犬がいます。

自分の身は自分で守らなければならないという意識が働くことが多いため、警戒心が強くなります。

縄張り意識も強くなり、ネガティブな要素が強く出てくるケースが多いです。

飼い主さんが過保護にしてしまうと「分離不安」になる可能性も高くなってしまいます。

また、家の中で自由に生活をさせてしまうことで縄張り意識が強くなり、チャイムや宅配業者の方に吠えて追い払おうとするなどの行動が出やすいです。

チャイムが鳴ると吠える犬は、臆病な性格の子です。

音に敏感で吠えまくってしまうようにならないためには、縄張り意識を強くさせないことが重要です。

吠えることが多いと、近隣の方からの苦情が来てしまう可能性が高くなります。

犬が常に緊張している状態にしないために、安心して生活が出来る環境で育ててあげましょう。

普段からケージの中やクレートの中で生活をさせてあげることで、緊張が少ない状態にしてあげることが出来ます。

家全体を守らなければならないという意識をする必要がなくなるからです。

大人しい性格の犬を迎え入れたら、安心して生活が出来るようにケージやクレートの中で管理をするようにしましょう。

活発な犬を迎え入れた場合

好奇心が旺盛で動きが大きい犬を迎え入れた場合は、落ち着きを教えてあげなければなりません。

暇さえあれば走り回る、家の中を動き回る、家の中でいたずらをする、人やモノを噛むような性格の犬がいます。

見ていて人が疲れてしまうほど動き回る活発な性格の犬もいます。

あまり活発すぎると、人も目を離すことが出来なくなってしまいます。

飼い主さんは疲れてしまうでしょう。

活発な犬を迎え入れたら、犬が興奮するような行動は避けて頂きたいと思います。

興奮している犬と同じテンションで接してしまうと、犬はより楽しくなり興奮が増してしまいます。

噛む、吠える、人に飛びつくなどの行動がより激しくなってしまうのです。

犬が興奮していても、人は落ち着いた対応をして下さい。

犬が過剰に興奮していても、人は穏やかな対応をすることで、犬も落ち着きます。

犬を迎え入れたらすぐにやって欲しいこと

スキンシップ

犬を迎え入れたら、最初にやって頂きたい事があります。

多くの方が、指示語を教えてしまいます。

指示語を教える前に、最初にやって頂きたいことは「スキンシップをはかること」です。

犬を撫でてあげるなどのスキンシップをはかることを率先してやって下さい。

犬に「人といると楽しい」と思わせることが大切です。

迎え入れて最初の1週間は、スキンシップを大事にしましょう。

徐々にその犬の本性が出てきます。

例えば、噛むという行動が出てきたら「ダメだよ」と軽く注意をする程度でよいので教えてあげて下さい。

クレートトレーニング

クレートトレーニングは必須です。

犬のしつけハグではクレートでの管理を推奨しています。

クレートという主にプラスチック製の犬が入った状態で持ち運ぶことが出来るものです。

クレートの中で大人しくすることが出来れば、災害が起きた時でも犬と一緒に生活をすることが出来る場合が多いため、犬を迎え入れて1週間程度経ったら是非行って頂きたいトレーニングです。

他にも分離不安の抑制や自立心を養うことも出来ます。

クレートの中で過ごすことが出来れば、長時間のお留守番も寂しい思いをすることなく待つことが出来ます。

子犬の時期は睡眠時間が長いということが理由の1つです。

また、一度自由を知ってしまった成犬よりも全く自由を知らない子犬とでは、トレーニング期間が短くて済むことも理由です。

子犬の時期は睡眠欲が強いです。

ご飯を食べた後、運動をした後は、直ぐに寝ます。

いつも犬が寝る時間にクレートの中で過ごすようにすると、クレートの中にいることに対する抵抗を感じません。

様々な理由から、犬を迎え入れたら直ぐに子犬の時期にクレートトレーニングを行うことをお勧めします。

成犬になってからトレーニングを行うことも可能ですが、一度自由な生活を覚えてしまうと、狭い空間に閉じ込められてしまい、更に人が居なくなってしまうとなると、トレーニングに時間がかかる場合が多いです。

クレートの中を苦痛だと感じてしまうこともあります。

ご飯を食べた後や運動をした後の睡眠欲も、子犬期と比較すると成犬の方が薄れてきます。

眠くなる時間にクレートの中に入れても、子犬よりも寝ている時間は短いことが殆どです。

成犬になってからクレートトレーニングを行うよりも、子犬期の方がスムーズでしょう。

犬にオンとオフの時間を作ることが大切です。

呼び戻し

「おいで」の指示で、直ぐに来るようにトレーニングを行って下さい。

教えてもなかなか来ない犬もいますが、とても簡単な方法があります。

子犬の時期は、人が動くと付いてくることが多いです。

犬が自分から着いてきている時にリンクさせて「おいで、おいで」と言うと覚えやすいです。

「おいで」の指示で着いて行ったわけではないのに、着いて行ったら褒められたと思い「おいで」の指示も覚えてしまうというイメージです。

仰向け抱っこ

仰向け抱っこは、お手入れの際にとても役立ちます。

犬を膝の上に仰向けに乗せて、体中を触れるようになるというトレーニングです。

犬のお手入れ項目は沢山あります。

歯磨き、耳掃除、目ヤニ取り、ブラッシングなどのお手入れをする際に、仰向け抱っこが出来るととても便利です。

仰向けで抱っこをすることが出来なくても良いのですが、犬の体全体を触れるようにすることはとても大切です。

ご相談者さんの愛犬はパグなので、目にケガをしてしまう可能性が他の犬種と比較すると高くなります。

目薬を差さなければならないことがあるでしょう。

その時に体を触る練習が出来ていれば、目薬を差す時にスムーズに行うことが出来ます。

ドライフードに慣れさせる

美味しいものは沢山あります。

しかし、ドライフードに慣れさせておくことで飼い主さんの負担も少なくなりますし、いざという時に困らないため、ドライフードを与えることをお勧めします。

飼い主さんの手作りのご飯しか食べられなくなってしまうと、災害時や飼い主さんがご飯を作れなくなってしまった時に困るからです。

犬の為にも飼い主さんの為にも、ドライフードに慣れておくことがベストです。

まとめ

犬を迎え入れた時にやって頂きたいことをご紹介しました。

犬の性格によって対応は異なります。

犬の様子を見て、ご紹介した方法を試して頂きたいと思います。

迎え入れてしばらく経過すると、様々な問題が出てくるでしょう。

その都度対応して頂くと良いでしょう。