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飼い主さんの意識向上へ!犬との正しい関わり方とは?

飼い主さんの意識向上へ!犬との正しい関わり方とは?

犬を飼っている人にとって、愛犬は大切な家族の一員です。
我が子同様、愛情を注いで大切に育てている方も多いでしょう。

しかし、犬の飼い主さんのマナーの低下が問題になっています。飼い主さんのせいで、愛犬が嫌な思いをする可能性があります。
きちんとマナーを守っている飼い主さんにとっても、マナーの悪い人のせいで肩身の狭い思いをするのは、納得いかないのではないでしょうか?

飼い主さんの意識向上へ!日本ではどれくらいの犬が飼われているの?

犬と人間が、仲良く暮らすためには、飼い主さんの意識の向上が必要不可欠です。

一般社団法人 ペットフード協会によると、平成30年度の全国犬の飼育頭数は約8,903,000頭です。ピーク時と比較すると減少傾向にあるものの、約12.64%のご家庭で犬が飼われています。
(参考資料:https://petfood.or.jp/topics/img/181225.pdf

しかし、「飼育放棄」「犬の虐待」など、愛情を持って犬と生活している人には、考えられないような事が起きています。

これは、犬の飼育に関する正しい知識を持っていないにもかかわらず、ただ可愛いからなどの理由で飼ってしまう、つまり飼い主の意識の低さが理由と考えられています。

今後、一人暮らしの高齢者やペット可の住居の増加と共に、寂しさから犬を飼う人が増加すると予想されています。

欧米と比較すると犬に対する知識が低い?

飼い主のマナーや意識が低下していると言われていますが、そもそも欧米などと比較すると、日本においてペットの歴史が浅いことが原因の1つと考えられます。

欧米は、其々の犬種の習性や性格を理解した上で、品種改良

欧米では、犬はペット以前に狩猟など、人間の仕事をお手伝いする動物やドッグファイティングなどの娯楽などに、使われてきました。

人間の作業に合わせて、さまざまな品種改良を重ねてきた犬種もいます。

例えば、キツネ狩りの際、小さな穴に入りやすく脚を短く改良された犬がいます。

日本でも人気の高い犬種である「ダックスフンド」です。

欧米人は、其々の犬種の習性や性格を理解した上で、品種改良を行ってきました。
一方、日本では顔やフォルムなどの容姿に注目している場合が多いという違いがあります。

犬を店頭に並べる行為は、虐待

欧米では、犬をお店で販売することが禁止されています。
ペットショップで犬を買うことは出来ません。
生後間もない犬を店頭に並べる行為は、虐待とみなされます。

犬は、一般的にブリーダーや愛護センターで、相談しながら入手します。

日本では、ペットショップに行ってお金を払えば簡単に買うことが出来るため、正しい知識もないままに犬を飼い、マナーやルールをよく知らない飼い主が増えている可能性があります。

子供の時からペットに関する知識を高めよう。犬との正しい関わり方とは?

ペットは、人間に世話をしてもらわないと生きてい行けません。

飼い主には、最後まできちんと世話をする責任があります。

ペットを動くおもちゃやファッションの一部として考えている人も散見されますが、子供の頃からきちんと教育をすることが必要です。

生き物と接することや、正しいマナーに関する知識を身に着けることが必要です。

ノーリードはマナー違反?リードを付けていると可哀そう?

犬の散歩中リードを外している人、リードの紐を長くしていてコントロールしていない人、公園内でノーリードで遊ばせている人を見かけることは、さほど珍しい事ではありません。

ノーリードで散歩をしているのは、小型犬の飼い主に多く見受けられます。細い首にリードを付けて、行動を制限されて散歩するのは、可愛そうだと思っているようです。

60代男性の体験談です。

ある日、近所の河川敷を4歳のお孫さんと散歩していた時のことです。
突然、ノーリードの小型犬が襲い掛かって来ました。

追いかけてきた飼い主が「じゃれついてすみません」と、笑いながら言ったそうです。

男性が「つなぎなさいよ!!」と一括すると、飼い主は犬を連れて、一目散に走り去りました。孫は、恐怖におびえきったそうです。

幸い、お孫さんにケガはなかったそうですが、小さい時の恐怖体験はトラウマになりかねません。

2012年、人が犬にかまれた事件(咬傷事件)の件数は、4218件にものぼります。
(資料:環境省HP https://www.env.go.jp/council/14animal/ext/2-3-1.pdf

飼い主さんにとって、愛犬は大切な家族の一員であることはわかります。一方で、犬嫌いの人にとっては恐怖です。
犬のリードに関しては、多くの市区町村の条例で禁止されています。

東京都の例

犬の飼い主の遵守事項

第九条
犬の飼い主は、次に挙げる事項を遵守しなければならない。

一 犬を逸走させないため、犬をさく、おりその他の囲いの中で、又は人の生命若しくは身体に危害を加えるおそれのない場所において固定したものに綱若しくは鎖で確実につないで、飼養又は保管をすること。ただし、次のイからニまでのいずれかに該当する場合は、この限りでない。

イ 警察犬、盲導犬等をその目的のために使用する場合
ロ 犬を制御できる者が、人の生命、身体及び財産に対する侵害のおそれのない場所並びに方法で犬を訓練する場合
ハ 犬を制御できる者が、犬を綱、鎖等で確実に保持して、移動させ、又は運動させる場合

引用元:東京都動物の愛護及び管理に関する条例
条例に違反すると、罰金を支払わなければならない場合もあります。

まとめ

犬を購入する際に、ペットショップやブリーダーから、犬を飼うことに関するマナーについてのレクチャーはありません。
飼い主さん自身が、自分で勉強をする必要があります。
散歩をする際のリードに関して言えば、周りの人への配慮にもなりますが、犬を守るための命綱でもあります。
犬の命を守るためにも、飼い主さんのマナーに関する知識の向上がカギとなると言えるのではないでしょうか?