犬を家に迎え入れたら、しつけをする必要があります。特に子犬の場合には、やってはいけないこと、やってもいいことの区別がつきません。好奇心旺盛で、いろんなことに興味を示すので、良し悪しの判断は人が教えてあげるしかないのです。「人や犬に吠えてはいけない」「人に噛みついてはいけない」「トイレは決められた場所でしなければいけない」など、飼い主さんが教えてあげる必要があるのです。
記事監修:犬のしつけハグ 川島 恵
Kawashima
犬が守るべきルール
犬を迎え入れたら、飼い主さんがやっていいことと、やってはいけないことを教えてあげる必要があります。そこでお勧めしたいのは「犬が守るべきルール」を作ることです。ルールは、誰にでも当てはまるものである必要はありません。飼い主さんの生活スタイルに合わせたものを作りましょう。
そこで、おすすめのルールをご紹介します。
ルール1.吠えてはいけない
犬のご近所トラブルで最も多いのは、犬の鳴き声によるものです。犬は人間のように言葉を話すことが出来ないので、嬉しい時、怖い時、つらい時、そして甘えたい時などに吠えて飼い主さんい伝えようとします。
しかし、吠えることは周りの迷惑になるので辞めさせなければなりません。
犬は頭が良いので、吠えれば飼い主さんが来てくれることをわかっています。吠える⇒飼い主さんが来る⇒吠えるのを辞めるの繰り返しでは、解決になりません。
犬が吠えたら、吠えることはいけないという事をその場で伝えます。そして少しでもおとなしく出来たら褒めてあげましょう。この動作を何度も繰り返して、時間を少しずつ伸ばしていってください。
犬の性格や犬種によっては、時間がかかってしまうかもしれません。根気よく続けることで、吠えないようになります。
吠えずにおとなしくしていられる時間が3時間ほどになれば、4時間でも5時間でも吠えずにいられるようになってきます。
多頭飼いの場合
多頭飼いの場合には、1頭が吠えると他の犬も便乗して吠えてしまうことがあります。
まず、どの犬が最初に吠えるか観察してください。最初に吠える方の犬の吠えを辞めさせれば、他の犬も吠えもなくなるでしょう。他にも吠える犬がいたら、同じように吠えてはいけないことを伝えて、辞めさせて下さい。
まとめ
犬の吠えは周りの迷惑になってしまうので、辞めさせなければいけません。「犬の吠えで眠れない」「ご近所から苦情が来てしまった」など、犬の吠えでお困りという飼い主の方がいらっしゃったら、是非この方法を試してみて下さい。