犬との生活は、驚きや発見も沢山あります。
何気ないしぐさに癒されたり、無防備な寝姿に思わず笑ってしまったり、次はどんなことをするのか楽しみですよね。
その中でも、飼い主さんを驚かせる行動と言えば「食糞」ではないでしょうか?
人間では決してあり得ない行動で、唖然としてしまう方もいらっしゃるでしょう。飼い主さんとしては、絶対に辞めてほしい行動の1つです。そこで、食糞を辞めさせる方法をご紹介します。
食糞の主な原因
犬が食糞をすることには、いくつかの原因があります。
1.好奇心による(特に子犬) 2.食べたくて食べる 3.証拠隠滅(排便を悪いことと思っている)
などが挙げられます。
詳しく見ていきましょう。
1.好奇心による(特に子犬)
犬も幼少期は、好奇心が旺盛です。初めて見る物、珍しいもの、強い臭いのあるものなど、すぐに口にしてしまいます。
子犬のころの食糞は、成長と共になくなるので少し様子をみましょう。
強く叱ってしまうと、逆効果になってしまうので、注意してください。
2.食べたくて食べる
母犬が子犬の糞を食べていたら、母犬としての本能なのでさほど問題はありません。
排泄物の臭いで敵が近づいてこないようにしたり、巣の衛生面を考えての行動です。
しかし、飼い主さんとしてはやめてもらいたい場合には、対策が必要です。
3.証拠隠滅
犬がトイレに失敗した時に、強く叱っていませんか?
失敗するたびに強く叱ってしまうと、犬は排せつをすること自体を悪いことだと勘違いしてしまいます。
そのため、排せつ物を飼い主さんに見つからないようにするために、食糞するという行動をとる場合があります。証拠隠滅作戦です。
4.その他
今まで食糞した事がなかったのに、老犬になって食糞行動が見られるようになった場合、認知症の可能性があります。
他にも、ストレス解消や飼い主さんの気を引くためなどの理由も考えられます。
食糞を辞めさせるには?
飼い主さんが食糞を辞めさせたい場合には、その場でダメだという事を教える必要があります。
そこで、難しいのがタイミングです。食糞をしたら、すぐに教える必要があります。
現行犯であることが必須条件となります。しかし、排せつをした直後に叱ってしまうと、排せつが悪いことだと勘違いしてしまいます。
もし、食糞直後に教えることが難しいようであれば、ご飯に混ぜるとウンチが不味くなるモノが市販されているので、それを利用するのも良いでしょう。
排せつに失敗した時に、強く叱りすぎた事が原因で食糞をしているのでは?と思われる場合には、排せつに成功した時にすぐ褒めてあげましょう。これを繰り返すことで、食糞を辞めさせることが出来ます。根気よく行うことが大切です。
高齢犬で認知症が疑われる場合には、排せつ直後に糞を処理することで食糞を避けましょう。
犬自身に食糞を辞めさせることは、少し難しいかもしれません。食べ物との区別が出来ていない可能性もあり、誤飲の恐れもあるので、気を付けてあげて下さい。
まとめ
犬の食糞は、不衛生で体にも悪そうなので、辞めさせたいという飼い主の方が多いです。食糞の原因によって辞めさせる方法も異なるので、まずは原因を探してみて下さい。食糞歴が長ければ長いほど、辞めさせるまでに時間がかかる可能性がありますが、根気よく続けてみて下さい。
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