犬が赤ちゃんのおもちゃに興味を示すことがあります。
犬に取られてしまったら、どうすれば良いでしょうか?
犬と赤ちゃんが同じおもちゃで遊んでも問題は無いのでしょうか?
赤ちゃんと犬が一緒に生活をする場合の注意点と解決方法を、プロのドッグトレーナーが解説します。
記事監修:犬のしつけハグ 川島 恵
Youtubeに頂いたコメントの内容
月齢:5歳10か月
性別: オス
半年前に赤ちゃんが産まれまして
ご質問1.
ぬいぐるみのようなおもちゃを(自分のおもちゃと勘違いして)奪います。
その都度、ダメと言いながら回収して棚にしまったり、一度言って治まれば赤ちゃんに返したりと対応している状況です。
出来れば出しっぱなしにして赤ちゃんが選んで遊べるようにしたいのですが、方法はあるのでしょうか?
ベビーサークルは設置していませんが、設置して犬が入ってこないようにしたら良いのでしょうか?
ご質問2.
木のおもちゃ棚をかじります。
三年ほど前、新品の木製の家具(ダイニングテーブルの脚)はかじられた過去があり、幼い故の行動と思いビターアップルで対応し気付いた頃には治まっていたのですが、最近設置したおもちゃ棚は即座に噛みました。
おもちゃ棚がささくれ立つと危ないので対策をしたいのですが、この年齢でもビターアップルは効きますか?(廃棄してしまったので再購入するか検討中)
犬は自分のおもちゃを認識できる?

おもちゃがあった場合に、犬は自分用なのか?人間のあかちゃん用のおもちゃなのか?区別をすることが出来るのでしょうか?
認識出来ないわけではありませんが、区別をさせることはかなり難しいと言えます。
犬にとって興味を引くものがあったら、かじりたくなるのは当然のことです。
では、赤ちゃんのおもちゃで遊ばせないようにするためにはどうすれば良いのでしょうか?
犬が赤ちゃんのおもちゃで遊ぼうとした時に、注意をしてあげなければなりません。
犬に赤ちゃんのおもちゃで遊ばせても良い?
では、犬と赤ちゃんが同じもので遊ぶのは良いのでしょうか?
赤ちゃんは何でも口に入れようとします。
赤ちゃんが口にするものに犬が口を着けてしまうことは、よくありません。
犬が口を着けてしまったら、清潔とは言えないからです。
なるべく、犬が触れることがない場所に置くことをお勧めします。
おもちゃに限らず、赤ちゃんが接する場所には可能であれば犬は踏み入れないようにした方が良いでしょう。
同じ場所で生活をしてしまうと、犬が赤ちゃんのことを舐めることもあるかもしれません。
清潔に保つためには、生活する場所自体を分けると良いです。
犬に叱って教える時の注意点

生活空間を分けることなく、犬に赤ちゃんのおもちゃで遊ばせないようにすることは、かなり難しいでしょう。
犬が赤ちゃんのおもちゃで遊んだら、その都度叱らなければなりません。
その都度叱っても、犬に「叱り」だと伝わらない可能性もあります。
人が構ってくれていると勘違いしてしまったら、赤ちゃんのおもちゃで遊ぶ頻度が高くなる危険性もあります。
飼い主さんの気を引くために、やたら赤ちゃんのおもちゃに噛みつくようになるかもしれません。
その為、犬を叱って教えることは、あまりおすすめ出来ません。
犬に赤ちゃんのおもちゃで遊ばせない方法

赤ちゃんが遊ぶ空間と犬が遊ぶ空間を分けることをお勧めします。
赤ちゃんが遊ぶ場所であるベビーサークルの中に、犬が自分で入ることはないでしょう。
赤ちゃんの安全が確保されているベビーサークルの中で、おもちゃで遊ばせることが良いと思います。
ご相談者さんの愛犬はもうすぐ6歳になるので、好奇心から赤ちゃんのおもちゃを噛んでくるというわけではないと思います。
飼い主さんの気を引きたいなどの戦略があっての行動だと予測出来ます。
犬が赤ちゃんのおもちゃで遊んだら、その都度注意するという方法もありますが、おもちゃで遊ぶ場所を分ける方が確実です。
おもちゃに全く興味を示さない犬もいます。
興味がない犬の場合には、遊ぶ空間を分ける必要はありません。
また、犬にはブームのような物があります。
あるおもちゃへの興味が強く出てしまう時期がある場合があるのです。
しかし、ブームが去ると全く興味を示さなくなります。
ブームである場合には時間が解決してくれますが、トレーニングという観点では人が注意をして辞めさせる必要があります。
犬に赤ちゃんのおもちゃで遊ばせない方法は
遊ぶ空間を分ける
人が叱る
以上の2つです。
犬のいたずら行為について

家具に噛みつくなどの犬のイタズラ行為が出ている場合の対処方法をご紹介します。
ご相談者さんは、以前「ビターアップル」を使用して辞めさせたということでした。
ビターアップルとは、苦みスプレーのことです。
犬に噛まれたくない物にビターアップルをスプレーすることで、学習能力が高い犬は噛まなくなります。
ご使用経験のある方はご存知かもしれませんが、効果が長時間続くわけではありません。
また、一度舐めれば取れてしまうのでまたスプレーする必要があります。
依存度が高い場合には、噛むことを辞めさせることは難しいでしょう。
苦みが苦手な犬には効果が高いのですが、全ての犬に効果が高いわけではありませんのでご注意下さい。
噛み癖をやめさせる方法

犬が噛むと言う行為を辞めさせるためには、人がその都度辞めさせる必要があります。
もしくは、噛むことができないような状況にするという2つの方法があります。
犬には噛みたいという欲求があります。
犬の噛みたいという欲求を満たしてあげて下さい。
何も噛んではいけません!という状況にするのではなく、犬が噛んでも良いものを用意してあげましょう。
犬が噛んでも良いおもちゃなどを与えてあげて、それ以外のものは噛んではいけないというルールを設けてあげることをおすすめします。
犬が噛んだらその都度注意をする場合、人はずっと犬を見ていなければなりません。
しかし、24時間犬を見はていることは不可能です。
犬のしつけハグではクレートでの管理を推奨しています。
クレートとは、キャリーケースのようなプラスチックの入れ物です。
ケージの中で管理することも良いでしょう。
ケージの中を寝床とトイレの半々に分けて使用されている方も多いのではないでしょうか?
限られた空間で管理をすることで、人が目を離してもいたずら行為をすることがなく、安全です。
クレート・ケージでの管理

ケージやクレートの中で、犬が大人しく過ごすことが出来れば、赤ちゃんのいる生活でもお互いに快適に過ごすことが出来ます。
犬を迎え入れたら、クレートやケージでの管理をするためのトレーニングを行っておくことをおすすめします。
クレート・ケージの中では大人しく過ごし、外に出たら飼い主さんと遊ぶという生活をすることで、犬の行動にメリハリを付けることが出来ます。
更に、犬の自立心を促すことも出来ます。
犬の居場所を作る事で、人は自分の時間を作る事が出来て赤ちゃんと向き合う時間を作る事も出来るため、一石三鳥です。
犬をフリーで生活させてしまうと、犬の要求がどんどん強くなってしまう可能性が高いと言えます。
しかしクレート・ケージの中で管理をして、飼い主さんが犬と向き合える時間にだけ外に出してあげることで、犬が要求する必要がなくなります。
クレート・ケージの中では大人しくする、外に出たら飼い主さんに構ってもらえるというように、分かりやすいからです。
きっちりと時間を決める必要はないので、一日の流れの中で可能な時間に行うようにして下さい。
まとめ
- 遊ぶ空間を分ける
- 人が叱る
以上の2つです。
犬に自分のおもちゃと赤ちゃんのおもちゃの区別をさせることは難しいでしょう。
犬に家具などを噛ませない方法も叱って教えることも出来るのですが、人がずっと見ていなければならないので、あまり現実的ではありません。
犬に噛んでも良いものを与えて、他の物は噛ませないようにすることも方法の1つです。
犬のしつけハグでは、クレートで管理をすることをお勧めしています。
ケージ・クレートで管理することによって、犬にメリハリのある生活をさせることができます。
また、犬が赤ちゃんのおもちゃで遊ぶことを防ぐことも出来るので2つの問題を両方解決することが出来ます。
犬のしつけ ハグ






