犬の噛み癖にお困りの飼い主さんもいらっしゃるでしょう。飼い主さんが教えてもどうしても噛み癖が治らず、ついつい大きな声で叱ってしまったり、時には叩いてしまうという方もいらっしゃるかもしれません。犬に噛まれて生傷が絶えないという話を聞くこともあります。犬の噛み癖を治すためには、まずは噛んでしまう原因を探る必要があります。どうして、噛み癖がついてしまったのか?観察することから始めましょう。
Kawashima
どうして噛んでしまうの?
犬が噛んでしまう大きな理由の1つとして「恐怖心」からくる場合があります。人を信用していないため、怖がってしまい吠えて威嚇します。吠えても自分に近づいてくる人に対して噛んでしまい、時には相手に傷を負わせてしまうほどの力で噛んでしまうのです。興奮状態になってしまうと、とにかく吠え続けてしまうこともあります。あまり吠え続けることは、ご近所の家にも迷惑になってしまうため、トラブルの原因にもなってしまいます。飼い主さんも、なんとか静かにさせるために大きな声で叱ったり、時には叩いてしまうという方もいるかもしれません。叱ると落ちつくという方は、日常的に叱って静かにさせているかもしれません。
それでは、根本的な解決にはなりません。
噛み癖を治す方法
犬が落ち着いている状態の時に行うようにしましょう。
1.同じ空間に座る
優しく声をかけて、同じ場所に座るようにしましょう。その時に、無理に触れたりすることはせずに、ただ一緒に座るようにすることを、数日繰り返してください。
数日繰り返すと、人の近くでじっとすることが出来るようになります。犬によって、かかる時間は様々なので、根気よく行いましょう。
2.待ての指示
同じ空間に自然に居られるようになったら、「待て」の指示を教えます。「人の指示は絶対!」という意識を付けるために、徹底して教えます。背中から順番に触れて慣らしていきます。噛み癖のある犬は、すぐに口が出るので、待ての指示をかけなおして繰り返します。これも、繰り返し何度も何日も時間をかけてゆっくりと慣らしましょう。
とにかく、根気がいる作業ですが、焦らずにゆっくりと時間をかけて行いましょう
性格の荒い犬の場合には、特に根気よくコミュニケーションを取るようにして下さい。ゆっくりと恐怖心を取り除いてあげることが、噛み癖を治す近道になります。
まとめ
噛み癖を治すためには、恐怖心で犬を支配することは逆効果です。また、噛むのでコミュニケーションを取らないという選択をすると、犬との距離が広がってしまいます。根気よく愛情をもって接するようにしましょう。