愛犬がなかなかおしっこをしないと、我慢してしまっているのか?体調が悪いのか?など、心配になってしまいます。
今まではケージ内でおしっこが出来ていたのに、お散歩に行った時しかしなくなってしまったら、どうすればいいのでしょうか?
室内での排せつを我慢してしまう犬の対処方法をご紹介します。
【豆柴】7ヵ月 男の子 室内でトイレを我慢してしまう
トイレトレーニングの基本
犬種によって性格の違いなどあるとしても基本のトイレトレーニングは変わりません。
- 指定の場所で固定する
- 代謝を促してあげる
- 口にしているモノを把握する
- 排せつの頻度やタイミングを把握する
それでは、具体的にどのようにすればよろしいのでしょうか?
飼い主さんのお悩みから、具体的にみていきましょう。
豆柴は柴犬としてみて、考察いたします。
お困りごとの内容
いままで、ゲージ内でおしっこをできていたのですが、おしっこの回数が極端に減り、12時間以上しなかったりします。
散歩行けば、問題ないのかもしれませんが、雨の日や留守番時などゲージ内でできるようにしたいのですが、
何か方法はありませんでしょうか。
ゲージ内ではもうしたくなくなってしまっているのでしょうか?
トイレトレーニングについて
柴犬の性格とトイレの我慢
柴犬は、トイレの我慢がよく出来て、綺麗好きで潔癖な性格の事が多い傾向にあります。
自分の身の回りを汚したくないと思う事が多いです。
柴犬は、12時間以上もトイレの我慢が出来てしまう事が、珍しい事ではありません。
月齢的にも7ヵ月なので、ある程度膀胱が発達していて、かなり我慢が出来るようになってきていると思います。
しかし、無理に我慢をしているのであれば、膀胱炎などのリスクもあるので、まずはきちんとトイレが出来る場所を愛犬に教えてあげる必要があります。
ケージの中で排せつをさせる方法
現状は、お散歩中に排せつしているようなので、ケージの中で排せつする習慣をどうつければいいのか、という所をご説明させて頂きます。
■散歩中の排せつを防ぐ
①お散歩の前に排せつを済ませる
最初は、ケージの中でおしっこ・うんちをする習慣がついていたようなので、恐らくケージがトイレの場所であるという認識はついていると思います。
ただ、1日1回もしくは2回お散歩に連れて行ってくれるので、そのタイミングですればいいかなと犬は、は考えていると思います。
散歩に行く前に、室内でトイレを済ませてからお散歩に行くようなサイクルにして頂く必要があります。
例えば、毎朝お散歩に連れて行った時におしっこ・うんちをするのであれば、まずはおしっこ・うんちを済ませてからお散歩に連れて行くようにしましょう。
まずは、トイレトレーニングを優先させてみて下さい。
形が出来上がれば、すぐにおしっこ・うんちをしてくれるようになるので、お散歩に行く時間にも余裕が出来てくると思います。
少し酷な方法かもしれませんが、例えばお散歩に出て10分後におしっこ・うんちををするのであれば、5分行って帰ってくるような方法もあります。
お散歩などの運動をすると、代謝が上がってしまい、おしっこ・うんちが出やすくなります。
どうしてもお散歩中に排せつをしてしまうのであれば、しばらくの間はお散歩に行くのを止めて、外に出る場合は抱っこして日光浴をさせるだけにして下さい。
室内で運動をさせてサークルの中に入れてあげると、しやすい状態になると思うので、したらまた出して運動しての繰り返しをして頂きたいと思います。
②ニオイ嗅ぎをさせない
成功をすれば、外で排せつをしない確率は上がっていきます。
もし、外でしてしまったら、傾向を観察してみて下さい。
例えば、必ずこの家の前でする、この木の前でするなど、決まった場所はありませんか?
決まった場所がある場合には、そこを避けて頂く、またその場所を通る時にはこちらに集中を向けて頂く、あまりニオイを嗅がせないという方法で防ぐ事ができます。
ニオイを嗅がせてしまうと、誘発してしまうので、ニオイを嗅がせないようにすることが大切です。
お散歩は、排せつの為ではなく、リフレッシュ、気分転換の為だけのお散歩にしましょう。
代謝を上げて排せつを促す
代謝が上がらないと、12時間程度のトイレの我慢が出来てしまいます。
また、24時間に1度しか出ませんという状況になってしまうと困るので、家の中で運動をして頂いたり、お腹をさすって頂く、など出やすいようにして下さい。
最終手段として、膀胱を圧迫しておしっこを出させるという方法もあります。
しかし、そうならないように自然と排せつが出来るように、促してあげましょう。
7ヵ月でのトイレトレーニングは、決して遅くはありません。
外で排せつをしているのでしたら、排せつをしている場所を絶って頂いて、ケージの中でするように教えて頂ければ、大丈夫です。
犬の膀胱炎について
主な膀胱炎の種類
犬も膀胱炎になります。
犬の膀胱炎の種類は、以下の3種類あります。
・細菌性膀胱炎
細菌が尿道を伝って膀胱に入り込むことで起こります。
・膀胱結石
肝臓や膀胱などの尿の通り道に、カルシウムなどが石のように固まってしまった物を結石といいます。
この結石が膀胱の粘膜を傷つけることで炎症がおきてしまう病気です。
・突発性膀胱炎
はっきりした原因はわかっていませんが、精神的なストレスが原因ではないかと言われています。
飼い主さんが旅行や出張などのため、ホテルに預けられた時など、ストレスを感じた時にかかる事が多い病気です。
膀胱炎の予防
排尿することで、尿道や膀胱に付着した細菌を洗い流す事ができます。
そのため、長時間排尿を我慢しない事が予防になります。
人間用のミネラルウォーターを与えると、結石の原因になるので与えないで下さい。
まとめ
トイレのしつけ
①指定の場所で固定する
②代謝を促してあげる
③口にしているモノを把握する
④排せつの頻度やタイミングを把握する
【保存版】犬のトイレトレーニングの正しい方法【犬のしつけ徹底解説!】